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体育会と合同で築き上げた
60年以上の歴史を持つ
法政空手道
工体連空手部

イメージ 左から、松本若葉さん(生命科学部応用植物科学科3年)、西山大貴 さん(理工学部機械工学科2年)、岡本洸さん(主将・生命科学部環境応用化学科3年)、大久保直輝さん(デザイン工学部建築学科2年)

理系の学部生が所属する「工体連空手部(以下、工体連)」は、1955年の創部で60年以上の歴史があります。平日は毎日、授業後の17時〜19時の2時間、小金井キャンパスで練習に励む一方で、市ケ谷と多摩キャンパスの部員が所属する体育会と合同で、「法政大学空手部」としても活動しています。休日は体育会とともに汗を流しています。

工体連に属する13人の選手は、5歳から道着を着ていたという主将の岡本さんをはじめ、多くが10年以上稽古を積んでいる実力者ぞろい。しかし初心者も大歓迎だと語る岡本さん。「3年生には大学から始めた2人の女子部員がいますが、先輩たちの丁寧な指導で、みっちりと練習した成果もあって、2人とも1年間で初段を取れるまでに成長しました」。

イメージ 2015年10月18日、工体連のみで出場した飯能市大会で、見事入賞を果たした部員

イメージ OB・OGと現役選手の集合写真

「チームメンバーはみんな優しいし、明るくてアットホームな雰囲気がいいんです」と強調するのは、高校時代に空手を始めたという西山さん。小金井キャンパスまで往復5時間以上かかる遠距離通学ながら「できるだけ練習に参加しています。楽しいですから」と笑顔を見せます。

競技空手の基本構成は、さまざまな技を順番に演武する形(かた)と、対戦試合形式の組手(くみて)の2種類。毎年11月に開催される「全日本理工科系大学空手道選手権大会」では、形と組手のそれぞれを競う男女別個人戦、男子団体組手、男女混合の団体形の6種目全てで高得点を獲得し、昨年は総合優勝を飾っています。この大会で個人戦、団体戦ともに活躍したのが、次期エースと期待される大久保さん。「授業や課題なども忙しいですが、お互いの状況を理解し合えるのが、工体連のチームワークにつながって、好結果を生んでいると思います」

総合優勝という結果を得つつも、まだ目標には届いていないと語る松本さん。「全種目で優勝する、完全制覇を果たしたいんです。2014年の大会は5種目制覇できたのですがあと一つ届かず、昨年は2種目優勝にとどまりました。今年こそは何としても達成したいと思い、みんな一緒になって頑張っています」

イメージ 2015年11月22日に開催した全日本理工系大学選手権大会の様子。団体組手に出場した選手たち

5月5日(木)に開催された「東日本大学空手道選手権大会」では、体育会メンバーに混じって工体連から岡本さん、松本さん、宇野勇気さん(理工学部経営システム工学科1年)が出場。女子は惜しくも1回戦で敗退しましたが、男子団体は準優勝という戦績を残しました。決勝戦進出は38年ぶりという快挙に、空手部全員が湧き、応援に来ていたOB・OGも大喜びしたそうです。


工体連空手部

松本若葉さん(生命科学部応用植物科学科3年)
西山大貴さん(理工学部機械工学科2年)
岡本洸さん(主将・生命科学部環境応用化学科3年)
大久保直輝さん(デザイン工学部建築学科2年)


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