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- 川村 優嘉 外国語学部英語学科4年
マツダ・ヨーロッパ本社主催の政策立案コンテストで
本学学生が優勝しました
- 川村 優嘉 (かわむら ゆうか)
- 外国語学部英語学科4年
川村優嘉さん
外国語学部英語学科4年の川村優嘉さんが、自動車メーカーマツダのヨーロッパ本社が主催する "Mazda make Things Better Awrad"で優勝しました。この賞は、若者向けの政策立案コンペティションとして開設され、今回で2回目の開催となります。
昨年12月、川村さんは英語学科の出口真紀子准教授の紹介で、マツダがCSR活動で取り組んでいる「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」のローマ大会に参加しました。この中で大学生を対象としたプログラムに参加したのが、同賞に応募するきっかけとなりました。「突然渡された紙に、よりよい世界を実現するためのアイデアを書くように言われて、頭が真っ白になってしまいました」と、川村さんはその時を振り返ります。
バルセロナで行われた表彰式でスピーチ
イギリスとオーストラリアへの留学経験を持ち、「国際的に活躍できるようになりたい」と小さな頃から思い描いていた川村さん。1年生の夏にはブラジルに赴き、現地の中高生に勉強を教えるボランティアにも挑戦。意欲があっても経済的な理由で勉強できない子どもたちの存在を思い出し、「教育機会の不平等を改善し、誰もが学ぶ喜びを体験できればいいのに」と、自身の中でくすぶっていた想いを、教育プログラムやキャリア形成などの分野で世界中の若者が相互交流できるオンラインプラットフォームを構築するというアイデアにまとめ、同賞に応募しました。
2月、マツダ・ヨーロッパより最終選考の5人に残ったことが伝えられると、「プロジェクト実現のためにも絶対に賞を取る」という強い気持ちでプレゼン資料作成に注力。そして4月、川村さんの提案は実現可能性の高さと、教育の不平等という課題に立ち向かう前向きな姿勢が高く評価され、優勝が決定しました。現在4年生ですが、「教育開発という分野に強い関心を持つ自分に気づきました。今は計画を実現させることに専念したい」と、授与された賞金1万ユーロを元に、アイデアの実現に向けて忙しい日々をすごしています。今後はカンボジアに焦点を当てて試験的にプロジェクトを進めていく計画です。
マツダ・ヨーロッパCEO ジェフリー・ガイトン氏とともに
「これまで自分が選んできた道は、全てつながっていたと強く感じます」と、留学や海外ボランティア、そして同賞への挑戦を振り返る川村さん。「世界中の意欲ある若者たちのため、多くの機会と希望を提供していきたいです」と熱い想いを胸に活動に取り組んでいます。
関連リンク(外部サイトにリンクします)
Mazda Europe公式Youtubeチャンネルでは、川村さんへのインタビューなどが紹介されています。
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