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学生目線で法大ニュースを学内外へ
法政大学新聞学会

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左から、中澤さん、平野さん、渡邉さん

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陳列も部員たち自身で行う。陳列数時間後に棚からなくなってしまう時は在庫管理に走り回ることもあるが、制作の喜びを感じられる瞬間

イメージ 部室での制作風景。マスコミ志望を理由に入部する部員は学年に1人程度しかいないが、1年生のうちから実践に携わり、奥深さを知ることで、新聞社や出版社に進むOB・OGも

イメージ 昨年、京都で行った夏合宿。現役生のみならず卒業生との縦のつながりもあり、昭和30年代の卒業生が中心となった「30年会」、2001年以降の卒業生による「2000年会」などが定期的に開かれている

1924年設立と長い歴史を誇る法政大学新聞学会。学内組織や施設などの法人情報から、ゼミやサークル、大学周辺情報、独自コラムまで、学生ならではの目線を生かした各種情報を『法政大学新聞』(ブランケット判4面/約年4回)で発信しています。

「田中新総長が本当に伝えたいことは、どうすれば主な読者である在学生に届くのか、何度も書き直しました」と4月3日(木)発行の最新号・総長就任記事(※)について振り返るのは、トップ記事を初めてメインで担当した2年生の渡邉彩花さん。「特に苦心したのは田中総長がおっしゃる『市民』という言葉。受け取る側によって異なる解釈をされる可能性のある言葉だからです」。はじめはインタビュー内容をそのまま文字に起こしていた渡邉さん。「編集会議で先輩から指摘され、気づきを得ました。視点や世界観の広がりといった自分の成長の手ごたえを感じられるのが記事作成の面白さ」と活動の魅力について語ります。

新聞制作にあたっては、原稿執筆のみならず企画や取材依頼、インタビュー、校正、DTPソフトを用いたレイアウト作成、発送管理、広告営業と、印刷以外の全工程を部員全員で行っています。

「学年や経験年数に関係なく、部員全員で分担するのが部の方針。と、こんな風に話すと厳しい環境なのではないかと思われてしまうかもしれませんが、部の雰囲気は自由そのものなんですよ」と編集長の中澤さん。実際に制作する約1カ月以外は、部員たち自身のゼミをはじめとした学内活動、趣味、旅行体験など、「外から見たら雑談としか思えないような話」(中澤さん)を中心にミーティング。「一人の部員の趣味であるヒップホップ音楽の記事が人気となり、コラム記事になるようなこともあるからです。時代に合わせた話題・表現にしながらも伝統ある学生新聞としての役割をどう果たすのか、バランスが難しいところです」。関東学生新聞連盟(青山学院大学・慶應義塾大学・上智大学・一橋大学)の5大学で行う月1回の品評会で得た意見や他紙との比較を参考に、品質向上にも取り組んでいます。

法政大学生の誰もが知る機関紙を目指して

今年度から1年生4人、2年生2人が新たにメンバーに加入。代表の平野さんは「組織体制を再構築してさらに紙面を充実させ、『法政大学新聞』を在学生の誰もが知る機関紙にすることが目標です」と今後への思いを新たにしています。「昨年10月の代替わりで現4年生が引退してから部員5人となり、廃部の危機に直面していました。人数が増えればそれだけ記事内容が多彩になりますし、これまで手薄になっていた広告獲得にも力を入れられる。記事の幅も質も向上できると期待しています」。

4月末現在、6月発行予定の1026号に向けて企画会議を始めている新聞学会。「次号では魅力的な女子学生を調査し独自に表彰する人気企画に男子学生バージョンを加えた『オレンジボーイ・オレンジガール』のほか、新部員の意見も積極的に取り入れていきたいと思っています。多くの方に手に取っていただきたいですね」(平野さん)

(※)田中優子総長就任記事(「法政大学新聞」<4月3日発行・第1025号>)PDF(2.82MB)


法政大学新聞学会

平野奈々さん(代表・キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年)
中澤那綾さん(副代表兼編集長・キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年)
渡邉彩花さん(会計係・文学部日本文学科2年)


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