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「まごころある国際人」を育成

入澤 崇学長

「利他」の精神を柱に
世界へ研究をアピール

学長写真

仏教の精神を根幹に
社会での生き方を考える

1639年に西本願寺に設けられた「学寮」として出発した本学は、来年には、創立380周年を迎えます。本学では、この380年の伝統と開学の原点でもある「仏教の思想」を、大学教育の理念としています。

仏教には、「利他」という言葉があります。これは、他者の幸福を願い、他者に利益をもたらすことを意味します。昨今は、世界のさまざまな地域で国家間や民族間の緊張が高まり、現代日本においても他者を排他的に扱う風潮が蔓延しています。他者の幸せを作るために仕事をすることができれば、必ずや社会は変わります。4年間で「利他」の心を日々の生活で実践できるよう、学生たちに訴えかけていくことが本学の使命であると考えています。

研究と教育が両輪となる
質の高い教育を目指す

本学では、優れた研究と教育は両輪であるとの認識から、研究と教育との連携強化を目指しています。研究者である教員が学生に学ぶ楽しさを伝え、それが深い学修へのきっかけとなり、ひいては大学教育の質の向上に繋がっていくと考えます。

2015年度に誕生した農学部では、「食の嗜好研究センター」の特別研究員を名だたる料理人らが務めるなど、日本料理の伝統が息づく京都から食のネットワークを世界へ広げる活動も行っています。「日本一勉強する学科」を自負する国際学部グローバルスタディーズ学科は、TOEICⓇ730点の取得を卒業要件とし、英語を使って目標を達成できる力を養成し、一期生から輝かしい成果をあげてくれています。

2018年2月には、主に文学部の3・4年生、大学院生が学ぶ大宮キャンパスに、新校舎「東黌(とうこう)」が完成しました。重要文化財である校舎群と一体感を持たせた外観の建物には、深草キャンパス、瀬田キャンパスに続いてラーニングコモンズを設置、キャリアセンターも併設しています。学生たちの主体的な学びをより推進し、充実した就職サポートが可能になると期待しています。

対立を生まない世界を目指し
他者との交流が自分を高める

来年、創立380周年を迎え、400年へと向かうこの20年は社会情勢の変化だけではなく大学のあり方も大きく問われることになります。浄土真宗の精神を建学の精神としている本学で学ぶ学生諸君にこそ、世界中の宗教は決して対立するものではなく、むしろ連帯することで多くの紛争の解決への糸口を見つけることができるものだということを学んでほしいと思います。これからも「利他」の精神を持った「まごころある国際人」の育成に全力で取り組んでまいります。

学長写真
Profile
入澤崇(いりさわ・たかし)
龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。同博士後期課程単位取得満期退学。1990年龍谷大学文学部講師、経営学部教授、文学部教授、龍谷ミュージアム館長、文学部長を経て、2017年4月より現職。

新校舎「東黌(とうこう)」

「英語を使って何をするか」が大切
日本製品のクオリティを世界にアピール

国際学部グローバルスタディーズ学科では、1セメスター以上の英語圏への留学が必修、またTOEIC®L&R730点以上等が卒業要件となっているため、1年次より充実した語学学習を受けることが可能です。そのおかげで、留学では培った英語力を生かして、価値観の多様性や異文化理解を深めることができ、自身の「人」としての成長を実感しました。私は大学入学までに長期の留学経験などはありませんでしたが、日々勉強に取り組み、語学力を飛躍的に高めることができました。

また、学業以外では、留学で培った感性や語学力をさらに磨きたいという気持ちから、外国人が集まるゲストハウスでアルバイトをしています。日々生きた英語に触れる機会を多彩に持てるのも、京都の大学だからこその利点ではないでしょうか。

「英語が話せるようになることが目標ではなく、英語はツールである」ことを、この学科での4年間の学びから得ることができました。英語を使いながら「自分が本当にしたいことは何か」と考える機会を持てたことは、自身の就職活動にも生かされました。現在の夢は、留学先で感じた日本の製品の質の高さやその価値を海外に伝えていくことです。

国際学部グローバルスタディーズ学科では英語圏への留学が必修となる

国際学部
グローバルスタディーズ学科 4年
廣田 春菜さん

産学連携による乳酸菌の研究を通じて、
「食」と「農」を実践的に学習

父がみそ・しょうゆの製造に携わっていたこともあり、幼いころから「食」に興味がありました。大学では食料生産の向上のために生命の仕組みを学ぼうと農学部を志望。設備が充実していて研究に打ち込めると思い、龍谷大学に決めました。第一期生という気概をもって、伸び伸びと学べたので良かったと思っています。

1~2年生では、農作物の生産、流通、加工、消費のプロセスについて理系・文系の両面から学びました。マーケティング論を履修したり、田植えを体験したり、理論と実践から農学にアプローチ。その中で、姿は見えなくても私たちに大きな影響を与える微生物に興味をもちました。3年生の後期からは研究室に所属し、乳酸菌を研究しています。テーマは、滋賀県の郷土料理「鮒ずし」由来の乳酸菌を使った食品の開発。地元の企業と連携して一つずつ課題をクリアにし、最終的には味や機能性に優れた商品にすることを目指しています。学外の方や異なる世代の人と協働するので、コミュニケーション能力も高めることができました。産官学連携が盛んで、実践的に学べるのが農学部の魅力です。

卒業後はバイオ系の研究者として働く予定です。今後も知識と技術を磨き、「食」と「農」の観点から社会の課題解決に貢献できる人になりたいです。

鮒ずしから抽出した乳酸菌の形態変化を顕微鏡で観察する。試行錯誤を重ね、成果が得られた際の達成感が研究活動の醍醐味

農学部
植物生命科学科 4年
座間味 理央さん

マナビジョンブック編集長が語る
龍谷大学のココに注目!

食と農の楽しさを伝える
WEBマガジン「Mog-lab」(もぐらぼ)

ラーメンは和食か? こうした「食」と「農」に関わる興味深いトピックを多数紹介しているのが、「Mog-lab」(もぐらぼ)。歴史や文学、アート、経済、スポーツなど、様々な視点から「食」と「農」にアプローチした記事を掲載しているWEBマガジンです。

イチゴに関する豆知識のほか、日本のソウルフードであるカレーやラーメンのルーツ、ピクニックコーディネーターが教えるピクニックの楽しみ方、離乳食にみる世界の食文化、京都の飲み歩き情報、京料理が高い理由など、楽しく読めるコンテンツが満載。「空き時間に知的好奇心を刺激したい」といった方など、幅広く楽しんでいただける内容です。

「Mog-lab」(もぐらぼ)のURLはhttps://mog-lab.com/

キャンパス情報
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