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だから、専修!2013 一覧

2013/09/02

世代や地域を越えてつながり
大学を支援する「校友会」

 世代も住む場所も職業もさまざまな人々をつなぐもの、それが「校友」という意識だ。これまでに約27万人の卒業生を送り出してきた専修大学では、校友を「生涯をまっとうするまでのつながり」と捉え、校友会活動にも積極的に取り組んでいる。そこには、世代を越えて広がる交流の輪があった。

生涯を通してつながり、協力し、支え合う

 130年以上の歴史を持つ専修大学は、これまでに社会で活躍する人材を数多く輩出してきた。政治家、裁判官、知事、大学教授といった公職をはじめ、大企業を統括する社長や起業家などのビジネスマン、野球やレスリングなどのスポーツ選手、カメラマンやイラストレーターなどの芸術家……。その職業は幅広い分野にわたり、業界を牽引する立場にある人も少なくない。

 さらに、専修大学出身の社長の数は3992人で、大学別に見ると全国13位(帝国データバンク2013年「全国社長分析」より)。この卒業生の活躍ぶりは、社会に役立つ実践的な人間を育むという教育理念の一つの成果だと言えるだろう。

 こうした卒業生たちをつなぐ役割を担っているのが「校友会」だ。現在、全国各地に206の地域支部と2つの同窓会があり、中国や台湾、アメリカなど5か国に海外支部を持つ。さらに、同じ職業の卒業生で作る職域支部が66、同じ年度の卒業生で作る同期会支部が40あり、それぞれが独自に活動しながら交流を深めているという。

 特に職域支部では活動が盛んで、不動産関連業の人々が集まる「不動産建設黒門会」や東京消防庁内にある「おおとり会」のほか、流通関連職や会計職、ホテルマンなどさまざまな分野で支部が結成されている。各支部の集まりでは情報交換やノウハウの伝達などが頻繁に行われており、新たなビジネスチャンスにつながることも少なくない。こうした交流の積み重ねは、やがて生涯にわたって続くきずなに変わっていく。校友会は先輩後輩という縦のつながりだけでなく、会社や団体を越えた横のつながりを広げる場にもなっているのだ。

車の車輪のごとく、育友会とともに大学と在学生を支援

年4回発行される校友会誌アドニス

 専修大学の校友会では、在学生を準会員、卒業生を正会員としており、毎年卒業式後に校友会主催の歓迎会を開催している。学生は卒業式の会場を出た瞬間から校友会の正会員となり、生涯をまっとうするまでその一員としてきずなを深めていくことができる。

 「校友会の目的は会員同士の親睦を深めることと、大学の発展に寄与することです。会員から寄せられた年会費をもとに、在学生への助成や大学発展に対する協力、留学生支援、校友会誌『アドニス』の発行、定時総会の開催、各支部・同窓会への援助などさまざまな活動を行っています」(校友会総務部長)

 在学生の父母・保護者で組織される「育友会」との連携も強い。就職支援や留学生支援などのイベントを共催しているほか、それぞれの支部交流会に互いの会員が参加することもあり、その親睦は年々深まっている。立場は違えど、大学と在学生を支援したいと願う気持ちは同じ。会えば専修大学の話題で盛り上がることも多く、ここでもまた交流の輪が大きく広がっている。

 さらに校友会は、育友会が刊行した小説『蒼翼の獅子たち』(志茂田景樹著・河出書房新社)の販売や、同著を原作として専修大学が制作した映画『学校をつくろう』のDVD販売にも協力している。校友会と育友会は、いまや大学を支える車の両輪と言えるだろう。

 現在、校友会員(卒業生)は約27万人、育友会員は約1万7000人。これだけの人数が「専修大学のサポーター」として全国各地に存在している──。これが専修大学の大きな強みであり、同時に魅力でもある。

大学の発展に寄与したいという思いを胸に

 卒業生たちの母校愛が形となって現れるのは、大学や在学生への支援の場だけではない。スポーツの試合で母校のチームを応援する、その熱さは学外にもよく知られている。とりわけサッカー、野球、レスリング、体操など躍進している運動部の試合には、その運動部出身の卒業生だけでなく校友会や育友会の会員が連れだって駆けつけ、一体となって声援を送ることも少なくない。このように、卒業後にスポーツを通してきずなを深めていけるのも、専修大学の特徴の一つだ。

 「校友会の会員は、母校のきずなと大学の発展に寄与したいという思いで結ばれています。とは言え、こうした活動を長きにわたって続けることができているのは、やはりそこに楽しさがあるからなのです。校友会の活動を通して友達の輪やビジネスの幅が広がったり、学生と交流する機会が得られたり……。ぜひ積極的に参加して、校友会の活動を楽しんでいただければと思います」(校友会総務部長)

 校友会では、会員すべてが集まる定時総会のほかにも、各支部でゴルフ大会や夫婦の会、新年会など多彩なイベントを開催している。中には、祭りにブースを出したり清掃活動に参加したりと、地域に溶け込んで活動している支部もある。こうした活動は、その地域での専修大学の評価を高めることにもつながるため、楽しみながら大学の発展に寄与している好例と言えるだろう。

 さまざまな分野で活躍する卒業生が生涯を通してつながり、大学と学生を支え、ともに楽しむ。世代や地域を越えたきずなを、「母校愛」という共通の思いをもとに築いていける、それが専修大学の校友会なのだ。

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