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「突きぬけたグローバル化」を展開する新学部誕生

金山 勉グローバル教養学部 学部長 就任予定

予測困難な時代のなかで新たな価値を創造できる
人材を育成!グローバル教養学部開設

学長写真

学んだ知識を実社会で生かす、
実践的リベラル・アーツの学び

複雑で変化の早い現代社会では、知識や技能がすぐに時代遅れになります。その中で新しい価値を創造するためには、将来にわたって学び続けられる基盤が大切で、それらを養う鍵として、リベラル・アーツが注目を集めています。

こうした社会のニーズに対応するために、2019年4月、グローバル教養学部を開設します。学びの範囲は、論理的思考、統計学、プログラミングといった現代社会で必要とされる必須知識や文化、歴史、人間や技術など実に幅広いです。さらにインターンシップ等を通して、自らが得た知識と社会的課題とを結びつける構想力を養います。

我々が育成するのは、企業が真に求める問題発見・問題解決型のグローバル人材です。学術的なリベラル・アーツのみならず、実社会を見据えた教育を展開します。

卒業後の進路としては、国内外のグローバル企業への就職はもちろん、学生が興味をもった様々な分野の大学院に進学し、その分野の高度なプロフェッショナルとなることを想定しています。

オーストラリア国立大学とともに
生み出す世界標準の教育

世界に名立たるオーストラリア国立大学(ANU)とのデュアル・ディグリー・プログラムも魅力的な特長の一つです。日本から学び始める学生は、3年次に1年間のANUでのプログラム受講を目指します。一般的な留学プログラムとは異なり、立命館大学とANUが緊密に連携したカリキュラムや学修支援のもとで渡豪するため、渡豪前後の学びと深く結びついています。さらに、学部が開設される大阪いばらきキャンパスには、ANUの教職員が常駐し、学生は日本でANUの授業を経験してから渡豪することができます。また渡豪後は、日本で引き続きANUの授業を履修しながら、4年間にわたる2大学での学習を集大成する学びに取り組みます。

両大学の連携は、このような仕組みに留まりません。後述する学びの仕組みや学修方法など、両大学の良いところを取り入れ、「世界標準」の教育を展開します。

実際に、オーストラリア・日本を中心とした財界・産業界からの期待が非常に高まっています。

「多文化環境」かつ「手厚い個別サポート」の
なかでアクティブに学ぶ

身につけた学びを実際の社会で生かすためには、知識の定着や理解が大前提です。そのため、1科目週2回の授業で、講義形式の授業とディスカッションやグループワークなどを主体とするアクティブなチュートリアル形式の授業を組み合わせて徹底的に学ぶ環境を提供します。

もちろん、授業はすべて「英語」です。学生は日本人学生30名と外国人学生70名で構成され、「多文化環境」により濃い学びをしていくわけです。

これらの学びをサポートするために、学部独自の学修支援室を設けます。ANUと緊密に連携して、学生一人ひとりの学びに寄り添い、学部をあげて、手厚い学修支援に取り組みます。

学長写真
Profile
金山勉(かなやま・つとむ)
オハイオ大学大学院コミュニケーション研究科博士課程修了。2009年より立命館大学産業社会学部教授。19年4月よりグローバル教養学部長就任予定。

日本で知る、世界と知る、未来を知るリベラル・アーツ
3本柱のカリキュラム構成

グローバル教養学部が提供する実践的なリベラル・アーツは、グローバル化が進む時代に相応しく、現代的かつユニークな科目で構成されている。

世界のヨコの広がりを学ぶ「Cosmopolitan Studies」は、カルチュラルスタディーズ、芸術学、メディア学、国際関係学など、文化研究・地域研究を軸に社会の多様性を理解し、さまざまな境界を超えて問題発見・問題解決に導く能力を養成する。

世界のタテのつながりを学ぶ「Civilization Studies」では、グローバル・ヒストリー、歴史社会学、政治学、経済学など、歴史研究・社会理論を軸として国際社会の多元性と普遍性を理解し、人類にとっての新しい課題を浮き彫りにする力を育てる。

世界の未来を構想する「Innovation Studies」では、技術経営論、情報工学、デジタルデザイン、脳科学など、経営理論や科学・技術論を軸に新しい知識と価値を生み出し、社会で実践できる知的能力と行動力を養う。

これら三つの柱に加えて、世界の事象だけでなく、日本の歴史や文化を理解するための科目も用意されている。そして最終的には、三つの科目群を横断・統合し、両大学の学びの集大成となる研究・製作を行う。

さらに学生は、興味・関心や目指すキャリアパスに応じて自分流の履修を進めるだけではなく、学修支援室を中心とした学修サポートを受けながら学修計画を立てたり見直したりすることができる。リベラル・アーツの学びを社会で実践できる素養につなげるためのカリキュラムや仕組みが整っている。

オーストラリア国立大学と展開する
「デュアル・ディグリー・プログラム」

オーストラリア国立大学(ANU)の「アジア太平洋学」と立命館大学の「グローバル教養学」、二つの学位を取得できるデュアル・ディグリー・プログラムを学部の教育に全面的に取り入れる。これは、日本初の取り組みだ。パートナー校となるANUは、世界24位、オーストラリア国内1位(QS世界大学ランキング2018‐2019)にランクインする国内唯一の国立大学で、卓越した研究力と教育力を誇っている。

学生は、グローバル教養学部の学びと並行して、アジア太平洋地域の研究で世界に名立たるANUアジア太平洋学群のカリキュラムも学ぶ。政治と政府、国際関係と安全保障、紛争と平和構築、歴史と文化のアイデンティティの4分野を主とする学びを通して、地域情勢に関する多角的な理解を深める。そして、グローバル教養学の学びがANUの高度な地域研究とつながり、実践的な課題発見・課題解決の力として結実するという相乗効果が期待できる。

さらに、多文化・多民族国家であるオーストラリアでの生活や、世界中から優秀な学生が集まるANUでの学びは、異文化間コミュニケーションや異文化適応能力といったグローバル感覚を養うのに最適な環境と言える。そして、二つの国、二つの都市で学習するという貴重な経験が、グローバル化が進む社会でキャリアを形成するにあたって大きな強みとなる。

オーストラリア国立大学(ANU)

グローバル教養学の広がり

マナビジョンブック編集長が語る
立命館大学のココに注目!

国際関係学部で「アメリカン大学」と共同の
画期的な学科・プログラムがスタート!

立命館大学では、従来の国際交流や留学制度に加えて、一段階上の海外大学とのコラボレーションを積極的に展開しています。そして2018年4月、国際関係学部に、「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」が誕生しました。

ワシントンD.C.にある名門大学・アメリカン大学と共通の人材育成目標のもと、共同で開発した教育プログラムを学生に提供。共同の学位「学士(グローバル国際関係学)」を授与する、学部間では日本初の取り組み「ジョイント・ディグリー・プログラム」を導入しています。双方の大学から学生を受け入れ、両大学で2年間ずつ、一貫したプログラムのなかで学びます。アメリカン大学では、政府機関・国際機関など多様なインターンシップやゲストレクチャーなど国際政治の中核を体感できる環境でのアクティブラーニングを展開されます。

国際関係学のスクールとして全米で最大規模を誇るアメリカン大学

キャンパス情報
衣笠キャンパス
  • 法学部
  • 産業社会学部
  • 国際関係学部
  • 文学部
  • 映像学部
びわこ・くさつキャンパス
  • 経済学部
  • スポーツ健康科学部
  • 理工学部
  • 情報理工学部
  • 生命科学部
  • 薬学部
  • 食マネジメント学部
大阪いばらきキャンパス
  • 経営学部
  • 政策科学部
  • 総合心理学部
  • グローバル教養学部(2019年4月設置予定)

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