智辯学園和歌山小学校 2年
わたしが今まで食べた物の中で一番、思い出にのこっている味は、ものすごくうす味のお味そしるです。
ようち園の時に、すごいねつが出て、おなかもいたくなり、きゅうきゅうびょういんに行きました。いちょうえんでした。何を食べても、のんでもはいてしまいフラフラして、おきていられなくなりました。
いつもは、びょういんは、ちゅうしゃがこわいし行くのがイヤでしたが、この時は行かなければいけないと自分で思うほどでした。しんさつしてもった時、おい者さんに
「水分だけとってね。はくのは、しばらくとまらないと思うから、おくすりをのんで、ごはんを食べるのは二日ほどまってね。」
と言われました。おくすりを、もらって帰ってきました。その日から水分と、おくすりだけになりました。
わたしは本当に前みたいに、ごはんを食べれるようになるのかな、気持ち悪くならないのかな、おなかも、ぜんぜんすかないし、ずっとごはんが食べれなくなってしまうんじゃないかなと、ふあんに思いながら食よくない、しんどい日をすごしていました。二日すぎたころ、おなかがすいてきました。
ママに、おなかがすいたことを言うと、よろこんでくれました。そしておなかに、やさしいようにすごくうす味お味そしるを作ってくれました。はくのがこわくてスプーンでゆっくり少しずつのんでみました。一口のむと、
「はぁおいしい。」
と大きい声が出てしまいました。すごく、うすい味だったけど、今まで食べた、お味そしるの中で一番ジワーッとあたたかくて、おなかにひびいた味でした。心ぱいだった。はき気も、おなかもいたくなくグイグイお味そしるをのみました。
この時、のんだ、お味そしるは、わすれられない味になりました。はき気とおなかいたとたたかったごほうびのようでした。え顔にになる、うす味のお味そしる。かんびょうしてくれたママも、わたしの食べる様子を見て、えがおになりました。しんぱいしてくれたまわりの人も、え顔になりました。