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部員同士の協力で棋力を磨き春季団体戦では全勝優勝
さらなる高みを目指す
将棋サークル「市ケ谷将棋部」

イメージ左から、野澤佑介さん(法学部法律学科2年)、熊谷奏さん(文学部日本文学科3年)、石本大吉さん(デザイン工学部建築学科3年・部長)

イメージ今年3月に大阪で開催された全国大会「学生将棋選手権(団体戦)」。法政大学からは3チームが出場し、そのうちの1チームが5位に入賞した

将棋部は市ケ谷だけでなく各キャンパスにあり、それぞれ独自に活動しています。週1回の活動日が土曜日なので、小金井キャンパスのメンバーも合流して一緒に練習することもあります」と紹介してくれたのは、小学5年生から将棋に夢中だという部長の石本さん。
「活動日以外でも、日本将棋連盟が運営する将棋アプリでオンライン対局に挑戦して、実力を磨いています。そのアプリは、定石の戦法を学べるだけでなく、現在の棋力を点数換算(レーティング)してくれるので、実力を測る目安にもなります」と、日々向上心を持ちながら活動に励んでいます。

20人いる部員のうち、女性部員は2人。その一人である熊谷さんは、「男女関係なく対等に楽しめることが魅力」と高校時代から将棋に打ち込んでいます。「将棋をやる女子は少ないといわれますが、大会に出場しやすく、全国で優勝するような強い人とも対局できるなど、いい経験を積むチャンスは多いです。昨年は、女子だけで対戦する女流戦の関東大会で準優勝できました。もっと上を目指したい」と意欲に燃えています。

本格的に将棋に取り組み始めたのは大学からだという野澤さんは、「平日も自然と部室に集まるほど、居心地がいいです。学年を超えて仲が良く、駒の動かし方ぐらいしか知らなかった初心者でも、先輩が気軽に声を掛けてくれるので、対局しながら教えてもらいました。大学将棋は新人戦や古豪新鋭戦(レギュラー以外のメンバーで対戦する大会)などもあり、実戦対局ができる機会は豊富です」と笑顔を見せます。

イメージ毎週土曜日に部内リーグ戦を行うなど、部員同士の対局が主な活動である

イメージ合宿は例年9月に開催。山梨県で2泊3日の合宿を行った

OB・OGとのつながりも深く、部員のつながりから奨励会員やプロ棋士が指導してくれることもしばしば。中でも、将棋ブームの火付け役となった最年少プロ棋士の藤井聡太四段とも対戦した将棋部OBの金井恒太六段から、月に1度の頻度で指導対局を受けています。

こうした環境で練習を積んだ結果、今年5月の関東大学将棋連盟春季団体戦ではB級1組に出場。7戦全勝で優勝を飾り、A級昇格を果たしました。部長になって初めての団体戦で快挙を果たした石本さんは「各人が得意な戦法にも相性があるので、対局の順序を決める時には緊張しました。出場していない部員たちが、他大学の対局を見て対戦相手のクセや情報を集めてくれたので、部員全員で戦った結果の勝利です」と胸を張ります。A級で戦う11月の秋季団体戦でも上位進出を目指して、熱心に練習を続けています。


将棋サークル「市ケ谷将棋部」

石本大吉さん(デザイン工学部建築学科3年・部長)
野澤佑介さん(法学部法律学科2年)
熊谷奏さん(文学部日本文学科3年)


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