創部初の大学日本一を達成!リーグ戦優勝を目指し、白球を追いかける
軟式野球部
上段左から、清滝健介さん(経営学部経営戦略学科3年/代表)、髙井秀俊さん(経営学部経営学科4年)、切原侑大さん(経営学部経営戦略学科4年)、下段左から、利渉裕次郎さん(スポーツ健康学部スポーツ健康学科4年)、飛田徹也さん(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科4年)
2021年度秋季リーグ戦にて。最終戦を戦い終えて優勝が決まった瞬間、仲間に胴上げされた米澤公世監督(2021年度文学部卒)は宙を舞った
僅差で競り合うことが多い軟式野球の試合は、一球ごとに緊張感がみなぎる。部員が着用するユニフォームや帽子は体育会野球部と同じもの
週4回は調布市のグラウンドで練習。仲間同士で切磋琢磨しながら、技術の向上に努めている
1962年に創部し、今年で60周年を迎える軟式野球部。学生が主体となって自主的に運営し、指揮官となる監督やコーチも学生が務めています。
東京六大学軟式野球連盟に所属し、2021年度の秋季リーグ戦では無傷の10連勝で完全優勝。次いで23連盟の代表チームが集まった「第43回全日本大学軟式野球選手権大会」でも優勝を果たし、創部以来初の大学軟式野球日本一に輝きました。
「優勝が決まった試合は鮮明に覚えています」と語るのは、4番でキャッチャーという重責を担いながら、歴代最強チームの主将を務めた髙井さん。「リーグ戦優勝の時と日本一になった時の2回、監督を胴上げできたことに胸が熱くなりました」と、歓喜の瞬間を振り返ります。
打率・安打・打点の三冠王となり、大会MVP(最優秀選手)に選ばれた飛田さんも「優勝が近づくにつれ、『頑張れ!』と声を掛けてくれる人が増えて、その声が次の試合に挑む力になりました。多くの人に支えられていることを実感しました」と快挙に胸を躍らせます。
軟式野球と硬式野球の最たる違いは、使用する道具の性質です。特に軟らかいゴム製のボールを使用するため、投げ方も打ち方も硬式野球とは感覚が異なります。そのため、硬式野球から転向した選手は、感覚をつかむまで苦労するといいます。「大学から軟式野球に転向したのですが、硬球の感覚で投げていたら、すぐに肩を痛めてしまいました」と苦い経験を語るのは、投手の切原さん。「1年半ほど野球ができず不安でしたが、懸命なリハビリで回復し、優勝に貢献できたことがうれしかったです」と笑顔を見せます。
野球の楽しさを知る仲間として、卒業生とのつながりを深めてきた軟式野球部。「毎年開催される『OB総会』を通じて、運営資金や遠征費用にあてる支援金をいただき、部員一同とても感謝しています」と語るのは利渉さん。「恩返しの意味でも、今度は自分たちが後輩たちを支援していく番だと思っています」とサポートの輪を広げます。
「軟式野球部の存在をもっと知ってほしい」という思いから「SNS(交流サイト)を利用して試合結果をこまめに報告するなど、マネジャーと共に、積極的な情報発信に努めています」と語るのは、2022年度から新監督に就任した、代表の清滝さん。「春季リーグ戦優勝」と「秋季リーグ戦連覇」という目標に向けて意欲を燃やすチームを率いながら、広報面でも活動を支えます。
※今回はオンラインで取材しています
(初出:広報誌『法政』2022年5月号)
- 軟式野球部
清滝健介さん(経営学部経営戦略学科3年/代表)
髙井秀俊さん(経営学部経営学科4年)
切原侑大さん(経営学部経営戦略学科4年)
利渉裕次郎さん(スポーツ健康学部スポーツ健康学科4年
飛田徹也さん(キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科4年)
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