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全てのユーザーへ
安心と安全を

TikTokの性被害・誹謗中傷・詐欺防止への取り組み

手軽に好きな動画を投稿・視聴できるショートムービープラットフォーム「TikTok」。現在、その楽しさは若者だけでなく、幅広い年代にも広まっています。日頃から安心安全のための様々な施策に取り組んでいるTikTokでは、7月19日、メディア向けに「安心安全啓発に関する説明会」を開催。TikTokが推進する具体的な対策の説明のほか、専門家によるネット上の性被害の実態と対策のレクチャー、人気クリエイターを招いての意見交換が行われました。

安心安全に関するTikTokの啓発活動

今夏のTikTok安全啓発のご紹介

石谷 祐真
TikTok Japan
セーフティオペレーションマネジャー

夏休みのこの時期、TikTokでは「青少年の安心安全な利用」を最優先課題として「#大切な人を守ろう」キャンペーンを実施します。なかでも今回、啓発テーマとして掲げているのが「自画撮り被害防止」と「ネット詐欺被害防止」です。人気お笑い芸人さんやTikTokを代表する人気クリエイターさんたちにもご参加いただき、軽快なトークやクスッと笑える呼び掛けで、ユーザーさんにしっかり届く動画を制作しました。これらはすでに大変な反響を呼んでおり、こうした啓発に関心を寄せたユーザーさんがご自身でもキャンペーンに参加できるよう、アプリ上で使用可能な専用ステッカーも用意しています。皆様もぜひご覧ください。

トークセッション

人気クリエイターを交え
デジタル性暴力の被害防止について考える

  • TikTok Japan
    上級執行役員 公共政策本部長
    山口 琢也
  • NPO法人ぱっぷす
    相談支援員
    内田 絵梨さん
  • TikTokクリエイター
    みりんさん
    ※動画で顔出しをしていないため、マスクでご参加いただきました。
  • TikTokクリエイター
    モフモフモー/ととさん(左)・みみさん(右)

デジタル性暴力の被害防止啓発活動に
人気クリエイターが初参加

山口
TikTokでは、みなさんが安全に利用するための新機能の導入やルールの策定といった環境整備はもちろん、有識者との意見交換の場も頻繁に設け、定期的に啓発活動に取り組んでいます。ここでは主にデジタル性暴力の被害防止をテーマに、この啓発活動に参加してくださる人気クリエイターの方とともに語り合いたいと思います。
内田
デジタル性暴力などの相談窓口である私たちは、この問題を社会に伝え、社会課題の解決を求める活動を行ってきました。デジタル性暴力とは、スマートフォンやデジタル技術を用いた性暴力のことを指します。具体的には、「スカートの中を盗撮された」「裸の写真を要求された」「性的な写真をばらまくぞと脅された」などの相談が寄せられています。被害を減らし、加害をなくすために広く啓発したいのですが、どうすれば伝わるか分からずにいました。今日は、伝えることに長けたクリエイターさんと直接お会いできる機会を作っていただき、嬉しく思っています。
みりん
私はTikTokでイラスト系の動画を投稿しているのですが、フォロワーさんの多くが若い女性です。自画撮り被害などの啓発をするのであれば、私のアカウントはとても適しているのではないかと思い、被害防止に少しでも貢献できるならと、今回参加いたしました。
みみ
私たちは音楽系の動画を作っています。いろんな方が私たちの音源を使って広めてくれていて、その拡散力と楽しさがTikTokの魅力だと感じているのですが、中にはまだ善悪の判断がつかないような年齢のユーザーさんもいると思います。そのことに気付いて、クリエイターとしての責任を感じました。今回こうした啓発活動に関わることができて、とても光栄です。

デジタル性暴力被害について
みんなで考えていきたい

山口
今日は、内田さんからデジタル性暴力被害の実態やその対策についてのレクチャーもありましたが、いかがでしたか?
とと
被害の実態に衝撃を受けました。加害者が送ってくる言葉による性的接触に寒気がしましたし、それが若い10代の少女たちに向けられていることに驚きました。私たちの力で少しでも防げるのなら、ぜひ協力したいと思います。
みりん
私も怖くなりました。そして、同時に自分が中学生だった頃、自画撮り被害に遭った同級生がいたことを思い出しました。当時、私も「どうして送っちゃったの…?」と心ない言葉を言ってしまったかもしれません。内田さんがお話してくださったように「送った人が悪いのではなく、送らせた人が絶対的に悪い」ということを多くの方にも知っていただきたいと思いました。
内田
こうした影響力のあるクリエイターさんにご協力いただけるのは、本当に心強いです。これを機に、デジタル性暴力の問題について考えてくださる方が増えることを願っています。実は、私たち「ぱっぷす」でもTikTokに何本か動画を投稿していて、コメント欄ではユーザーさん同士がとても有意義な意見交換を活発にしてくれています。TikTokが伝えるだけでなく、互いに考えて話し合う場にもなっていることは嬉しい発見でした。
みりん
コメント欄って本当に楽しくて、みんなよく見ているんですよね。なので、コメント欄を気持ちの良い場所にしておくために、不適切なコメントなどが表示されないように設定できるTikTokの機能も、すごくいいなと感じています。

啓発活動で力を入れたいこと、
そして、今後のTikTokに期待することとは

とと
今は、日常の中にTikTokがあります。私たちは、フォロワーさんと距離感の近いクリエイターでもあるので、身近さを生かした啓発ができたらと思っています。
みりん
言葉だと直接的な表現になって受け入れにくいことも、イラストなら和らいだ雰囲気で伝わりやすくなると思っています。イラストのクリエイターとして頑張りたいです。
山口
大好きなクリエイターさんが発信すれば、ユーザーさんもより耳を傾けてくれますよね。我々もきちんと届く啓発活動になることを願っています。
内田
届けたい層にきちんと届くというのは、社会問題をテーマに活動している多くのNPO法人も望んでいることだと思います。期待しています。
みみ
TikTokを保護者のアカウントで見ている子もいるようです。TikTokには様々な制限機能もあるので、保護者世代の方も安心安全対策について知ってほしいです。
山口
そうですね。被害防止の注意喚起だけでなく、加害意識のない加害者やその周囲への働きかけも重要だと考えています。誰もがハッピーに利用できるプラットフォームとして、より一層、安心安全の環境維持に努めてまいります。