• 海外プロジェクト探検隊~世界の仕事現場を見に行こう!~  「海外プロジェクト探検隊」は、三菱商事が海外で展開しているさまざまなプロジェクトの現場を高校生たちが訪問し、現地の模様や肌で感じたことをリポートするシリーズ企画です。 海外プロジェクト探検隊~世界の仕事現場を見に行こう!~

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vol.9夏休み タイ エネルギープロジェクト体験ツアー

三菱商事社員の仕事内容

岩井 俊樹さん 早稲田大学高等学院2年 三菱商事社員の仕事 商社とはあまり親しみのない企業である。ほかのメーカーなどと比べても具体的に何をしているのかは今まで分からなかった。僕の知り合いに商社に勤めている方がいてその方にどんな仕事をして・・・続きを読む>>

タイMCにてお話を聞かせていただきました タイMCにてお話を聞かせていただきました

商社とはあまり親しみのない企業である。ほかのメーカーなどと比べても具体的に何をしているのかは今まで分からなかった。僕の知り合いに商社に勤めている方がいてその方にどんな仕事をしているか聞いてみたことがあった。いろんなことをやっている、とその方はおっしゃった。とても曖昧な答えだとその時は思ったが、今考え直すとそのとおりである。

三菱商事は総合商社という会社であり世間一般に「ラーメンからロケットまで」と言われていたほど扱う分野が多い。そこで6つの営業グループとコーポレートスタッフ部門等の3つの部門にわかれている。主な事業は貿易の仲介や様々な資源への投資、情報提供である。簡単に言うと様々な取引が円滑に進むようにしているのだ。僕らがあまり身近に感じない商社の仕事はすごく身近な仕事を支える大切なことなのだ。具体的には、ある取引があったとしてそのなかで情報を提供したり、取引に関係する会社に投資をしたり、また販売協力も行うのが商社である。商品の流れを最初から最後まで管理し、商社は基本的に子会社や合弁企業などを通じて仕事をおこなうのだ。それをバリューチェーンという。

様々なところに三菱のマークが! 様々なところに三菱のマークが!

最初のころは輸入代理を行うだけであったが、やがて天然資源の確保にむかうようにまでなった。食品から様々な資源を使ったものだって商社が関係しているのだ。

各営業グループは様々な分野に進出しており、金融、エネルギー、金属、機械、化学品、生活産業などと多岐に渡る。また地球環境やインフラにも従事するほどでそれも日本だけでなく海外でもビジネスを行っている。全て、生活になくてはならない大事な分野である。

泰国三菱商事の川合さんがおっしゃっていたことだが、日本に必要だからやっていることなのである。石油や石炭、金属類、これらも日本になくてはならないからこそやっていることなのだそうだ。僕はこのことに凄く感動を覚えた。利益だけを求めるのではなく社会のために、消費者のためにやっているという精神、これは凄いことだと思う。他国ではできない、日本の企業だけができることだ。そういった貢献が信頼につながり、より大きな利益を生み出すのだろうとおもった。

タイMCの方々との食事会 興味深い話を聞かせていただきました タイMCの方々との食事会 興味深い話を聞かせていただきました

タイに行く前にも海外に行ったことがあり、そこで分かったことなのだが日本の企業は安全、安心というサービスを売っている。世界が日本という小さな島国に注目するかと言えばそれは日本人だけができる仕事があるからであり、それは世界でも必要とされているからである。

三菱商事の企業理念、三綱領の一つに「所期奉公」がある。これは「事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時にかけがえのない地球環境の維持にも貢献する」という内容だが、上記のとおり社会に貢献している。またタイではわざわざコストがかかるにも関わらず地球環境を配慮した太陽光発電をおこなっている。企業理念から決してぶれることなく経営しているのは凄いことだと感じた。

今回を機により商社にたいしてより大きな興味がわいてきた。将来、どのように商社が変化していくか、楽しみである。

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毛利 遥さん 青森県立青森南高等学校2年 幅広い事業を行う三菱商事の仕事 三菱商事で働く社員の方々の仕事内容は、所属するグループや部門によって違うようだ。エネルギー事業グループや金属グループ、機械グループといった営業グループ。そして、コーポレート・・・続きを読む>>
タイ三菱商事の玄関 とてもきれい!! タイ三菱商事の玄関 とてもきれい!!

三菱商事で働く社員の方々の仕事内容は、所属するグループや部門によって違うようだ。エネルギー事業グループや金属グループ、機械グループといった営業グループ。そして、コーポレートスタッフ部門、地球環境・インフラ事業開発部門、ビジネスサービス部門といったものがある。地球環境・インフラ事業開発部門とビジネスサービス部門は新しくできた部門であり、特に注目されている。三菱商事の社員の方々はどのような仕事をしているか、幾つかのグループについて聞いてきたことを伝えたい。

三菱商事が携わる火力発電所 迫力満点! 三菱商事が携わる火力発電所 迫力満点!

まず、地球環境・インフラ事業開発部門で働く方々は、電力や交通といった生活に直結するインフラ事業と、地球環境のことを考えた再生可能エネルギー事業、それに関する取引を中心に仕事をしている部門である。日々環境と向き合っている部門だと感じた。

そして、エネルギー事業グループ。ここで働く方々は、石油やガスのプロジェクト開発、投資などを行っている。このエネルギー事業のうち、LNG(液化天然ガス)事業は40年も前からやっているとのことで、予想以上の年数に驚いた。そのほか、原油や石油製品などの取引も行っている。ちなみに三菱商事でいう「エネルギー」には石炭は入らず、これは金属グループに入るそうだ。

発電所内にあった模型 すごくリアル 発電所内にあった模型 すごくリアル

機械グループで働く方々は、発電所や製鉄、自動車や船舶など幅広い分野での機械販売や事業投資を仕事にしている。ここで私が印象に残ったのは自動車だ。三菱商事にはいすゞ事業本部というものがあり、タイでピックアップトラック(普通自動車にトラックの荷台が付いたような車)を販売している。この車がタイでとても人気である。理由は、荷物も家族も一気に運べて、なおかつ雨に濡れてもすぐ乾くタイならではのものだった。タイの街を見ていると、確かにピックアップトラックをよく見かけた。

太陽光発電所 とても広大! 太陽光発電所 とても広大!

このようなメインの仕事にほかにも、三菱商事の方々は、社会貢献活動、ボランティアのようなこともしている。マングローブの植林、サンゴ礁の育成、洪水の被害を受けた学校の壁にペンキを塗る、というような活動だ。このような活動は今後も大切にしていってほしいと感じた。

今回、タイで実際に働いている社員の方々とお話する機会もあり、色々な話を聞いた。「大変なことはあるが、辛いことばかりじゃない。言語も文化も何もかも違う人と共に仕事をするのは刺激になる。」とおっしゃっていた。タイで会った社員の方々は輝いていた。私は、いろいろな仕事や活動をして人々を支えている三菱商事の方々を心から尊敬する。

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