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読売ICTフォーラム2019
~ICTによる「Smart Worldの実現」~

 現在、都市が抱える課題は「環境問題」「社会インフラの老朽化」「エネルギー問題」「高齢化」といったものがある。 これらを解決することは現代社会にとっての難問だが、ICTの利活用は課題解決の糸口となり始めている。
 読売ICTフォーラムでは、事例を交え、ICTが切り拓く課題解決型の未来、 「スマートワールド」の実現について考えていく。

採録記事掲載中
2019.3.27(水)
よみうり大手町ホール

主催者挨拶

畔柳 裕 読売新聞東京本社 取締役メディア局長

畔柳 裕

畔柳 裕(あぜやなぎ・ゆたか)
読売新聞東京本社 取締役メディア局長

 本日はお忙しい中、読売ICTフォーラムにご来場いただき、誠にありがとうございます。主催者を代表いたしまして簡単にご挨拶を申し上げたいと思います。

 読売新聞では日々進化するICT、いわゆる情報通信技術が私たちの社会や生活にもたらす変革を考えるフォーラムを、2001年から開催しています。18回目となる今回のテーマは、ICTによるSmart Wоrldの実現です。今日、環境問題、社会インフラの老朽化、エネルギー問題、少子高齢化はいずれも解決しなくてはならない重要な課題だと考えています。これらの課題を効果的に解決していくためには、進化を続けるICTの力を活用することが必要だと思っています。

 今回のテーマ「Smart Wоrld」は、ICTが私たちの日常のあらゆる局面でその力を発揮する世界を意味します。体力的に弱くなった高齢者を助けるIоTや、AIによるエネルギー効率の改善や働き方改革など、Smart Wоrldは私たちの社会が抱える様々な課題を解決するソリューションを生み出します。また、エンターテインメントやアート、そのほかいろいろな現場でICTによって、これまでにない体験ができる時代になります。今回のフォーラムでは、こうしたICTが生み出すSmart Wоrldが、今日の課題をどのように解決し、発展していくかを探りたいと思います。

 本日は基調講演といたしまして、お二方にお話しいただきます。まず最初に日本電信電話株式会社の澤田純社長です。澤田社長には「ICTによるSmart Wоrldの実現に向けて」というテーマでお話しいただくことになっています。もう一方はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の伊藤博之代表取締役です。伊藤さんには人気バーチャルシンガー、初音ミクを支えるデジタルテクノロジーや、札幌市のスマートシティ構想でのICT活用についてお話しいただきます。

 その後のパネルディスカッションでは、伊藤さんに加えて、AIやデジタルテクノロジーを駆使するアーティストのスプツニ子!さん、自動運転車いすの実用化に取り組むWHILL株式会社代表取締役兼CEOの杉江理さん、そして介護予防ロボットを開発している女優のいとうまい子さんの4人にご登壇いただき、ICTが生み出す新たなエンターテインメントやアート、ヘルスケア、ダイバーシティの実現などについてお話しいただくことになっています。

 最後になりましたが、ご多忙の中、このフォーラム会場にご参加いただきました皆さま、ご登壇いただく方々、そのほか関係者の方々、あらためてこの場をお借りしまして感謝の意を申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。

読売新聞オンライン