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法政大学の歴史と個性を発信する新しい空間〜ミュージアム・サテライト小金井/市ケ谷〜

イメージ完成直後のサテライト小金井。愛称の「STEAM」は Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematicsの頭文字で、本学理工系学部の教育・研究総体を表している

2021年10月、小金井キャンパス西館1階のホワイエにHOSEIミュージアム・サテライト小金井(STEAMスティーム)が完成しました。

サテライト小金井は、学部・学科を超えて、本学における理工系教育・研究の発展プロセスや個性について知ることのできる場で、企画展示ゾーン、実物展示(展示ケース・展示用台座)、研究キーワード展示、85インチのモニター展示、柱グラフィックの5つのパートで構成されています。

企画展示ゾーンでは、オープン記念として「法政理工系の軌跡」と題する展示を開催。1944(昭和19)年設立の航空工業専門学校にさかのぼる法政理工系の起源から、その後の校舎の移転、志願者数の増加や学部・学科の変遷等がひと目で分かります。展示各所にはQRコードを配置し、ユニークなエピソードに誘導します。ちなみに、QRコードの開発を手掛けたデンソーウェーブの原昌宏氏は、本学工学部(当時)の卒業生です。

研究キーワード展示は、理工系4学部(情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部)全専任教員の研究キーワードをマッピングしたハンズオン型の展示です。この場で観るだけでなく、人と議論しながらパネルを動かすこともでき、モニター展示と併せて最新の理工系研究に触れることができます。

また、小金井キャンパスと同時に、市ケ谷キャンパスにも2つのミュージアム・サテライト( BT*、外濠)を開設しました。

イメージボアソナード・タワー26階のホワイエに設置された「サテライト市ケ谷(BT)」

イメージ外濠校舎6階「サテライト市ケ谷(外濠)」に設置されたミュージアムのサイングラフィック

ボアソナード・タワー26階ホワイエのサテライトでは、本学の校舎・キャンパスの広がり(戦前・戦後)を大きな地図グラフィックで表現。真下を流れる外濠や新宿方面を一望できる空間で、1880(明治13)年の創立以来、本学が時代とともに神田から市ケ谷、川崎、小金井、多摩へと広がっていく歴史を実感できる場です。

また、これまでも大学史展示スペースとして利用してきた外濠校舎6階のサテライトには、新たにHOSEIミュージアムのサイングラフィックを設置しました。

ネットワーク型の「HOSEIミュージアム」は、ミュージアム・コア(九段北校舎1階)と各サテライト、デジタル・アーカイブが連動し、どこにいてもミュージアムに触れる機会を開くことで、多くの人々に向けて本学の歴史と個性を発信しています。

*BT:ボアソナード・タワーの略称

取材協力:HOSEIミュージアム事務室

(初出:広報誌『法政』2022年1・2月号)