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若い感性のアンテナを働かせマーケティング大会で入賞
さらなる成長への起爆剤に
経営学部市場経営学科 竹内淑恵教授ゼミ

イメージ前列左から、城田真美さん(経営学科)、竹内淑恵教授、瀧沢理紗さん(経営学科)、後列左から、佐野浩基さん(市場経営学科)、鈴木敦さん(経営学科/ ゼミ長) ※全員、経営学部3年

イメージゼミの始動は2月。各人が興味を持つことを自由に話し合うブレーンストーミングを経て、チームで取り組む研究テーマを絞り込んでいく

イメージ夏合宿で、取り組むテーマと仮説、作成したアンケート調査票など、チーム研究の成果を中間報告

イメージ夏合宿から大会に向けての研究活動が本格化し、ゼミ全体の結束が強まる

「課題解決型ではなく、課題設定型のゼミにしたい」と語る竹内淑恵教授の狙いは、学生たちが持つ「アンテナ」を活性化すること。そのため、竹内ゼミでは学生たちが主体となって市場の課題を模索し、解決のための探究を続けています。

「夏合宿では、チーム研究の中間報告に加えて、『論文の書き方』をテーマとした論文執筆に取り組みました」と紹介してくれたのは佐野さん。「構成要素や文体など、論文の作法を体系立ててまとめることで、人に読まれる文章はどのように書けばいいのか、客観的に理解できるようになりました。今後の就職活動などにも役立ちそうです」と自信をにじませます。

ゼミの主たる活動目標として位置付けているのは、毎年11月後半に最終発表が行われる「関東学生マーケティング大会」(以降、大会)です。前回の大会には10大学38チームが参加し、トーナメント方式で対戦しました。竹内ゼミは4チームに分かれ、その内の2チームが善戦し、入賞を果たしました。

「新たな流行を作り上げるキーパーソンの定義と、シェア行動による口コミ効果の解明に取り組みました」と語る瀧沢さんのチームは、論文賞と総合賞をダブル受賞。「初めてのチーム研究に戸惑ってばかりでしたが、とにかくやろうと頑張るうちに楽しくなってきました。苦手だったパソコン操作も、大会直前は時間を忘れて資料作成をするまでになりました」と笑顔を見せます。

竹内ゼミでは、先輩が後輩の成長を願ってサポートする気風が伝統的に培われています。4年生は、卒論で忙しい間も大会に向けて2、3年生をフォローするのが常です。

「卒業生も温かく、ゼミ2期生の赤坂優さん(2005年度卒)は、卒業後に起業し、竹内先生の授業にゲストで登壇され、仕事へのこだわりや心構えを話してくださいました。その姿に刺激され、自分も力を身に付けたいと、ゼミに入ることを決意したのです」と、先輩への感謝を語る城田さん。赤坂氏は、2017年度に「赤坂優奨学金」を創設。今も後輩へエールを送り続けています。

「先輩たちの教えに、自分が感じた反省点を加えて、後輩たちに伝えていきたい」と語るのは、ゼミ長の鈴木さん。「ゼミ生同士の仲が良く、皆が本音で話し合える関係を築けています。メンターが後輩たちの得意分野を把握したら、その情報をゼミ全体で共有することで戦略的にフォローできる体制にしたい」と意欲に燃えています。

(初出:広報誌『法政』2017年度3月号)


経営学部市場経営学科 竹内淑恵教授ゼミ

竹内淑恵教授
鈴木敦さん(経営学科/ ゼミ長)
城田真美さん(経営学科)
瀧沢理紗さん(経営学科)
佐野浩基さん(市場経営学科)
※全員、経営学部3年