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実践的なワークショップで
世界に通用するリーダーシップを習得する
経済学部経済学科 ロバート・ストラウド准教授ゼミ

イメージ前列左から、細川璃佐さん(現代ビジネス学科)、ロバート・ストラウド准教授、三澤桃佳さん(経済学科)、後列左から、井岡麻喜寿さん(経済学科/ゼミ長)、 角田良介さん(現代ビジネス学科)、岡田海聖さん(経済学科) ※全員、経済学部2年

イメージ7月上旬に開催した「リーダーシップキャンプ」。他ゼミの協力を仰ぎ、協調性を養うグループワークに取り組んだ

イメージ先生役のメンバーが、選んだテーマに関して生徒役に問題提起をすることで意見を交換する「ミニクラス」

イメージ春学期の最終日には、ストラウド准教授を囲んで親睦会を開催。いつにも増して和気あいあいとした雰囲気の中で食事を楽しんだ

「ビジネスに不可欠なリーダーシップのスキルを磨くために、実践的なワークショップに取り組んでいます」と紹介してくれたのは、ゼミのムードメーカーの岡田さん。
「英語でも人前で自信を持って発言できることが狙いなので、研究テーマに制約はありません。学びたいことを主体的に選択できる自由度の高さが、本ゼミの魅力です」。

今年度からのゼミ開講にあたって「学生一人ひとりが、大学で自ら学ぶ力を高め、社会に出てからも通用する能力を身に付けてほしい」と語るストラウド准教授。11人の1期生は皆、そうした准教授の姿勢や人柄にひかれ、ゼミの参加を希望したと言います。「ゼミに入る前は、大学で何かをやり遂げたいと思いながら、何をしたらいいか分からずにいました」と振り返る三澤さん。「今は、周りが意欲的なので刺激を受けています。先生が話す英語に触れることで語学力も磨けますし、自分の潜在的な力を引き出せそうな予感がします」と期待を寄せます。

多種多様なゼミ活動の中で、7月上旬に開催した「リーダーシップキャンプ」が印象に残っていると語るのはゼミ長の井岡さん。「大学内の宿泊施設を利用して、4〜5人のグループに分かれて課題に取り組みました。例えば、クライシスという名の課題では、船で遭難した時に生き残るために必要な道具を五つ選定し、その理由を考えて発表し合いました。そうした課題の考案も含め、すべての準備を学生だけで行ったので、自然と協調性が磨かれました」。

グループ内の一人が先生役となり、授業形式でプレゼンテーションを行う「ミニクラス」も主要な活動の一つ。ボランティア団体で活動している角田さんは「自分が携わっているラオス人民民主共和国への教育支援活動や、ボランティアに関する現状について解説する授業をしました。日本では、まだボランティアへの関心があまり高くなく、誤解されている部分も多い。その状況を変えるためにも、伝える力をもっと磨いていきたい」と意欲を燃やします。
「来年になれば後輩も入ってきますが、先輩後輩の壁はつくらないようにしたい」と、今後の心構えを語ってくれたのは細川さん。「お互いをファーストネームで呼び合い、気兼ねなく発言できるアットホームな雰囲気が、このゼミの持ち味です。先輩だからと遠慮されてしまったら、いいディスカッションができなくなります。できるだけ隔たりのない信頼関係を築いていきたい」と、ゼミの未来を見据えます。

(初出:広報誌『法政』2017年度10月号)


経済学部経済学科 ロバート・ストラウド准教授ゼミ

ロバート・ストラウド准教授
井岡麻喜寿さん(経済学科/ゼミ長)
三澤桃佳さん(経済学科)
角田良介さん(現代ビジネス学科)
岡田海聖さん(経済学科)
細川璃佐さん(現代ビジネス学科)
※全員、経済学部2年