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平成27年度パテントコンテスト「特許出願支援対象者」として本学学生2人が受賞しました

コンテスト表彰式にて(中央:川北先生、右:片山さん、左:カンさん)

コンテスト表彰式にて(中央:川北先生、右:片山さん、左:カンさん)

 平成27年度パテントコンテスト(文部科学省、特許庁、日本弁理士会等主催)において、特許出願支援対象者(大学部門)として本学学生2人が受賞し、1月25日に表彰式が行われました。

 応募総数160件のうち11件の発明が選ばれました。本学からは「多機能ダンボールカッター」を発明した片山玲大さん(理工学部物質生命理工学科2年)と「キャップ分別ペットボトル回収箱」を発明したカン インホさん(理工学部機能創造理工学科2年)が受賞し、カンさんは工業所有権情報・研修館理事長賞も同時に受賞しました。

 2人は今年度春学期に川北国際特許事務所の弁理士・川北喜十郎氏が担当する理工学部共通科目「知的財産権」を受講。授業では知的財産制度や法律を学ぶだけでなく、各学生が気付いた問題点の解決や理想とする技術の実現を授業の課題として設定しており、2人はそれぞれ発明の創作レポートを作成し指導を受けました。

表彰式ゲストの元宇宙飛行士 毛利衛さんと共に

表彰式ゲストの元宇宙飛行士 毛利衛さんと共に

 片山さんは、ダンボールを色々な道具を使うことなく簡単に切断できる道具を発明。実際にダンボールをカットする作業を自ら体験するようアドバイスを受け、その過程で新たな課題に気がつきました。今までにないカッターで、従来のものより機能的に優れている点が評価されました。

 カンさんはペットボトルを捨てる際に、ペットボトルとそれに付いているキャップをうまく分別できる回収箱を発明。原理や具体的構造を考えることや、利用者のキャップ分別を促進するアイデアの追加など、アドバイスを受けました。発明の斬新さとキャップ分別を習慣化させる社会的な発明である点が評価されました。

 川北氏は「理系の学生は、卒業後に企業で研究・開発、すなわち発明を行うことが多々あります。知的財産権を学ぶだけでなく、その対象である発明の創り方を学ぶことが将来有意義になるはずです。授業は座学が中心ですが、発明つくりを体験してもらうことで、多くの学生が今後社会で活躍することを期待しています」と語りました。

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