桃山学院大学は1884年にキリスト教英国国教会系の英学校としてスタートし、1959年に大学を開学しました。実践的な授業やゼミ及び多様な国際プログラムを用意し、知識や思考力・判断力・表現力に加えて、世界中の異なる文化を持つ人たちとも信頼関係を築ける力を養っています。
昨今は高度な技術革新が猛スピードで進展し、物事の原因や関係性が不明瞭かつ予測困難と言われています。そんな「変化の激しい時代」をも突破できる力を学生時代から身につけさせるべく、本学は新たな取り組みにチャレンジしています。
開学60周年を迎える来年4月、経営学部に新学科「ビジネスデザイン学科」が誕生します。これに向け、大阪市内に新たなキャンパスを設けます。ビジネスデザインとは、「チームで新しいビジネスの仕組みを創る」こと。必要となる能力は、ゼロから新しいものを作り出す「クリエイティブ力」、他者と共感を作りあえる「コミュニケーション力」、そして強い意志と責任をもって実現する「やり抜く力」です。実務家教員による指導のもと、この3つの力を磨き、アントレプレナーの素養と実行力を持つ人材を育成します。
教育の特色として、初年次から行われるリーダーシップ教育があります。現代型のリーダーシップとは、権限によらず全員が発揮すべきものという認識で、この学科ではリーダーシップ教育を全ての学びの根本となる基礎教育に位置づけています。
また、PBL(問題解決型学習)では、企業人と学生が協力し合って学ぶ学習スタイルを導入。学生にとっては、実社会で働く人から思考と行動パターンを学ぶ機会を得られ、企業側は、大学授業と連携した社員研修の側面を持ちます。ビジネスデザイン×リーダーシップ教育を学科として設置するのは関西の大学では初の試みです。
ビジネスデザイン学科では、「やり抜く力」を身につけてもらうため、選択の幅をむやみに広げず、開講科目数を既存学科と比べて4分の1程度にし、成績評価も定期試験にはこだわらないという、大きな特徴のあるカリキュラムとしています。クリエイティビティ養成の一環で、小説や俳句、将棋、イラストなどの授業もあります。
AIは人間の仕事を奪うかもしれませんが、何も恐れることはありません。想像もしなかった仕事を未来に生み出す力がみなさんにはあります。社内で新ビジネスを立ち上げられる人、企画力を持った公務員・職員、事業を継承し改革できる人といった人材を1人でも多く輩出することが私たちの使命です。なにより、人を感動させられるような仕事ができる社会人に育てていきたいと強く考えています。
私が英語をしっかり学ぼうと思ったきっかけは、まず、米国の心理学者・ポール・エクマンによる「表情分析」という学問に興味を持ち、これを学び、いつか日本で生かしたいと思ったからです。どうせ研究をするなら原文を読み、海外の研究者と交流を図りたいと考え、英語力を磨こう!と考えました。入学当初はかなり英語が苦手だったのですが、学内の英語学習の課外プログラムやイギリスへの短期研修で、語学力が少しずつ伸びていきました。2年次に参加した経営学部独自のプログラムであるオランダ研修では、単純に英語を学ぶだけでなくビジネスに関する授業を英語で受け、大きな刺激になりました。
現在は、長期派遣留学を目指す学生のための特別奨励プログラム「SGP」に参加しています。専用の少人数講義では、IELTSのスコアアップに必要な記述や会話などを徹底的に鍛えます。また、SGP生専用学習ラウンジでは、英語しか使わないルールが設けられており、英語が飛び交う環境で学習を深められます。春休みには、フィリピンで17日間英語を学ぶというSGP生専用の研修にも参加しました。各学生に1人の先生が付くという恵まれた環境の中で、英語漬けの毎日を過ごしました。さらに授業以外でも、SGP参加者を中心に英会話サークルを作り、オリジナルのグループワークなどを行っています。まだ立ち上げて間もないのに、もう既に60名近くもメンバーが集まっています。
大学のプログラムを最大限に利用することで英語力をアップさせ、2年間で飛躍的に英語力を伸ばすことができました。桃山学院大学は、どの学部でも参加できる国際プログラムがたくさんあります。私は来年にオランダへの長期派遣留学を計画しており、約1年間、現地の学生と共にマーケティングを学ぶ予定です。そして将来的には、「表情分析」をビジネスと結び付けていきたい、そんな夢を持っています。
SGP専属の外国人教員や学友との会話も英語で
留学をバックアップする奨学金
経営学部 経営学科 3年
諏訪 優輝さん
経営学部ビジネスデザイン学科は2019年4月に大阪市内でスタート。2020年秋からは、新たに「あべの新キャンパス」が誕生します。将来、ビジネスのあり方を変えるといわれるAI・ロボットにはない「人間力」を磨き、新しいビジネスを創出する力を養うのが教育の特徴です。
例えば、連携企業の社会人と共に学ぶ「PBL(問題解決型学習)」では、企業人と学生がテーマに対して共に取り組み、その具体的な方策や解決方法などを一緒に考えていきます。学生は企業人から思考と行動パターンを学び、企業にとっては社員研修の側面を持ちます。さらにはビジネスに欠かせない、最新のリーダーシップ教育を導入。リーダーシップは組織のトップや管理職だけのものではない、誰もが手に入れることができるスキルです。これからの社会で求められるリーダーシップを1年次から学びます。そして、商品企画だけにとどまらない、実際に「ビジネスをつくる」ために必要な力を養成する科目も豊富に揃えます。例えば、プレゼンの基礎スキルを培う「プレゼンテーション」、ビジネスの理論を学ぶ「マーケティング」、相手に伝えるためのイラスト思考を学ぶ「イラスト・絵画」、決断力や論理的思考を鍛える「将棋・囲碁」など、幅広いラインナップです。企業と濃密に連携し独自のカリキュラムを用意する、時代の要請に応えた新学科は2019年4月開設です。
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