K-POPのカバーダンス 息を合わせて完全再現を目指す
K-POPダンスサークル「chumuly」
上段左から、趙夏瑩さん(経営学部経営戦略学科3年/代表)、南本紫穂さん(人間環境学部人間環境学科3年)、下段、川澄莉々さん(人間環境学部人間環境学科3年)
2019年11月に開催した大学祭での一枚。幹部学年の引退公演になるため、先輩の有終の美を飾ろうと部員全員が団結して公演を盛り上げる
合宿は夏と春の年2回。夏は交流メインで親睦を深め、春は新入生歓迎公演に向けてのパフォーマンス強化と、目的を分けている(写真は2019年)
2021年4月に開催した新入生歓迎公演にて。初めて学外のホールを自分たちで手配して、念入りな感染症対策を実施した上で開催 *写真撮影のため、一時的にマスクを外しています。
韓国のポップミュージック(KーPOP)アーティストのカバーダンスを中心に活動しているchumuly(以下、チュムリー)。80人を超える部員が在籍し、曲ごとにグループを組み替えながら、それぞれが担当するメンバーになりきって再現性を高めています。
日頃の練習の成果は、年に3回開催する公演で披露。春は新入生歓迎公演、夏は保護者や友人にも見てもらうお披露目公演、秋は大学祭と、それぞれに趣向を凝らしています。 「新歓公演を見にいった時に、先輩たちの息の合ったパフォーマンスや衣装のクオリティーに感動しました。すっかり魅了されて、絶対に仲間に入りたいと思いました」と思い出を振り返った川澄さん。「2020年度は大学施設の利用が制限されていたので、自宅でそれぞれ個人練習に励み、状況を見ながらスタジオを借りて練習するなどして、感染予防に気を付けながら活動していました」と制限の中でパフォーマンススキルを向上する工夫を語ります。
公演と並んで力を入れているのが、学外の主催者が年に2回開催する「大学サークル対抗KーPOPカバーダンスコンテスト」への出場です。初回から連続出場しているチュムリーは優勝経験も豊富で、前回(2019年12月開催)の第10回では12大学中の2位を獲得しています。「ダンスパフォーマンスだけでなく、衣装から表情・しぐさに至るまで、どれだけ再現できるかを審査されるので、完全コピーを目指して練習しています」と語るのは南本さん。「2020年は、コロナ禍でイベント自体が中止になってしまったので、次回12月に開催することができたら、ぜひ参加して、最後のサークル活動を完全燃焼させたい」と秘めた闘志をにじませます。
「今はイベントの開催自体が難しく、準備にもさまざまな苦労がありますが、みんなが積極的に協力して助けてくれるので、メンバーに恵まれたサークルだと自負しています」とチュムリーの団結力を語るのは、代表の趙さん。「準備や練習でどれだけ大変な思いをしていても、ステージで披露したパフォーマンスに歓声があがると、激しいダンスを踊っても疲れを感じなくなるほど、力が全身にみなぎってきます。そんなイベントを安心して開催できる日常が、早く戻ってきてほしいです。今は、サークル全員が感染予防の意識を高く持ち、元気に笑顔で活動を続けていくことが最大の目標です」と力強く語り、コロナの沈静化に願いを託します。
※今回はオンラインで取材しています
(初出:広報誌『法政』2021年6・7月号)
- K-POPダンスサークル「chumuly」
趙夏瑩さん(経営学部経営戦略学科3年/代表)
南本紫穂さん(人間環境学部人間環境学科3年)
川澄莉々さん(人間環境学部人間環境学科3年)
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