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体の全てを駆使し
関東リーグ1部昇格を目指す
工体連アメリカンフットボール部「Beavers」

イメージ それぞれのポジション・役割を表現して。左から、塚田さん、林さん、山神さん、蒔田さん

イメージ 今季リーグ戦前の練習試合にて。 普段の練習は週3回の合同練習のほか、各自がキャンパス内のジムで筋力トレーニングも

イメージ 毎年夏にはOB戦を実施。この日以外にも各OBが頻繁に訪れ、練習サポートや講習会も行っている

イメージ 在学生の縦のつながりも大切にするビーバーズは、食事会も頻繁に開催

小金井キャンパス緑町グラウンドを拠点に活動する工体連アメリカンフットボール(以下、アメフト)部・Beavers(ビーバーズ)。3キャンパスの学生が集まり、毎年秋学期のリーグ戦優勝に向けて日々練習しています。

「自分一人の少しの動きさえもチーム全体を左右するため、動きながらも考え続けなければならないのです」とアメフトの魅力を語るのは林さん。途中入部ながら高校時代にアメフト強豪校で活躍していた経験を持ち、兄貴分として慕われています。「ランニングバックと呼ばれる、ボールを持って走るポジションに就いていますが、ボールを手渡された瞬間に守備側の配置構成やタックルしてくる選手の数、体格、姿勢などを見極め、走り方を変える。走るだけでも考えることが要されます」

所属部員数は約20人。「今でこそリーグ優勝は現実味を帯びてきましたが、体制が確立できてきたのはこの夏あたり。2年前は4人しかいなかったんですよ」と、陰の立役者として副部長と会計を兼務する蒔田さんは振り返ります。部員の勧誘とつなぎ止めの効果的な方法を、活動が盛んな異分野の部まで調査し分析。「アメフト未経験の1年生も最近、積極的に意見してくれるようになりました。監督もコーチもおらず、幹部の3年生より下級生の方が圧倒的に多いことからの運営の難しさはありますが、皆が前向きに取り組めていることが何よりうれしいですね」

チームを支えているのは選手だけではありません。ビーバーズにはマネジャーも4人所属。練習も試合も欠かさず見守り、幹部部員からも頼りにされているのがマネジャー長の塚田さんです。「練習の際のボール準備やメニュー計測、試合時のボール管理の他、上級生への礼儀に関しては下級生に随時指摘をするようにしています。チームを想う気持ちは皆同じ。できる範囲で少しでも選手を支えられたら」と微笑みます。

「今季こそはリーグ優勝し1部昇格を果たすことを目標に、エースを生かした戦術の体制強化と基礎練習を重ねてきました」と部長でありキャプテンの山神さん。「残念ながら部員の怪我で叶いませんでしたが、課題を再確認することができました。部員全員の底上げとチームワークをこれまで以上に強化し、次につなげたいと思います。応援よろしくお願いします」


工体連アメリカンフットボール部「Beavers」

山神達也さん(部長・理工学部創生科学科3年)
蒔田勇斗さん(副部長兼会計・理工学部電気電子工学科3年)
林健太郎さん(理工学部電気電子工学科3年)
塚田帆邑理さん(マネジャー長・生命科学部応用植物科学科2年)