- 上智大学ダイジェスト
- 上智大学ダイジェスト(2017年1月)
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北海道八雲町の皆さんと本学学生との交流プログラムを実施しています
本学では北海道八雲町および、一般社団法人ほのぼの運動協議会との共催で昨年から交流事業を行っています。
このプログラムは本学卒業生(1966年経済学部卒)で、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の代表取締役社長などを歴任し、現在、株式会社ジェーシー・コムサの代表取締役CEOである、ほのぼの運動協議会の大河原毅理事長の発案とご支援により始められたものです。
学生たちが八雲町の人々との交流を通じて、町の産業・文化・歴史を学び、直接体験することで、八雲町について、さらには日本の産業について学びながら、日本と世界の交流のあり方を考えていくことを目的として企画されました。
チャレンジ未来 交流会
第1回となった昨年9月には、本学から10人の学生が八雲町を訪問しました。2泊3日の日程の中で、八雲町の産業である農業・漁業・酪農の見学や体験会、町民の皆さんとの交流、八雲町の高校生とのディスカッションなど、さまざまなプログラムが実施されました。
交流会に参加した学生たちからは「人々が温かく、親しみやすかった」「豊かで美しい自然と新鮮で美味しい食材が魅力的であった」「環境を生かした幅広い産業や、資源循環型畜産や海洋深層水のような独自の産業が興味深かった」などの感想がありました。
シンポジウム「八雲町の未来から日本の地域創生を考える」
昨年に続き、今年9月には第2回の交流事業が予定されていましたが、残念ながら台風10号による被害により中止となりました。そのため、11月26日に八雲町役場の方々を本学に迎えて、シンポジウム「八雲町の未来から日本の地域創生を考える」を開催しました。
八雲町は本年、ハーブ鶏の発祥の地とする礎となったハーベスター八雲の開場30周年と、八雲町のマチの顔でもあるパノラマパークの設立10周年を迎えました。さらに、14年後には北海道新幹線の八雲町新駅開業も予定されており、これまで培ったまちづくりと将来を見据えたまちづくりに関係者の期待は一層高まっています。
そこで、未来に向け多くの可能性を秘めた八雲町と、縁あって交流のある株式会社ジェーシー・コムサ、本学をはじめとする学生たち、八雲町の関係者が一堂に会し、未来について語る場が設けられました。
シンポジウムに参加した学生からは、「八雲町やジェーシー・コムサの方々と交流するとともに、さまざまな学生の意見を聞くことができ、とても刺激的な経験ができました。海外に飛び立つことも重要ですが、日本国内、特に地方にはまだまだ課題と同時にチャンスが溢れていることがわかりました。これからも交流を続けていけたらと思います」などの声が寄せられました。