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『隣る人』映画上映会 開催

『隣る人』映画上映会 開催

2016年年6月24日に本学図書館の会議室にて、第37回日本カトリック映画賞をはじめ数々の賞を受賞した話題のドキュメンタリー『隣る人』の上映会を行いました。

上映会は、男女共同参画推進室が企画し、カトリックセンター、学生センター、上智社会福祉専門学校の協力のもと実施しました。当日は、学生や教職員の他、学外からも参加されて、約100人が集まりました。また、このドキュメンタリー映画を企画された稲塚由美子さんにもお越しいただき、上映後に映画製作の背景等についてお話を伺い、参加者からの質問にも丁寧に答えていただきました。

この映画は、地方のある児童養護施設で生活する子どもたちとその子どもたちの親代わりとなって日々の生活に密接に関わる保育士達の姿を8年間に渡ってカメラに収めたドキュメンタリーです。

「この映画にはナレーションもBGMもテロップもなく、又、起承転結もドラマもなく答えもありません。この映画を見た一人ひとりが感じたことを自分のものとして受け止めていただければ」と企画された稲葉さんは語ってくださいました。

『隣る人』映画上映会 開催

85分の映像には600時間もの撮影を要したとのことです。淡々と日々の生活を記録する中で、愛情を惜しみなく与える保育士への子どもたちの強い思慕、親子の葛藤や愛情を求めて子供たちが競ったりけんかしたりする様子など、様々な場面に寄り添うような映像は、現代の私たちに親と子、人と人とのつながりについてあらためて考える機会を与えてくれたと思います。

「誰もひとりでは生きられない」と、みんなが映画を見終わって静かに感じた上映会となりました。

【上智学院男女共同参画推進室について】
2012年1月に発足し、性別に関わりなく、ひとりひとりが個性と能力を発揮できる環境の実現のために様々な取り組みを実施しています!
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