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だから、専修!2013 一覧

2013/12/09

強い専大スポーツの陰に逸話あり
専修大学体育会の実力

 専修大学体育会は1933年に発足。80年にわたる歴史の中で数々の名選手を輩出しながら規模を広げ、現在は43部と2同好会を擁するまでになった。関東大学リーグ戦で3連覇を成し遂げたサッカー部、第90回箱根駅伝に出場する陸上競技部など強豪チームも多く、学外からも注目を集めている。

強豪チームや一流選手を多数輩出

歴代の選手たちが勝ち取ってきたトロフィーや盾

 専修大学体育会の歴史をたどると、その輝かしい成績に驚かされる。東都大学リーグ戦1部で31回という最多優勝記録を誇る野球部、関東大学リーグ戦の強豪として歩んできたラグビー部、関東大学リーグ戦3連覇を達成したサッカー部、関東学生水球リーグ戦で376連勝中の日本体育大学を破って優勝した水泳部水球チーム、日本学生氷上競技選手権大会で団体優勝13回というスピードスケート部、名門中の名門と言われる卓球部やフェンシング部──。

 部としての成績もさることながら、卒業後に一流選手として名を馳せている人もまた多い。プロ野球界ではニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹選手、2013年度パ・リーグ首位打者となった福岡ソフトバンクホークスの長谷川勇也選手、2009年度セ・リーグ新人王となった読売ジャイアンツの松本哲也選手などが、プロゴルフ界では2012年度賞金王となった藤田寛之選手、横田真一選手、近藤共弘選手などが活躍中。またプロボクシング界では山中慎介選手が世界WBCバンタム級チャンピオンとして君臨している。オリンピック選手では、スピードスケートの堀井学選手(リルハンメル五輪銅メダル)や黒岩彰選手(カルガリー五輪銅メダル)が専大出身者だ。

 生田キャンパスの総合体育館1階には、歴代の選手たちが勝ち取ってきたトロフィーや盾がずらりと並ぶ。そのそばには、長野オリンピックの表彰台が置かれており、大学スポーツの名門といった雰囲気が漂う。

 体育施設の充実ぶりも目を見張るものがある。生田キャンパスには各部の運動場やグラウンドのほか公認の短水路プールやトレーニングルームがあり、体育寮も4棟を用意。また伊勢原にも野球場、ラグビー場、馬場、テニスコート、体育寮などが揃っている。専修大学には、選手たちが最大限に力を発揮できる環境が整っているのだ。

箱根駅伝出場の陸上競技部、3連覇のサッカー部に注目

箱根駅伝に出場する陸上競技部

 いま特に注目を浴びているのが、箱根駅伝に3年ぶり68回目の出場を決めた陸上競技部だ。2年前に元カネボウ陸上競技部総監督の伊藤国光氏を監督に迎え、そのきめ細かな指導のもと箱根駅伝出場を目指して練習に取り組んできた。監督の指導力に対する信頼は絶大で、練習後にはアドバイスを受けようと選手達が監督の元に集まってくるという。「監督の助言と叱咤激励が選手たちの力になっている。箱根では苦しいときもあると思うが『イイ顔』で走ってほしい」と同部の女子マネージャー。

 箱根駅伝では専修大学生やその保護者、卒業生のための応援スポットも用意される。今回は、現地へ行ける人は現地で、行けない人はテレビ画面を通して専修大学の選手たちを応援してみては。メンバー全員が気持ちを一つにして襷をつなぐ、専大らしい走りに期待したい。

関東大学サッカーリーグ戦3連覇のサッカー部

 もう一つ、近年際立った活躍を見せているのがサッカー部だ。2011年、関東大学サッカーリーグ1部に復帰すると同時に初優勝し、以来怒濤の3連覇中。専修大学の出身で、富士通サッカー部(現・川崎フロンターレ)で活躍した源平貴久監督のもと、圧倒的な得点力で相手チームを次々と打ち破ってきた。

 しかも驚くことに、サッカー部は専用の練習場を持っていない。主な練習場は生田キャンパス内のグランドだが、授業後から日暮れまではアメリカンフットボール部が使っており、その後はナイター設備がないため練習ができない。必然的に、練習は早朝から授業開始までの数時間のみになる。こうした環境の中での3連覇は、まさに快挙と言えるだろう。ちなみに、専大サッカー部のスローガンは「攻撃的で美しいサッカー」。観客を湧かせるアグレッシブなプレースタイルを、12月14日から行われる全日本大学選手権大会の会場にて皆さんもぜひ体感してほしい。

競技、勉強、地域貢献をバックアップ

 専修大学では、こうした部や選手たちを強力にバックアップ。体育会をとりまとめる体育事務部では、43部のうち28部を「強化部」に指定し、スポーツ推薦入試や遠征支援、学業支援、施設管理などを行っている。何か困ったことがあれば相談に乗り、選手と担当部署とをつなぐのも役割の一つだ。

 「スポーツ選手とはいえやはり学業第一ですから、練習や公式試合と授業との両立が一番難しいところ。勉強がおろそかになってくると耳の痛いことも言いますが、それも応援する気持ちがあればこそです。選手はもちろん監督やコーチに対しても、できる限りのバックアップをしたいと思っています」(体育事務部スタッフ)

地域貢献活動「ワンデーチームメイト」

 最近は、体育会所属の学生を中心とした地域貢献活動も実施。その代表例が、体育会と川崎市教育委員会が連携し、2006年度より行っているスポーツ教室「ワンデーチームメイト」だ。主な対象は小学生で、コーチを務めるのはラグビー、水泳、テニスなど各運動部の現役選手。スポーツの楽しさに触れる良い機会として、地域でも人気だという。また、向ヶ丘遊園駅周辺や多摩川の清掃活動も毎年開催しており、一般学生や地域の人とともにゴミ拾いなどを行っている。

 「選手たちには、競技力はもちろん人間力も鍛えて成長してほしいと願っています。競技や勉強が不調で暗い顔をしていたら、できる限りサポートして、応援している人がいるよということを伝えたい。読者の皆さんも、競技に勉強に地域貢献にとがんばっている選手の応援をよろしくお願いします」(体育事務部スタッフ)

写真:専大スポーツ編集部提供

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