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福島県飯舘村の飯舘中学校と本学学生が交流を行いました

受験準備や夏休みの課題の学習支援

受験準備や夏休みの課題の学習支援

7月31日から8月5日および8月7日から12日の各5泊6日の日程で、公募によって選ばれた本学学生29名が2期にわたり、福島県飯舘村飯舘中学校を訪問し交流を行いました。この交流は今回で3回目となります。

飯舘村は福島第一原子力発電所の事故により全村避難を余儀なくされ、中学校の仮設校舎が、同県福島市飯野町に移転している状況です。

仮設住宅を訪問

仮設住宅を訪問

本学は飯舘村の小中学生への支援を行うとともに、原発事故や避難生活の現状を学ぶため、飯舘村との相互交流協定を2014年から締結しています。

現地到着の翌日には飯舘村の菅野典雄村長から講話を受け、飯舘村について理解を深める貴重な経験を得ることができました。

飯舘中学校では5日間にわたり学年に応じて夏休みの課題や受験に向けての学習サポートを行い、部活動支援では、テニスやバスケットボールなどの競技で、中学生と共に汗を流しました。

村民の方々とのお茶会

村民の方々とのお茶会

そして、飯舘村現地視察や、仮設住宅における飯舘村村民の方々との交流では、震災から今年で5年を経て、改めて「復興」「震災」を問い直す機会となりました。

年代や生活する環境も異なる飯舘村の皆様との交流で、参加学生は多くの学びを得ることができました。今後は事後研修を行い、さらにこの交流から得たものを深めていく予定です。

独立行政法人国際協力機構(JICA)と包括連携協力協定を締結しました

北岡伸一JICA理事長(左)と早下隆士学長

北岡伸一JICA理事長(左)と早下隆士学長

8月19日、本学は独立行政法人国際協力機構(JICA)と、国際協力事業の質的向上と援助人材の育成を目的とした包括連携協力協定を締結しました。本協定によって、本学の国際化戦略とJICAの事業戦略の一層の連携が可能となります。

本学では、国際協力の現場を教育や研究の場として活用することにより、国際協力に資する人材の育成をさらに推進していきます。一方、JICAは本学の豊富な人材・知見とネットワークを活用して開発途上国への国際協力の実施することにより、国際協力事業の質的向上を図ることが期待されます。

具体的には、文理融合型チームによる取り組みが必要とされる環境分野などにおいて、全ての学部がワンキャンパスに集う本学ならではの学部横断型の学術プロジェクトで培ってきた経験・強みを活かし、JICA事業への積極的な参加や協力案件の推進が期待されます。また、国際協力人材を育成する観点から、その分野でのキャリア形成を志望する学生に対して、青年海外協力隊への参加を一層促進していくといった取組みも展開していきます。

本学とJICAは、2011年に国際協力事業の質の向上及び国際貢献ならびに学術研究および教育の発展に寄与することを目的として「戦略的協力合意書」を締結し、本年9月をもって5年目の節目を迎えます。これまでも、同合意書に基づき、本学でのJICA研修員の受入、共催による国際シンポジウムの開催、JICAから本学への講師派遣ほか、多くの協力を行ってきました。また、本学では同合意書締結以降に「国際協力人材育成センター」を設立するなど、国際協力人材の育成や留学生等の受入れ拡充に向けた組織づくりが積極的に進められてきました。

今回の「包括連携協力協定」は、従来の「戦略的協力合意書」を踏まえ、本学とJICAとの連携を一層強化していく位置づけの協定となります。

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