- 上智大学ダイジェスト
- 上智大学ダイジェスト(2016年10月)
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日本・スウェーデンの17大学が参加するMIRAIプロジェクトが始動
大学間交流の輪がさらに広がる
京都大学でのキックオフ会議での様子(Sweden Japan Foundation 提供)
スウェーデン有数の6大学及び我が国の11大学が連携して実施する「MIRAIプロジェクト」のキックオフとなる第1回Scientific Committeeが、10月1日(土)に京都大学で開かれた。スウェーデンの参加大学は、ウプサラ、ルンド、ストックホルム、リンショーピン、チャルマース工科、ウメオの6校。日本からは、名古屋、大阪(以上2校が幹事校)、北海道、東北、東京、東京工業、京都、広島、九州、早稲田、及び本学の11校が参加。
MIRAIは、2015年に東京で開催された日本・スウェーデン学長サミットにおいて、スウェーデン研究・高等教育国際協力財団(STINT)に申請することに合意し、今年採択された助成金プロジェクト。パイロットプログラムとして2016年から3年間にわたって行われ、その後に次の段階へのステップアップが期待される。日本学術振興会(JSPS)も資金を支援する。
ルンド、ストックホルム、リンショーピンと本学関係者
目的は、スウェーデンと我が国の共同研究を推進することで、主に若手研究者の育成、交流と研究力の向上を促進するために多角的な事業を展開する。本学からは、今回の会議に理工学部機能創造理工学科の申鉄龍教授が出席し、持続可能な省エネでかつクリーンな自動車動力システムのための制御技術をはじめとする連携の提案を行った。今後、Materials Science、Sustainability、Ageingの3分野に焦点を当て、共同でセミナー、ワークショップ、短期PhDコース、短期交流プログラムなどを実施することで合意した。プロジェクト参加を機に、本学はグローバルな研究ネットワークの構築と共同研究の推進、研究者の育成に取組む。
ウプサラ大学と本学関係者
10月4日と5日には、ルンド、ストックホルム、リンショーピン及びウプサラの4校から国際交流担当者などが本学を訪れた。MIRAIプロジェクトの今後の進め方を協議するとともに、すでに交換留学を実施しているウプサラを除く3校からも今後の大学間交流に強い関心が示された。