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和気あいあいと刺激し合いながら絵を描く楽しみを共有
小金井漫画研究会

イメージ前列左から、上田陽太さん(生命科学部応用植物科学科3年/前代表)、八藤丸栞さん(情報科学部ディジタルメディア学科3年)、後列左から、 大橋健人さん(理工学部経営システム工学科1年)、菊池琉聖さん(情報科学部ディジタルメディア学科2年) ※撮影時のみマスクを外しています

イメージ年1回発行の部誌「フルスイング」は、大学祭などで無料配布している。2021年に発行した最新23号は28作品掲載で全506ページと、歴代最厚のボリューム

イメージ夏合宿はアメリカキャンプ村(東京都奥多摩町)で開催。アウトドアでのアクティビティを楽しみながら親睦を深めている(2019年に撮影)

イメージテーマに沿っていれば、サイズも画材も自由というルールで開催しているお絵描き会。完成後は、それぞれの作品に対して参加者から感想が伝えられる

小金井キャンパスで活動している漫画研究会(以下、漫研)。「在籍部員は約60人で、絵を描きたい人もいれば、お気に入りの作品について語り合いたい人とさまざまです。それぞれが、和気あいあいとした雰囲気を楽しんでいます」と部内の様子を語るのは、前代表の上田さん。

活動の成果物として、大学祭までに完成させることを目標に、年1回のペースで部誌を制作しています。「大学祭では、部誌の他に缶バッジやラミネートカードなど、部員たちの作品を基にしたアイテムも展示し、気に入ってくれた方には無料配布しています。最新号の部誌は好評で、用意した分が全てさばけてしまいました」と達成感をにじませます。
「魅力的な世界観の絵を描く先輩がいて、一目で魅了されたことがきっかけで入部を決めました」と語るのは、中学生の頃から絵を描くことを楽しんできたという菊池さん。タブレットとタッチペンを駆使しながら、オリジナルのデジタル画を仕上げています。「先輩に描き方を教えてもらったり、他の人に作品を見てもらうことが、いい刺激になります。もっと技術を磨いて、いつかは自分の作品集となる同人誌を制作し、学外のイベントで配布してみたい」と目を輝かせます。

コロナ禍の影響で2020年以降はオンラインでの活動が中心になっています。毎回変わるテーマに合わせて自由に絵を描き、完成後にそれぞれの絵を披露し合う「お絵描き会」は、ミーティングを兼ねて週1回程度の頻度で開催しています。絵を描き慣れていない人のために、部誌掲載用の漫画を描くための基礎講座や描画ツールの使い方を紹介する講座なども不定期で開催しています。
「オンラインのお絵描き会には、卒業された先輩方が参加してくれることもあり、交流しながら知見を広められることが楽しいです」と語るのは大橋さん。「漫研に入ってから絵を描くことにも興味が湧いたので、いま勉強しているところです」と自身の可能性を広げています。
「どの作品に対しても温かい評価をくれる人ばかりなので、描き手として励みになります。ジョークのつもりで描き始めた作品は、のせられるままにシリーズ化してしまいました」と笑顔を見せたのは八藤丸(や とうまる)さん。 「お題があることで新しい挑戦ができるお絵描き会は、絵を描く楽しみを広げてくれる貴重な機会です。卒業してもふらりと参加できるように、ずっと続けていってほしい」と後輩たちにバトンを託します。

(初出:広報誌『法政』2022年3月号)


小金井漫画研究会

上田陽太さん(生命科学部応用植物科学科3年/前代表)
八藤丸栞さん(情報科学部ディジタルメディア学科3年)
菊池琉聖さん(情報科学部ディジタルメディア学科2年)
大橋健人さん(理工学部経営システム工学科1年)