上智大学ダイジェスト

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無国籍者に焦点を当てた 写真展のオープニングセレモニーが開催されました

初日に行われたテープカット

初日に行われたテープカット

 6月8日、現在四谷キャンパスで開催中の「上智大学国連Weeks」の企画のひとつである写真展“Nowhere People: The World’s Stateless”のオープニングセレモニーが開催されました。

 式典では、総合グローバル学部の植木安弘教授の司会のもと、早下隆士学長が挨拶に続いて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日代表のマイケル・リンデンバウアー氏が開催に際してのスピーチを行いました。テープカットには、UNHCR副代表の小尾尚子氏、杉村美紀学術交流担当副学長も加わり、国連Weeksのオープニング企画にふさわしい晴れやかな雰囲気のなか、共同開催となる写真展のオープニングを祝いました。

早下隆士学長とリンデンバウアーUNCHR駐日代表

早下隆士学長とリンデンバウアーUNCHR駐日代表

 この写真展は、世界中に1000万人を超えるという、国籍を持たない「無国籍者」の人々の存在についての理解を深めることを目的に企画されました。無国籍者の人々は、パスポートや戸籍などを持つことが許されないため、行政によって最低限の人権や暮らしも守られていません。

 早下学長は、本学の教育精神である「他者のために他者とともに」に触れ、このような状況は、私たち一人一人にとっても決して他人事ではないと強調しました。リンデンバウアー氏は、2024年までには無国籍の人々の存在の撲滅を目指すキャンペーンが国連によって去年スタートしたことについて紹介したほか、日本が近隣諸国の筆頭となり、無国籍の人々に関する問題解決に官民一体となって努めてくれることを願っていると話しました。

 作品を撮影した著名な写真家のグレッグ・コンスタンティン氏は、この問題に長年携わり、世界中の無国籍の人々を写真に収めてきました。今回の写真展では、無国籍でありながらも生きる人々の力強さを写す美しいモノクロ写真が発表されています。

 彼らの澄んだ瞳のその奥に、多くのことを考えさせられる本写真展は本学四谷キャンパス2号館1階エントランスホールにて6月20日まで開催しています。

 上智大学国連Weeksについては本学公式ホームページをご覧ください。

 該当ページはこちら

第56回上南戦が開催され、本学が総合優勝を果たしました

閉会式での優勝旗授与

閉会式での優勝旗授与

オープニングゲームの男子バスケットボールは82-78で本学が勝利

オープニングゲームの男子バスケットボールは
82-78で本学が勝利

 6月5日から7日の日程で第56回上南戦(上智大学・南山大学総合対抗運動競技大会)が開催されました。本学のホーム開催となった今大会は、17勝12敗2引き分けで上智大学が総合優勝を果たし、大会4連覇を達成しました。通算成績は35勝16敗5引き分けとなりました。応援ありがとうございました!

 戦績表など詳細は上南戦公式サイトをご覧ください。公式サイトはこちら

「春の2人制ディベート トーナメント」で上智大学E.S.S.チームが優勝しました

優勝カップと表彰状を手にする久保さん(右)と小内さん

優勝カップと表彰状を手にする久保さん(右)と小内さん

 4月19日、関東学生英語会連盟主催の「春の2人制ディベート トーナメント」の本戦が行われました。3月に2日間かけて行われた予選では13大学32チームが参加し、本戦には予選を勝ち抜いた8チームが出場しました。

 上智大学英語研究会(E.S.S.)に所属する久保美結さん(理工学部情報理工学科3年)と小内悠香さん(文学部英文学科3年)の上智チームは予選を1位で通過し、本戦でも実力を発揮して見事に優勝しました。

 今年度前期の論題は「日本は日米安全保障条約を破棄すべきである」。肯定側と否定側に分かれて議論を戦わせ、英語力、論理的思考力、プレゼン能力を駆使することで、より多くの審判を納得させたチームが勝利となります。

 2人は1月から試合形式で練習を積むとともに、資料を読み込み論点を整理。この大会を目標に準備を重ねました。聞き手に分かりやすく話すことを第一に心がけたとのことです。決勝では、慶應大のチームと対戦し、7人の審判のうち4人が上智チームに投票して優勝が決定しました。

 この大会に続き、久保さんと小内さんは5月に行われた全国大会である全日本英語討論協会主催「Japan National Debate Tournament」にも出場。チームでベスト8に入るとともに、個人でも小内さんが3位、久保さんが5位という優秀な成績を収めました。2人は「本年度後期の大会に向け、優勝を目指して頑張りたいと思います」と話しています。

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