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上智大学国連Week「フォトジャーナリスト×国際協力のプロ イラクの今を伝える~紛争下に生きる人々を追って」を開催しました

フォトジャーナリストの安田菜津紀氏

フォトジャーナリストの安田菜津紀氏

 6月6日、国際協力機構(JICA)と本学国際協力人材育成センターが共催、「なんとかしなきゃ!プロジェクト」の協力により、「フォトジャーナリスト×国際協力のプロ イラクの今を伝える~紛争下に生きる人々を追って」を開催しました。在学生のほか、高校生や一般の参加者を含め、175人の参加がありました。

 イベントは2部構成で行われ、第1部はフォトジャーナリストの安田菜津紀氏(2010年総合人間科学部教育学科卒業)と、前JICAイラク事務所長でJICA企画部援助協調室長の原昌平氏が講演を行いました。

JICA企画部援助協調室長の原昌平氏

JICA企画部援助協調室長の原昌平氏

 安田氏はクルド人自治区の難民キャンプでの取材を通じ出会った人びとを紹介。戦闘に限らず、避難生活においても子どもや女性など、立場の弱い人から犠牲になっていく実情や、難民が抱える心の傷について、自身が撮影した写真の数々と共に説明しました。

 原氏はイラク国内の状況と、インフラ整備のための円借款など、JICAが取り組む支援策について解説。さまざまな民族や宗派が存在するイラクでは、人びとが統一感を持ち、行政への信頼を回復させ、雇用を創出することが情勢安定のために必要だと語りました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 第2部のパネルディスカッションでは、JICA社会基盤・平和構築部の吉波佐希子氏(2009年比較文化学部比較文化学科卒業)がモデレーターを務め、安田氏、原氏のほか、元国連広報官で本学総合グローバル学部の植木安弘教授がパネリストとして登壇しました。

 パネリストはそれぞれの立場や経験から、イラクの現状や将来への展望、そして日本からどのような支援が可能か、活発な意見交換を行いました。

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