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南極地域観測隊の活動から地球温暖化に立ち向かうヒントを
社会学部社会政策科学科 澤柿 教伸 教授

澤柿 教伸教授澤柿 教伸教授

氷河地質学を専門とし、南極の氷河・氷床研究に長年取り組んできた澤柿教授。初めての調査(1992~94年)では珍しい地形を発見。その後、南極の氷河・氷床の下には大きな水たまりがあり、今も水が流れていると判明しました。今後は、南極大陸の氷河・氷床の下の水によって、南極の氷がどの程度融けているのかを調べていくそうです。
南極地域観測隊の隊員たちは、少数精鋭のスペシャリストたち。「オーロラの観測、大気の計測、ペンギンの個体数調査など、いずれも環境・生態系の研究に役立つ調査を行っています。厳しい環境下で互いに協力し合うこと、そして昭和基地の観測機能を止めないことが大切です」と語ります。
4回目(2021~23年)の南極観測では越冬隊長を務め、隊員の安全確保に尽力。「現在、地球はティッピングポイント(転換点)にあるといわれています。南極地域観測隊の活動を多くの方に知っていただき、具体的な行動に移すきっかけとなればうれしいです」と未来への展望を語ります。

本記事では、南極での生活の様子や欠かせないアイテムの写真も掲載しています。
https://www.hosei.ac.jp/pickup/article-20230822123827/


社会学部社会政策科学科 澤柿 教伸