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年2回の演奏会を通じてクラシックギターや楽器演奏の楽しさに感動
音楽サークル「法政大学ギタークラブ」

イメージ左から、上西彩加さん(人間環境学部人間環境学科4年/前ステージマネジャー)、乙坂太一さん(経営学部経営学科2年)、秋場莉奈さん(法学部政治学科3年/現ステージマネジャー)

イメージ四谷区民ホールで開催した12月の定例演奏会。3部構成のプログラムを締めくくるアンコール定番曲は、チック・コリア作曲のジャズ楽曲「Spain」

イメージ夏と秋の年2回、宿を貸し切って演奏会に向けての強化合宿を行う

イメージ週に2回、授業後に活動。ギター初心者にも分かりやすく丁寧に指導している

「クラシックギターによる合奏を中心に、定期演奏会を通じて音楽活動を楽しんでいます」と、70年の歴史を持つギタークラブの活動を紹介してくれたのは秋場さん。

クラシックギターは、ピックを使わず、弦をつま弾いて演奏するオーソドックスなスタイルのギター。アコースティックギターやエレキギターとは異なり、ナイロン弦が使われていることで細かなビブラートの利いた、温かみのある豊かな音色を奏でられることが魅力です。

「入部を機に、クラシックギターのアンサンブル(合奏)という新たな魅力を実感しました」と語るのは、姉の影響で5歳からクラシックギターを始め、個人レッスンで腕を磨いてきたという乙坂さん。「今まではソロ演奏が多く、自分の演奏技術を高めることだけを考えてきました。合奏が中心のギタークラブでは、仲間たちと意見を出し合って音を作り上げていく時間が新鮮で、楽しみも広がりました。これからは、みんなで力を合わせて、聴いてくれる人の心に響くような演奏がしたい」と、意欲を燃やします。

練習の成果を披露する演奏会の予定は年2回。6月は2、3年生が中心となり、関東学生ギター連盟にともに所属する青山学院大学と合同で定期演奏会を実施。さらに12月には、部員全員が参加するクラブ主催の定期演奏会を開催。演目のバリエーションを広げるために、クラシックギターだけでなく、キーボードやドラムなどを加えた、ボーカルのないバンド演奏にもチャレンジしています。

部員たちの晴れ舞台である演奏会の開催を、すべて取り仕切るのがステージマネジャーです。「会場や音響スタッフの手配、演奏の曲順を決め、案内チラシやポスターを作製するなど、すべての準備作業を2人のステージマネジャーが手分けして段取りします」と、奔走した日々を振り返ったのは、昨年度にステージマネジャーを務めた上西さん。「仕事量が多くて大変ですが、やりがいはあります。演奏会を無事に終えることができたときはとてもうれしくて、達成感でいっぱいでした」と、重責ある任務を終えることで得た自信をにじませます。

今年度のステージマネジャーのバトンを受け取った秋場さんは、「サークル内の雰囲気が温かく、楽しくて居心地がいいと感じられることがギタークラブの大きな魅力です。先輩たちが培ってきてくれたその気風を受け継ぎながら、音楽サークルとして、演奏技術を高めていけるように頑張りたい」と笑顔を見せます。

(初出:広報誌『法政』2018年度4月号)


音楽サークル「法政大学ギタークラブ」

上西彩加さん(人間環境学部人間環境学科4年/前ステージマネジャー)
秋場莉奈さん(法学部政治学科3年/現ステージマネジャー)
乙坂太一さん(経営学部経営学科2年)