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グループワークで課題を模索人材マネジメントを学び多様な働き方の実現を考える
キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科 坂爪洋美教授ゼミ

イメージ前列左から、南遼太さん、坂爪洋美教授、吉田涼介さん(ゼミ長)、後列左から小宮真愛さん、岩下みのりさん、倉石舞花さん ※全員キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年

イメージ日常のゼミ授業風景。4~5人のグループに分かれ、課題の解決に向けて話し合う

イメージ勉強も遊びも全力投球が信条の坂爪ゼミ。2018年の夏合宿では4時間たっぷりスポーツも楽しんだ

イメージ立正大学、流通経済大学、首都大学東京の学生たちとの合同ゼミ。初対面のメンバーと協議しながらのディベートで、自主性や協調性を培う

「多様な人材がそれぞれ力を発揮できる職場にするにはどうしたらよいかを考えながら、人材マネジメントについて学んでいます」と紹介してくれたのは、ゼミ長の吉田さん。「坂爪教授からテーマが提示されるので、グループに分かれて課題解決策を探ります。現在は大学生を対象とした『起業』に関するワークショップ(体験型講座)の実施内容を考えています」。

吉田さんと同じグループで、課題に取り組んでいる小宮さん。「起業に興味を持ちながら、自信を持てずにいる人を対象に、そのためらいや不安を和らげることが目的のワークショップを考えています。参加しやすいゲームを通じて、起業への意欲を喚起できないか、アイデアを出し合っています」と熱が入ります。

坂爪ゼミでのグループワークは、メンバーを固定せず、誰とでも課題解決に向けて協力し合うことで実践力を学んでいます。その効果を語るのは南さん。「ただ意見を出し合うだけではまとまらないので、進行や記録、時間管理など、さまざまな役回りを意識するようになります。いま自分はどの立場で、どのような役回りをすれば円滑にグループでの話し合いを進められるのか。それを自然と考えて身に付けられるのは、このゼミならではの魅力です」。

「メンバーの協調性が高く、学びでも遊びでも、一体感のある活動ができるゼミです」と、仲間への信頼をのぞかせたのは岩下さん。合宿係を担当し、「計画から当日の運営まで、全て学生主体で決めました。『移民の受け入れ』の是非を問うディベート※をして、短時間で情報を収集し、意見をまとめるトレーニングをしたほか、オフタイムは屋内と屋外の両方で、スポーツを楽しみました」と笑顔を見せます。

学生たちの学びの質を高めるため、「できるだけ外部評価の機会を設けています」と語る坂爪教授。その指導のもと、ゼミ生たちは学内募集の懸賞論文に挑戦するほか、企業に対してのプレゼンテーションにも取り組んでいます。他大学との合同ゼミでは、初対面の人とグループを構成し、ディベートに臨んでいます。

倉石さんは「社会に出たら、さまざまな人と関わっていくことになります。是と非に分かれ、逆の立場から意見を戦わせ合うディベートの経験を通じて、反対意見を正しく伝えることの大切さも学べたので、それを今後の対人関係にも生かしていきたいです」と将来に思いをはせます。

※ディベート:与えられたテーマに基づき、肯定側・否定側の2つに分かれて意見を戦わせ合う討論のこと。

(初出:広報誌『法政』2019年1・2月号)


キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科 坂爪洋美教授ゼミ

坂爪洋美教授
吉田涼介さん(ゼミ長)
南遼太さん
小宮真愛さん
岩下みのりさん
倉石舞花さん
※全員キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年


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