GISと派遣留学で培った積極的な学びの姿勢
情熱を大切にしながら働くために挑戦を続けたい
GIS(グローバル教養学部)4年 廣崎依久(ひろさきいく) さん
「派遣留学は貴重な体験でした」と語る廣崎さん。「個人主義が基本のアメリカ人とのコミュニケーションに苦労しましたが、逃げずに日々挑戦することで乗り越えました」
チューターを担当していた日本語クラスの生徒たちと
所属していたフラダンスクラブのみんなと発表会本番前に
カリフォルニア大学デイヴィス校にてルームメイトの二人と帰国前の記念に
小学生の頃から英語が好きで、英会話を続けてきた廣崎さんは、高校3年生のときに学校のフィールドスタディで南アフリカとボツワナを訪れました。その際、HIV /エイズの孤児院やスラム街を訪れ、アフリカの現状に心を痛めるとともに、社会学の視点から差別について関心を持ちました。帰国後、好きな英語で社会学を学びたいという思いからGIS( グローバル教養学部)への進学を決めました。
「入学当初は戸惑いました。海外での生活経験があるクラスメイトが多く、英語を話すことに気後れを感じました。でも、黙っていては点数はもらえません。恥ずかしい思いをしながら、片言の英語で議論に参加しているうちに、GISでの学びが楽しくなっていきました」
最も力を入れてきたのは「インターセクショナリティ」に関するゼミナールです。人種や宗教、階級、所得といった既存の区分が相互に作用しながら起きている社会現象を研究する社会学の新しい領域です。
「ゼミでは膨大な量の資料やテキストを読み、ディスカッションを行います。もちろんすべて英語です。英語をツールとして使いながら、自分の意見を会話や論文で表現する訓練を日々行っています。英語の力は高校時代とは比べものにならないほど高まったと思います」
今、自分にできることに挑戦したい
3年生の8月から4年生の6月までは、派遣留学生として米国のカリフォルニア大学デイヴィス校で学びました。授業の多くは講義と議論で構成されています。GIS以上に活発に議論するアメリカの学生たちとの学びによって「受け身ではなく、自分から学びにいく姿勢」が身についたといいます。10カ月間の留学生活で、自身の考え方にも変化が生じました。
「留学前は、自分が決めた考えや物事の進め方に固執する面が強かったと思います。でも、アメリカの大学にはさまざまな背景の学生たちが集まっています。自分の考えを主張するだけでは通じません。相手の意見を理解し、いくつもの方法を用いながら柔軟にコミュニケーションをする姿勢を得られました」
帰国後は、ゼミで卒業論文の準備を進めながら、10月にスタートした「英字新聞プロジェクト」にも参加しています。
「英文を書く力を高めたいと思い参加しました。議論の場も多く、自分の意見を表現しながら、他学部の学生の考えを聞けるのは貴重な体験です」
社会学への学問的興味は尽きることがありませんが、卒業後は、アメリカで経営学を学ぶことを希望し、現在はその準備を行っています。
「将来、自分が情熱を持って働ける仕事に就きたいと考えています。そのためには、経営学を専門的に学ぶ必要があると感じています。GISや派遣留学での学びを通じて挑戦することの大切さを知りました。今の自分がやりたいこと、挑戦したいことを大切にしていきたいです」
- GIS(グローバル教養学部)4年 廣崎依久(ひろさきいく)
GIS(グローバル教養学部)と派遣留学(カリフォルニア大学デイヴィス校)で活発に議論する姿勢を学んだ廣崎さん。「アメリカの大学にはさまざまな背景の学生たちが集まっています。自分の考えを主張するだけでは通じません。相手の意見を理解し、いくつもの方法を用いながら柔軟にコミュニケーションをする姿勢を得られました」
<学生インタビュー>新着記事
<学生インタビュー>
バックナンバー
全ての記事を見る▼
NEWS
- 2024.11.12 法学部の廣瀬・土山ゼミの学生が「公共政策フォーラム2024 in 会津若松」 において日本公共政策学会長賞(最優秀賞)を受賞しました
- 2024.11.8 理工学研究科の在学生が第8回抗酸菌研究会で第8回抗酸菌研究会奨励賞を受賞
- 2024.11.7 法政大学が「SDGs WEEKs 2024」「DIVERSITY WEEKs 2024」を11月18日(月)〜11月30日(土)に開催 無料生理用品配布の試行など20以上のプログラムを実施
- 2024.11.1 2025年4月入学希望者対象 チャレンジ法政奨学金について
- 2024.10.29 法政大学江戸東京研究センターの研究プロジェクトが2024年度 三菱財団 人文科学研究助成(大型連携研究助成)に採択されました
- 2024.10.25 プロ野球ドラフト会議で篠木健太郎選手が横浜DeNAベイスターズから2位指名、山城航太郎選手が北海道日本ハムファイターズから6位指名
- 2024.10.25 ソフトテニス部総長表敬訪問
- 2024.10.23 都市環境デザイン工学専攻の学生が学術講演会優秀講演者として表彰されました
- 2024.10.17 陸上競技部長距離駅伝チームが第36回出雲駅伝で第9位
- 2024.10.11 【DEIセンター × SASH企画】無料生理用品&自動開閉式サニタリーボックス設置を試行実施します
- 2024.10.4 法政大学植木教授の共同研究グループがボルボックス目藻類の多細胞化進化とレイノルズ数の連関を発見
- 2024.10.1 「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択されました(経営学部 木村 純子 教授)
- 2024.9.27 湯澤規子教授がNHKラジオ第二 カルチャーラジオに出演されます
- 2024.9.26 法政大学が工学院大学附属中学校・高等学校との高大連携事業に関する協定締結式を行いました
- 2024.9.25 2023年度の研究・教育活動に対する受賞・表彰者の紹介(一覧)
- 2024.9.23 2024年秋季入学式を挙行しました
- 2024.9.23 2024年9月卒業・学位記交付式を挙行しました
- 2024.9.19 2024年度多摩オープンキャンパスで40周年記念ロゴマークおよび缶バッジを作成しました
- 2024.9.14 2024年秋季入学式 総長式辞
- 2024.9.14 2024年9月卒業・学位記交付式 総長告辞
- 2024.8.22 本学出身の小松原美里選手がパリオリンピック会場で北京2022大会フィギュアスケート団体銀メダル授与式に参加しました
- 2024.8.20 パリ2024オリンピックフェンシング団体種目で金銀銅メダル獲得 (男子フルーレ金 敷根崇裕選手・男子エペ銀 見延和靖選手・女子サーブル銅 福島史帆実選手・髙嶋理紗選手・尾﨑世梨選手))
- 2024.8.8 高大連携事業『人馬のウェルビーイング for 協定校』を開催しました
- 2024.8.7 法政大学関係者のパリ2024オリンピック・パラリンピック競技結果
- 2024.7.26 パリ2024 オリンピック・パラリンピック競技大会出場者壮行会(動画)
- 2024.7.24 お笑いサークル現役生と一緒に、マヂカルラブリー・村上さんにお話を聞きました(動画)
- 2024.7.16 デザイン工学研究科システムデザイン専攻 博士課程2年の清宮普美代さんと姜理惠教授が International Council for Small Business 2024でBest Paper Awardを受賞
- 2024.7.10 理工学研究科の在学生がThe 21st Biennial Conference on Electromagnetic Field ComputationでBest Student Presentation Awardsを受賞
- 2024.7.5 市ケ谷キャンパスで「パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会」の壮行会を開催
- 2024.7.4 法政大学島野教授の研究チームがブータンに生息する絶滅危惧種シロハラサギの人工孵化・育雛に成功