夏休み前は、自分のこと、入試のこと、大学のことを知り、受験の目標を決める時期だ。
まずは、自分が学びたいことや進学したい地域などから第1志望校を決めよう。その第1志望校を軸に、併願校を決めておくことも重要だ。併願校選びは受験科目に関わるので、学習計画を立てるうえでも大切。時間がある今のうちにいろいろな大学を調べておこう。
学力は勉強した直後ではなく、数か月たってから伸びることが多い。夏のがんばりが、秋以降~受験直前期の大幅な学力アップにつながる。
夏休みを有効に使うために、今から、自分の生活リズムの中で学習する習慣を付けよう。
夏前と秋の模試で注目したいのは偏差値や合否判定だけではない。夏前の模試では、自分の苦手分野や課題を発見できる。秋の模試では夏の学習の成果を測ることができる。返却後の解き直しも実力アップにつながる。模試を上手に活用して、学習を進めよう。
夏前の模試結果を見て、現時点での自分の得意科目・分野、苦手科目・分野を分析。そのうえで、夏休みの具体的な学習計画を立てよう。
夏休み前に一度、前年度のセンター試験問題を解いてみよう。現時点での学習到達度が確認でき、今後の目標も立てやすくなる。秋以降のセンター試験対策は、マークシートに慣れることも大切だ。
得意科目・苦手科目別に効率的な学習計画を立てよう。夏は苦手科目・分野の克服が最優先だ。8月末までに基礎力を確実に付けておきたい。
この先、受験勉強に集中して取り組むために、最初にやるべきことは「受験プラン」作りだ。やること、めざすべきゴールがはっきりすると、ムダなく安心して受験勉強に取り組める。
まずは、9月以降の受験スケジュールを把握して、入試までの流れと、自分がやるべきことを頭に入れておこう。