• 海外プロジェクト探検隊~世界の仕事現場を見に行こう!~  「海外プロジェクト探検隊」は、三菱商事が海外で展開しているさまざまなプロジェクトの現場を高校生たちが訪問し、現地の模様や肌で感じたことをリポートするシリーズ企画です。 海外プロジェクト探検隊~世界の仕事現場を見に行こう!~

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vol.10夏休み インドネシア社会インフラプロジェクト体験ツアー

現地学生との交流会、文化体験

池松 彩果さん 故草木高等学校3年 selamat siang!(スラマッスィアン)、インドネシアの人と文化
MettaさんとAnggiさん、楽しかったです!! MettaさんとAnggiさん、楽しかったです!!
サラックという果物を教えてもらった、不思議な味… サラックという果物を教えてもらった、不思議な味…

ジャカルタでの3泊5日の中で、私達は2度、インドネシア人との交流の場を経験した。

3日目に訪問したP.T.Krama Yudha Tiga Berlian Motors (KTB)という三菱車の輸入・販売総代理店において、若い社員の方2人と私達高校生1人の3人組にわかれ、それぞれのグループが色々な話をしながらインドネシア料理、日本料理をKTBの食堂で食べ時間を過ごした。私は、Mettaさんという女性とAnggiさんという男性と同じグループだった。Mettaさんは元々日本に興味があり留学経験もあったため流暢な日本語を話し、大変驚かされた。彼らは英語も堪能で、私達3人は短いランチタイムの間、インドネシアの文化について英語で会話を交わした。まず、インドネシア内の人や民族の多様性について。インドネシア市内を歩く人々は皆どこか似ていてでもどこか違う、というような感じだという印象を抱いていたので聞いてみたところ、インドネシア人は中国系や純粋なインドネシア人、その他の血が入っている混血系等、様々な背景及び文化を持った人が共に住んでいる国であるそうだ。皆違って皆良いの精神でお互いが違いを受け入れ共栄共存している社会が実現されている。また、インドネシア人は地元の言語、公用語のインドネシア語、そしてほとんどの人が英語までも流暢に使いこなしており、この言語習得能力の高さはインドネシア滞在中いつも実感させられ、見習いたいと思った。この他、インドネシアの食文化と日本の食文化の違いや、街中での物乞いがある現状、そしてインドネシア内で大きな問題となっている渋滞事情などについても現地に住む彼らから話を聞き、たくさんのことを知ることができた。

バディのオチャ、会えて本当によかった! バディのオチャ、会えて本当によかった!
別れの時…いつかまた会える日まで! 別れの時…いつかまた会える日まで!

翌日はSMA Labschool Kebayoranという学校へと訪問し現地の高校生との交流を行った。学生達は私達が到着したその瞬間から温かい笑顔で迎えてくれ、とてもフレンドリーな彼らとすぐに友達になることができた。学校を少し見学し、教室などを含めた全体の仕組みや設備は日本の学校と比較的似ているように感じた。この日LabschoolではEXPOという学校行事が行われており、私達は体育館で大勢の生徒の前で自己紹介とダンスのパフォーマンスをすることになっていた。私は前日MettaさんとAnggiさんから教わったインドネシア語での自己紹介をしたところ、学生が温かく拍手で受け入れてくれ嬉しかった。ダンスの方も、学生達は一緒に盛り上がってくれ、日本のダンスを一緒に踊ってくれたりし、喜びと楽しさで胸がいっぱいになった。今回私達のバディとなってくれたのは日本語を習っている生徒達だったが、彼ら含め全体的に日本の文化に親しみを持ってくれている学生が多いのかな、と交流を経て感じた。KTBとLabschoolでの交流はどちらもあっという間に終わってしまったが、今回築いた友情は今後も国境を越えて続けていきたいと思っている。

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佐々木 香菜江さん盛岡南高等学校3年インドネシアでの文化体験

インドネシアの伝統芸能 インドネシアの伝統芸能

日本から7時間半かけて着いたインドネシア。空港から出て直ぐにインドネシアの日常を目の当たりにした。常にあちこちで鳴っているクラクション。原付バイクに4人乗りで運転しているバイク。どれ位待っても進まない渋滞。日本では、見る事のない光景にインドネシアに居る事を実感した。

インドネシア人が親日的だと言われる意味を直ぐに理解した。なぜなら、日本人であると判断すると「you are Japanese?」と話し掛けて来たり手を振ってきたりと、積極的にアプローチしてくる姿がよく見られたからだ。その様な点も三菱商事がインドネシアで活躍出来る要因の一つであると感じた。

ペアのアヤとは一生の友達です! ペアのアヤとは一生の友達です!

4日目、このツアーの楽しみの一つでもあった現地高校生との交流会は、海外が初めての私にとって刺激的で貴重な経験となった。

SMA Labschool Kebayoranはジャカルタでトップクラスの進学率を誇る学校であり、勉学に専念する事の出来る学習設備や多種多様なクラブが存在し、日々活力を燃やしている。

今回、私に校内案内やインドネシアの文化を教えてくれたのが、ペアとなったAya(アヤ)だ。彼女は笑顔がチャーミングで、私の話を笑顔を絶やさずに聞いてくれ、会話が弾んだ。お互いの学校生活や悩み、普段の生活など同世代だからこそ分かり合える事もあり、違う視野での考えを感じる事が出来た。交流会で私は、言語というものがいかに大切かを感じた。インドネシアの人は英語に対する意識も実力も高い。その為、私が彼女の英語を理解出来ずに何度も聞いてしまい、上手くコミュニケーションを取る事が出来なかったことがしばしばあり、自分に対し不甲斐なさを痛烈に感じた。それと同時に、英語力を高めれば世界と繋がる事が出来ると確信し、私にとって語学に目を向ける良い刺激となった。

今回出会った仲間は私をいい意味で変えてくれた大切な友達となった。彼女たちとは一生の友となるだろう。

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澤田勇輝さん城東高等学校1年 東シナ海を隔てた異国の高校生たちとの思い出

「おようございます」と「ありがとう」をそれぞれインドネシア語で「スラマッパギ」、「トゥリマカシ」という。とりあえずこれだけの言語を覚えて、交流会に臨んだのはツアー4日目。訪れた現地の高校は私立共学校で、インドネシアトップクラスの学力を誇る名門校。主に、富裕層の子供たちが通うこの先進学校で、私たちリポーター8名が知恵を出し合って考えたAKBやEXILEの歌に合わせてダンスをすることやプレゼント交換などの出し物をこの日はすることになっていた。

まず視察に訪れて、現地の高校を代表した8名の高校生とホールで最初に会った。インドネシアの伝統的な踊りを見させてもらった後、簡単な自己紹介をすることになった。まず、私たちリポーター8名が英語で簡単に自己紹介をした。次に、現地を代表して8名の 高校生が日本語で自己紹介をした。本当に皆日本語が上手で、かむこともなくすらすらと原稿を読めていた。それもそのはず、この高校は、外国語という科目の中で日本語が必須だったのだから……そうはいっても、英語だって高校生の自分にとっては必須の科目である。要するに、私は自分の英語力を恥じて負け惜しみを言っているのだ。

自己紹介がお互いに済んだ後は、校舎を8名の代表者とともに循環した。最初は自分も緊張していてなかなか話を切り出すことができなかったが、小説、映画の話で次第に話が弾み、割り当てられたペアとも話が盛り上がってきた。相手は日本をよく知ろうとして、よく日本の伝統文化や観光スポットについて質問をぶつけてきた。何に対しても興味を持って吸収することにより、異国間でのコミュニケーションが円滑に進むことができるのだろう。

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椎名真与さん 幕張総合高等学校1年 歴史と努力が育んだ友情と信頼のケイバヨラン高校の交流会
歓迎の伝統舞踊 歓迎の伝統舞踊
現地高校生からの歓迎の伝統舞踊現地高校生からの歓迎の伝統舞踊
探検隊の仲間と現地の友人 探検隊の仲間と現地の友人
熱烈歓迎を受ける探検隊 熱烈歓迎を受ける探検隊

SMAラブスクール・ケイバヨラン高校は、男女共学のジャカルタでTOPクラスの進学率を誇るインドネシアの代表的高校です。

学校では日本語の必須のクラスがあり、特に日本に強い関心をもつ日本語倶楽部の学生たちが熱烈に歓迎してくれました。当日は新入生の部活動勧誘イベントがあり、普段よりもテンションが高かったのかも知れませんが、その元気のよさには圧倒されました。私たち日本からの高校生も檀上で、それぞれの自己紹介をしましたが、私の一言一言に温かく盛大な声援をしてくれて、用意していた私が侍の子孫であるとかの原稿を読めずに終わるほど、まるで私はアイドルになった気分を味わいました。英語はもちろんですが、とても流暢な日本語を話す彼らからは、まるで旧友と再会したかのような親しみを感じました。

現地の学生から伝統舞踊を披露戴いた後は、お返しに我々8人の日本人高校生が渡航してから夜中にホテルで特訓したAKB48のダンスを、100人程の観衆を前に頑張りました。その後は、念願のプレゼント交換、そして交流会です。

ケイバヨラン高校の皆さんは大人に言われて仕方なくというのではなく、誠心誠意、私たちを歓迎してくれている事や、社交辞令でなく、本心から日本をとてもとても信頼して好きでいてくれていることがすぐに伝わってきました。その気持ちに、とても胸が熱くなったのは忘れられません。

今回の渡航でインドネシアの歴史を学び、歴史的な日本との係わりも知りました。私達が普段意識していない外国の一つの中にインドネシアはありましたが、その国の中でこんなにも日本を知っていて、友情の手を差し伸べていてくれている同年代の仲間がいることに、驚き、感動し、知らなかった自分たちを恥ずかしくも感じました。この関係を昔から築いてきた日本人の努力と功績に敬意と誇りを持つとともに、私もいつかその一端に加わりたいと強く心に決めた一日でした。

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島津 佑輔さん 長岡工業高等専門学校1年 インドネシアでの生活文化体験~異文化に触れて~
行く先々であうインドネシアの交通渋滞 行く先々であうインドネシアの交通渋滞
インドネシアの高速道路のSAの様子 インドネシアの高速道路のSAの様子

日本の真南で赤道直下に存在し、13000の緑の島々から成り立つことから「赤道に懸けられた、エメラルドの首飾り」とも呼ばれている国、インドネシア。そんな国へと向かうのに日本から飛行機に乗ること約7時間、インドネシアのスカルノハッタ国際空港に着陸した。入国審査を終え外へ出ると、私たちのことを迎えるように多くのインドネシア人が、柵を隔てて集まっていた。私は一瞬歓迎の気持ちで胸がいっぱいになったが、これはお金をだまし取るための詐欺だと知り、早くもインドネシアに来たという実感を味わわせてくれた。

空港からツアー1日目の目的場所である三菱商事ジャカルタ駐在事務所に移動する際に、バスの車窓からとてつもなく大きな看板や行く先々であう交通渋滞など発展途上国特有の、普段日本ではあまり見られない光景を目にした。また、インドネシアの人々はバイクを利用した交通手段を多くの人がとっていた。インドネシアは低廉で手軽な移動手段として世界でも最大規模の二輪車市場であり、バイクの需要が毎年高い。道の少しだけ開いた隙間に容赦なく高速で走らせる光景がとても印象的であり、バスから見ていてもいつ交通事故が起きてもおかしくない状態から少しハラハラしながらバスの外を見ていた。

インドネシアの人々が一日に5回も礼拝すると言われている場所 インドネシアの人々が一日に5回も礼拝すると言われている場所

ツアー2日目のワヤン・ウィンドゥ地熱発電所に行く途中の道で近くのガソリンスタンドで私たちは一服した。辺りを散策していると、トイレのとなりにカーペットと暗号のような紙が貼ってあるだけの何やら奇妙な個室を発見した。これは、イスラム教の宗教においての神を拝むための礼拝する場所であり、インドネシア国内に数多く設けられているという。インドネシアの人口約2億2000万人余りのうち、ほぼ9割がイスラム教を信仰する人々である。インドネシアの人々の生活は朝5時から始まり、1日に区切られた時間で5回礼拝し、日常生活のリズムが形成される上で重要なものとなっている。

ツアー5日目、ジャカルタにあるSMA Labschool Kebayoran での交流会があった。この高校はジャカルタでトップクラスの進学率を誇る私立学校であり、日本語のクラスは必修である。 自分はペアの人と英語で話そうとするが、ほとんど中学のときの英語力だけで話していたため、話に応用力がない。更なる英語の必要性が高まり、自分の英語力の低さが浮き彫りとなった、課題の残る交流会となった。国籍は違ってもコミュニケーションで一番大切なことは「自分が何を伝えたいか」それを明確にすることは、万国共通である。

異文化・異国籍の人と触れ合うことで、自分を改めて見直すことのできた5日間だった。この体験談は将来の自分の糧にし、考え方の視野を広げていきたいと思った。

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田原 大樹さん 慶應義塾高等学校3年 文化は違っても・・・

旅の準備をする時、早速、日本とインドネシアとの違いに気付かされた。短パンを持っていけないのだ。イスラム文化圏は女性の肌の露出に厳しいということは知っていたが、男性も足を露出してはいけないそうだ。インドネシアの人口は約2億人でそのうちの90%がイスラム教を信仰している。比較的、戒律が緩い国ではあるが学校、ガソリンスタンド、コンビニなど、どこに行っても礼拝場が必ずある。モスクも街のいたるところにある。

どこに行っても車の列が途絶えることはない どこに行っても車の列が途絶えることはない

ただ、日本との違いはこれだけではない。通勤時間帯は常に道が大渋滞しているのだ。ほぼ進まないといっても過言ではない。同じ距離でも日本の5,6倍は時間がかかる。これは交通インフラの整備が追いつかないほどの勢いで国が発展しているからである。また食も日本とは違って味が濃い。辛目の味付けの料理が多く、一見普通に見えるスープでも激辛なことがあるので油断できない。逆に飲み物は甘めのものが多く、緑茶ですら甘かったりするから驚きだ。

インドネシアの高校生にもカラオケは人気らしい インドネシアの高校生にもカラオケは人気らしい
どこかで見たことあるような・・・ どこかで見たことあるような・・・

しかし、最終日の交流会ではむしろインドネシア人との共通点は多い気がした。イスラム圏の人は物静かで、あまり話さず、大人しいという勝手なイメージがあったが、そんなことは全くなく、校内見学で一緒にまわったパートナーのティヤさんは明るく笑顔でたくさん学校生活を話してくれた。「勉強が面倒くさい」「朝のランニングがあるけどトイレにこもってさぼっている」(笑)など、どこの国の人でも考えることは同じであるようだ。

また出し物でAKBのダンスを披露した時も、皆とても盛り上がり最後には一緒に踊ってくれた。帰る時もたくさんの生徒に写真を撮られた。確かに自分の学校に外国人が来たら僕もそうするだろう。こうして考えてみると、国や文化は違ってもやはり同じ高校生であるということを実感した。

今回の旅ではインドネシアという国の勢いや明るさを感じることができた。4日間という短い期間ではほんの一部しかわからなかったが、それでも日本に追いつく日はそう遠くないと感じた。

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町元 恵瑠さん 温故知新~インドネシアに学ぶ、これからの世界の姿~
高層ビル群の立ち並ぶジャカルタ市内。インドネシアの発展はまだまだ続いていく 高層ビル群の立ち並ぶジャカルタ市内。インドネシアの発展はまだまだ続いていく

インドネシア名物“大渋滞”にはまってしまったバスの車窓からふと外に目をやると、赤ん坊を抱いた若い女性たちが、車の行き交う路上でヒッチハイクをしていた。日本では見たことのないその光景に一瞬息をのんだ。インドネシアは現在急速に経済発展を遂げつつあり、人口は二億四千万人を超える世界大国である一方で、貧富の差は深刻な問題でもある。行き交う車の中には日本の高級車も混ざっていて、そこで助けを求める人々がいる。それはとても奇妙な光景だった。日本で当たり前のように生活している自分の甘さを痛感したのだった。

ジャカルタ名物の渋滞。なかなか抜け出せないまま、気付けば日も暮れてしまった ジャカルタ名物の渋滞。なかなか抜け出せないまま、気付けば日も暮れてしまった

ところで、私のインドネシアに対する第一印象は「懐かしい」という思いだった。首都ジャカルタ市内には、超高層ビルや大きな広告看板が立ち並ぶ一方で、郊外に出るとその風景は一変した。道路整備のままならないがたがたな道のすぐそばにある民家や出店では、ゆったり流れる時間を過ごす、活気に満ちあふれた人々の笑顔があった。まるで昔と今の日本を同時に見ているような、その光景に懐かしさを感じたのだ。

ラブスクールのアンドリー君、フェーナさんと。学食はとってもおいしかったです!! ラブスクールのアンドリー君、フェーナさんと。学食はとってもおいしかったです!!
KTB社の従業員の方々との交流会。自己紹介もインドネシア語でできるようになりました KTB社の従業員の方々との交流会。自己紹介もインドネシア語でできるようになりました

世界屈指の親日国といわれるインドネシアだが、日本語習得者もかなり多い。KTB社につとめるモナさんもその一人だ。モナさんは流ちょうな日本語で、私に日本の好きなところをたくさん教えてくれた。私も負けまいと英語で質問をしてみるが、結局日本語で盛り上がってしまった。最終日に訪れたラブスクールでも日本語は必修科目だという。インドネシアでもやはり人気なのはワンピースとハローキティ。学校を案内してくれたアンドリー君は、英語が聞き取れずに何度も聞き返す私と楽しそうに話してくれた上に、プレゼントに用意したワンピースの漫画にも飛び上がって喜んでくれた。ステージでAKB48 のダンスを披露したときの反響も忘れられない。日本の文化がこんなにも暖かく受け入れられていて、それを共有できることがとても幸せだと感じた。

国や宗教は違っても、互いの文化は、インターネットやSNSを通じて共有され、愛されていく。そんな、ほんの数秒で世界への扉は開く現代において言語の違いはちっぽけな問題で、国境を越える一歩は、案外小さい。大切なのは、相手とつながろうとする気持ちなのだ。

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吉本 竜さん 江戸川学園取手高等学校2年 涙あり笑いありのインドネシア
初日に見た渋滞。交通量の多さが窺える 初日に見た渋滞。交通量の多さが窺える

インドネシア到着初日、バスに乗ってジャカルタ市内に向かう僕らが最初に目にしたのがインドネシア名物の“渋滞”だった。平日であるにもかかわらず日本の帰省ラッシュ並み、あるいはそれ以上の交通量だった。車の数も多いが、バイクの数もびっくりするほど多い。日本の原付のようなバイクに乗る人が多く、彼等はひるむことなく車と車の間をすれすれに縫うように走る。また車も同様に車間距離を置かずにとても上手に運転するところに驚かされた。

写真右上がサワーソップのジュース 写真右上がサワーソップのジュース

また、インドネシアの料理、と一言で言ってもなかなか思い浮かばないのではないかと思うが、僕にとっても初めて見る食べ物が多く、とても新鮮に見えるものばかりで、美味しい食べ物が多かった。中でも忘れられないのは、直径2センチメートルもある輪切りの唐辛子だ。インドネシア料理には辛い物が多く、こうした食べ物には大抵唐辛子が入っている。たった一つ食べただけでも舌がヒリヒリして涙が出るほどだった。また、果物の種類も豊富で、様々なフルーツジュースを味わうことができた。特にサワーソップという果物のジュースはシャリっとした食感が日本ではなかなか味わうことができない美味しいジュースだった。食文化においても日本と違った特徴があり、貴重な体験をすることができた。

僕達はインドネシアの高校生の学校生活を知るために、今回のツアーの最終日、現地校を訪問した。緊張する僕達を校長先生をはじめ多くの生徒が校門で温かく迎えてくれた。ホールに行って自己紹介をした時も拍手や歓声が上がって場の雰囲気を盛り上げてくれたおかげで、緊張していた気持ちがほぐれた。

また行きたいなぁ~と思った程のいい国だ! また行きたいなぁ~と思った程のいい国だ!

皆、友好的で明るくてノリノリで、笑いあえてすぐに仲良くなることができた。パートナーのカンサは日本語がとても上手で驚いた。現地では日本語の授業が義務付けられているそうだが、強制的に勉強させられているというよりもむしろ楽しんでいると言っていた点が印象的だった。

これまで海外と言えば、アメリカやヨーロッパなどをイメージしていた僕にとって今回初めて訪れたインドネシアは様々な事を教えてくれた。再びインドネシアを訪れてこの国をもっと詳しく知りたいと思った。また、自分もインドネシアの人々の様にいつでも、どこでも、誰にでも、明るく積極的に人と接していきたいと思う。

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