大阪電気通信大学は、開学以来理系の大学として「実学」を通して社会で活躍するための実力を養成し、地域社会に貢献できる人材の輩出を志としています。また、初代学長が掲げた「技術者の育成は人間性の育成」という基本の理念を大切にしてきました。これは、技術のベースには人間力が必要であるとの思いを象徴し、時代が変わっても変わることのない大学の使命として代々受け継いできたものです。
本学にある建築学科で例えるなら、「この人に家を建ててほしい」と依頼してもらえるのは、建築家としての技術力の上に人としての魅力があってこそ。私たちは、知識とともに人間力を育むことに注力し、さまざまな教育環境の充実をはかっています。
そして社会で活躍できる人材育成のため「伸ばす大学」をコンセプトに、資格取得講座や高い就職率を実現する丁寧なサポートと最先端のモノづくりを可能にする施設・設備などを整え、学生の成長を支えてまいります。
2020年に第一期が竣工する新棟は、本学がめざす「人間力育成」の拠点となります。施設内は、「フルオープンな学びのスペース」をテーマに教室や研究室をガラス張りにする予定です。ライブラリーやワークスペースも各所に設け、自由で自主的な学修の場を用意します。
これまで研究室ごとの取り組みが主流であった理系大学の印象をガラリと変え、学部や学科の垣根を飛び越えて、学生や教職員らの双方向の交流から新たな研究や発見が生まれることを期待しています。
本学では、社会に必要とされることが大学の使命であると考え、初等中等教育におけるICT教育支援を行っています。地元・寝屋川市・四條畷市をはじめ、大阪市、茨城県とプログラミング教育に係る連携協定を交わし、学生や大学院生、教員らを教育現場へ派遣しています。
本学は、日本で初めてパソコンを用いた対話型情報処理環境を構築し、多人数での教育を行うなど、時代のニーズに応える教育を実践してきました。
初等中等教育におけるプログラミング教育の必修化以外にも、IoT、AIなどをキーワードとした社会変化により、情報通信分野の技術者育成、専門知識の教育が課題となっています。本学は、この社会的動向を積極的に受け止め、学校や企業における情報教育に貢献することで、教育資源を社会へ還元してまいります。
電子工学の先駆けとして、常に最先端の教育環境を整えている
建築へのニーズが多様化する中、まだまだICT・情報化が遅れている建築業界。大阪電気通信大学の強みであるICT、さらには環境や情報まで多岐にわたる知識を基盤に、次世代を担う建築のプロの育成を目指すのが建築学科だ。
コンピュータ上に建築物の立体モデルを再現し、企画・設計・維持管理などあらゆる情報を一元管理できる「BIM」。「プロ同士の情報共有」が簡単になり、業界を変えるといわれるこの先進のツールを実習で学べるのも、この学科の大きな特徴だ。他にもICT・情報の知識を生かせる建築のプロの養成が見込まれる独自の科目・プログラムが目白押しである。また、アクティブラーニング型の学びを多く取り入れており、地域の人々との交流からまちづくりを考える力、コミュニケーション能力なども養う、まさに先進融合型の学科となっている。
最前線で活躍する教員による指導の下、建築のプロとして必要な知識・技術を学ぶ
大阪電気通信大学では、初等中等教育におけるプログラミング教育推進に積極的に取り組み、地域行政との連携を強化している。
大阪市教育委員会とは、次代を担う子どもたちの未来を応援するため、両者が有する人的・物的・知的資源を用いて連携する協定を締結した。さらに、これまで培ってきたノウハウをベースに全国の初等中等教育におけるプログラミング教育をサポートするため、新たに「ICT社会教育センター」を設立。地元・寝屋川市・四條畷市をはじめ、茨城県教育委員会とも連携協定を締結し、超スマート社会(Society5.0)の到来に備えた人材育成に貢献していく。
子どもたちの思考力養成に有効とされるプログラミング教育を充実させるべく、大学を軸にした地域連携を進めている。
大阪市教育委員会との連携協定式
資格取得を目指す学生が多いことから、大阪電気通信大学は学生のサポートにもICTをフルに活用している。繰り返し学修することができるインターネットを利用したeラーニングシステムは、各種試験対策に極めて有効だ。
京阪神の大学で「臨床工学技士の国家試験合格実績ナンバー1」を誇る医療福祉工学科では、同システムを臨床工学技士国家試験や関連資格の対策に活用。知識の定着を図れるよう、多くの試験対策科目を用意していることも強みだ。2018年3月卒業受験者の合格率91%と、eラーニングシステムが高い実績を後押ししている。
資格取得&就職に強い、臨床工学技士(国家資格)
映画化やマンガ化をはじめ、アートやイベント、教育ツールなどさまざまな分野に広がるゲーム。近年では、最先端のテクノロジーや高度なシステムが採用され、よりクオリティの高いものへと進化しています。
これからの時代に応える学びの場として、「デジタルゲーム学科」の再編と「ゲーム&メディア学科」の新設を行いました。
前者はゲーム制作を軸に基礎知識から最新技術まで深く学び、進化するゲーム領域で活躍するための力を養います。後者はゲームをコンテンツとして捉え、幅広いメディアに展開する多彩なスキルの修得を目指します。2学科ともにプロフェッショナルとしてのコンテンツ創造に向けて、プロジェクト型学習を多数配置し、コミュニケーション能力の向上を図っています。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)など、これまでにない遊び方・表現のゲームを企画する
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