宇陀市立室生小学校 1年
わたしは、パパとおかあさんとおとうとの四人かぞくです。おとうとと一しょにあそぶのはすきだけど、ときどきけんかします。わたしは、お姉ちゃんだからがまんするのにおとうとはすぐだっこしてもらえます。わたしだってだっこしてほしいのに。おとうとはかわいいけど、ちょっとずるいなとこころがきゅっとなることがあります。そんなときは、わたしだけさせてもらえるりょうりの手つだいをします。はじめておしえてもらったのはたまごやきでした。ちょうりだいによりかからない。きょろきょろよそみしない。とまるでドッヂボールのしゅう中こうげきみたいにちゅういされるけど、ほうちょうも一しょにもってくれてはんたいの手はねこの手にしたり、ふらいぱんにたまごを入れたらチュワーて音がなったり小さなはっけんがあっておもしろいしおかあさんを一人じめできてうれしいからです。
ある日おかあさんがしんどくてねていたので、わたしのたまごやきでげんきになってもらおうと思いました。はじめて一人でつくったたまごやきはやっぱりうまくできなかったけど、おいしいと言ってくれました。おかあさんみたいにきれいにつくりたかったと言うと、いっちゃんのきもちをこめてつくってくれたたまごやきはせかい一おいしかったよとほめてぎゅとしてくれました。わたしはとてもうれしかったです。よこからおとうともつまみ食いして「お姉ちゃんのたまごやきめっちゃおいしい。」といってくれました。「おかあさんのやで。」とおこったけど本とはうれしかったからつぎはおとうとにもつくってあげよと思いました。きっとけんかするしおとうとはずるいってこころがきゅっとなるかもしれないけど、おかあさんとわたしだけのたまごやきがあるもんと思ったらいやなきもちがちょっと小さくなってお姉ちゃんでよかったと思えるようになりました。