上智大学ダイジェスト

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カメルーン訪問中の学生たちが、カメルーン農業・農村開発省大臣との会合に参加しました

Essimi Menye農業・農村開発省大臣から直接カメルーンの農業政策に関する説明を受けました

Essimi Menye農業・農村開発省大臣から
直接カメルーンの農業政策に関する説明を受けました

 グローバル教育センター開講科目である実践型プログラム「アフリカに学ぶ」。これは夏期休暇を利用して約2週間現地に滞在し、現地大学による講義と国際機関などにおける実習を組み合わせて、アフリカ中部地域の歴史と現在について学ぶプログラムです。初派遣となる今年度は5名の学生が参加し、現在カメルーンの中央アフリカカトリック大学(以下UCAC)にて研修を受けています(9/1~9/11まで)。プログラムではUCAC教員によるカメルーンの歴史、経済、社会文化に関する講義のほか、JICAやWFPの現地オフィスへの訪問が行われます。さらに環境教育施設での研修や現地学生との交流を通して学びを深めていきます。

 昨日、UCACのOkalla副学長による特別の計らいで、カメルーンの農業・農村開発省 Essimi Menye大臣との会合が開催され、大臣から直接カメルーンの農業政策について解説を受ける貴重な機会を得ました。まずEssimi Menye大臣から農業分野での発展を目指すカメルーンの政策と現状、今後の課題や日本からの技術協力に関して説明があり、その後の質疑応答では食糧支援における政府対応のあり方や農業の商業化などについて活発な議論が交わされました。また、この会合には在カメルーン日本国大使館の岡村邦夫大使も同席しました。

 この様子は現地の国営テレビ局の取材も受け、今後現地でのニュースに流れる予定です。

文部科学省平成27年度「大学の世界展開力強化事業」に本学の取組が採択されました

 9月9日、文部科学省が公募した平成27年度「『大学の世界展開力強化事業』~中南米等の大学間交流形成支援~」に、上智大学・南山大学・上智大学短期大学部の3校が連携して申請した構想「人の移動と共生における調和と人間の尊厳を追求する課題解決型の教育交流プログラム」が採択されました。

 これら3大学は、ともにキリスト教カトリックの精神を基盤とし、それぞれ中南米諸国とは学生交換、学術交流など密接な関係を築くと共に、共同シンポジウムなどを通じた共同研究活動を行うなど、予てより連携協力してきました。こうした連携を土台に、この事業では、以下のプログラムを実施することにより、国際高等教育連携交流モデルの確立を目指しています。

・上智大学と南山大学が連携した中南米6か国13大学との交換留学の促進
・3大学による中南米での新たな短期派遣プログラムの開発と実施
・受入留学生と日本人学生が共に学ぶアクティブ・ラーニング・プログラムの開発と実施
・受入・派遣学生への留学先におけるインターンシップ、サービス・ラーニング、フィールドトリップの提供
・上智大学短期大学部が推進してきた日系人社会等でのサービス・ラーニングへの留学生の参加、など

文部科学省「大学の世界展開力強化事業」とは

 「大学の世界展開力強化事業」は、国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力の強化を目指し、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の戦略的受入を行うアジア・米国・欧州等の大学との国際教育連携の取組を支援することを目的としています。

 平成27年度は、「中南米等との大学間交流形成支援」として、中南米諸国及びトルコの大学等との間で、質の保証を伴った交流プログラムを実施する事業に対して重点的に財政支援が実施されます。中南米諸国対象の事業には全国の国公私立大学等から25件の申請があり、8件が採択、トルコについては9件の申請があり、3件が採択されました。採択大学の一覧については、以下のホームページをご覧ください。

 なお、上智大学は平成25年度に同事業によるAIMSプログラム(ASEAN International Mobility Program for Students=ASEAN諸国との交換留学プログラム)に採択されており、今回が2度目の採択です。

【文部科学省】
平成27年度「大学の世界展開力強化事業~中南米等との大学間交流形成支援~」の採択事業の決定について
該当ページはこちら

【日本学術振興会】
平成27年度 大学の世界展開力強化事業 申請・採択状況一覧(PDF)
該当ページはこちら

株式会社東急エージェンシーとの連携講座「異文化の視点とジャーナリズム」において本学学生が作成した記事が、「渋谷新聞」に掲載されました

 8月4日~8日まで全学共通科目の集中講義科目「異文化の視点とジャーナリズム」が開講されました(コーディネーターは外国語学部ドイツ語学科の浅見昇吾教授)。これは本学と株式会社東急エージェンシーとの連携講座で、異文化の視点・異文化の理解と情報発信とのかかわりについてフィールドワークを通じて実践的に学んでいく講座です。

 グローバリゼーションと文化の多元性についての基礎知識を習得した後、複数の現役のジャーナリスト、広告会社のプロジェクトプロデューサーから、情報の理解、情報の加工、情報の発信において異文化の視点をどのように考慮していくかを実際の取材や記事の作成を通じて学んでいきます。

 学生たちは四つのグループに分かれ、講師の指導のもと、実際に渋谷の四つの流行店に出かけ、取材を行い、ブログ記事を作成しました。発表会では、単なる記事の紹介ではなく、記事のブラッシュアップの可能性を相互に検討し、激しい議論を戦わせました。その熱気は、現役ジャーナリストやプロジェクトプロデューサーたちを驚かせています。最終的に、講師3人とコーディネーターで各グループのもっとも優れた記事を選び、それを「渋谷新聞」というWebメディアに掲載しました。

 学生たちは外国人を交えた取材やジャーナリストやプロジェクトプロデューサーたちの実践的な指導から多くのものを得たようです。

参加学生たちの感想、講師の方々の感想を含め、以下のURLに掲載しています。
該当ページはこちら

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