- 上智大学ダイジェスト
- 上智大学ダイジェスト(2017年2月)
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“KAKEHASHI Project”により、ジョージ・ワシントン大学の皆さんを四谷キャンパスに迎えました
1月25日、外務省が推進する対日理解促進プログラム「カケハシ・プロジェクト」により、アメリカのジョージ・ワシントン大学(ワシントンDC)より、教育を専門分野とするMeggan Madden准教授と大学院生11名を四谷キャンパスに迎えました。本学からは、学術交流担当副学長の杉村美紀教授、英語学科の石井紀子教授、そしてこのプロジェクトにより今年3月、ジョージ・ワシントン大学への派遣が決定している大学院生7名が参加しました。
参加者全員による自己紹介の後、杉村副学長より歓迎の言葉が述べられ、上智大学そして、日本における高等教育の国際化の現状についてプレゼンテーションを行いました。杉村副学長は、本学が取り組むグローバル化推進について、およびアジア諸国の教育機関との連携などについて語り、現在教育を受ける若い世代の国際化によって、将来の世の中に調和がもたらされることへ期待を示しました。続いて本学を卒業後、修士号及び博士号をジョージ・ワシントン大学で取得した石井紀子教授の挨拶が行われ、自身のジョージ・ワシントン大学での経験を振り返り、身をもってこのプログラムの名称「カケハシ」を務められることの喜びを伝えました。
ジョージ・ワシントン大学のMadden准教授は、高等教育の国際化における国際機関と地域機関の関わり及び、教育の質の統制についてプレゼンテーションを行ないました。教育の分野で世界銀行より多額の資金調達が行なわれているベトナムの教育の国際化の現状について具体的に紹介しました。
本学総合人間科学研究科教育学専攻博士後期課程において、幼児教育についての研究に励む竹村直記さんもアメリカと日本における現在の幼児教育の比較について、プレゼンテーションを行いました。最後に、日本とアメリカにおいての海外留学経験者の就職のあり方の違いや、高等教育における特別支援教育の現状などについて活発な議論が行なわれ、互いの国の教育のありかたへの関心の高さがうかがわれました。
両校の学生は、3月にジョージ・ワシントン大学での再会を約束し、別れを惜しみながら交流会を締めくくりました。
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Madden准教授
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ディスカッションの様子
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記念撮影