上智大学ダイジェスト

上智大学の最新の話題をお知らせします

第10回北部タイ大学生日本語スピーチコンテストが開催されました

表彰状を受け取るパッタラーノンさん(右)

表彰状を受け取るパッタラーノンさん(右)

 1月31日、タイ北部のチェンマイ市において、「第10回北部タイ大学生日本語スピーチコンテスト」(主催:在チェンマイに本国総領事館、タイ王国元日本留学生協会北部支部)が開催されました。本学は2010年から毎年、年間の授業料免除のほか、往復の渡航費用や生活支援金などの支給を通じて、優勝者へ1年間の留学の機会を提供しています。

 厳選な審査の結果、チェンマイ大学人文学部日本語学科3年のパッタラーノン・サイパットさんが優勝。スピーチは「まだ怖いですか?」と題し、家庭の事情からあきらめかけていた日本留学の夢を叶えるべく国費留学に応募したが結果的に不合格に終わったこと、しかしこの経験を通して多くの事を学び、勇気を持って新しい物事に挑戦する大切さを実感したという内容で、快活で説得力のあるものでした。

 本年度は41人の応募者のうち30人が一次審査を通過、最終審査では一人5分のスピーチを行いました。スピーチのテーマには、両親、特に母親に対する感謝の気持ちや経済的に困難な状況を乗り越えて勉学に励む意気込みを伝えるものが多く、出場者が堂々としたスピーチを披露するたび、会場から絶えず盛大な拍手が送られました。全てのスピーチ終了後に、一昨年の優勝者で2013年度に本学へ留学したニサーラット・シャイヤシットさんが、留学生活の様子について写真を交えながら紹介しました。

 表彰式では山岡三治グローバル化推進担当理事から目録が贈られました。パッタラーノンさんは、この春から1年間、本学で日本語科目を中心に学ぶことになります。

外国人学生向けの冬期短期プログラムが行われました

January Session のようす

January Session のようす

 1月、外国人学生を対象とした3つの冬期短期プログラムが開講し、延べ6カ国から63人の受講生が参加しました。

 1月5日から1月30日の日程で開催されたJanuary Sessionは、ちょうどこの時期が夏期休暇中にあたる、主にオーストラリアの大学に在籍する学生を対象とした短期プログラムで、日本語と日本事情科目を開講しています。2回目となった今年は24人が参加しました。授業の他にも、本学日本人学生と受講生が日本語と英語をお互いに学びあう「インターナショナル・エクスチェンジ・ミキサー」や、大相撲初場所鑑賞などのプログラムが用意され、好評を博しました。

 1月26日から1月30日には、中国の大学に在籍する学生を対象とした短期プログラム「ウィンタースクール」が開講され、8大学から11名が参加しました。 今回4回目となるこのプログラムは5回の輪講形式の「日本事情科目(政治、経済、メディア、エネルギー、文化)」と2つのレベルの「日本語科目」で構成され、授業での使用言語は日本語。学外実習として文学部新聞学科の鈴木雄雅教授によるNHK見学ツアーも実施され、日本の実情を参加者の目を通じて考える機会も提供されました。

復旦大学看護学院の学生たち

復旦大学看護学院の学生たち

 また、本年度は中国の名門大学で本学の協定校でもある復旦大学の看護学院に在籍する学生を対象とした短期プログラムが新たに開講し、1月28日から30日の日程で実施されました。復旦大学と本学総合人間科学部は、学部間において福祉関連分野における学術交流および学生交流に関する検討を進めていく旨の合意書を締結しており、本プログラムもその一環として開設されました。同大からは28名の学生が参加し、社会福祉学科および看護学科教員による講義、目白聖母キャンパスの実習室見学、また学外施設見学として、聖マリアンナ医科大学病院と特別養護老人ホームを訪問しました。社会福祉学専攻に在籍する大学院生との歓談の時間も設け、活発な意見交換を行いました。3日間という短期間での開講でしたが、日本の看護、福祉分野の現場に触れる、密度の濃いプログラムとなりました。

日本事情を学ぶ中国人学生たち(ウィンタースクール)

日本事情を学ぶ中国人学生たち(ウィンタースクール)

 短期プログラムオフィスでディレクターを務める国際教養学部の村上辰雄助教は、「短期プログラムオフィスでは、上智大学で学びたい学生たちの異なるアカデミックカレンダーやニーズに合わせて、冬期にも長短含め三つのプログラムを実施しました。このような柔軟な対応を続けていくことで、様々なバックグラウンドの留学生が集う機会を創出し、キャンパスの多様化・国際化を推進していきたい」と本年度の冬期短期プログラムを振り返りました。

体育会フライングディスク部女子チームと積水化学工業株式会社がスポンサー契約を結びました

提供いただいたユニフォーム

提供いただいたユニフォーム

 本学体育会フライングディスク部女子チームと積水化学工業株式会社、および本学学生センターはスポンサー契約を結びました。

 これは、積水化学工業株式会社が本学のフライングディスク部女子チームの競技活動をサポートするために契約金およびユニフォームが提供されたものです。ホーム用、アウェイ用のユニフォーム上下それぞれに、スポンサーロゴがプリントされています。

体育会フライングディスク部女子チーム

体育会フライングディスク部女子チーム

 女子チームキャプテンの玄島汐さん(文学部新聞学科2年)は「この度、スポンサーとして協賛してくださる積水化学様をはじめ、仲介に尽力くださったアルティメット関係者の皆様、学生センターの方々、顧問の師岡文男教授にこの場を借りてお礼申し上げます。積水化学様は、『耀く女性を応援すること』をコンセプトに、上智大学女子チームへの協賛を決定してくださいました。今は、積水化学様にスポンサーとなっていただける嬉しさと、それに伴う責任を、同じだけ感じております。期待に応え、自分たちの目標を達成出来るよう、日々の練習により一層力を入れていきたいと思いますので、応援のほど、よろしくお願いいたします。」と話しています。

ソフィアオンライン 上智大学の研究・教育を毎月発信

最新記事

古谷 有美 TBSアナウンサー

上智人が語る

1000人に1人を目指す――遠大な目標も考え方ひとつで

音 好宏 文学部 新聞学科 教授

教員の視点

政界の「スクープ」はなぜ週刊誌から? ――メディアの役割分担と政治的中立

エミール・イルマズさん 理工学専攻グリーンサイエンス・エンジニアリング領域(博士前期課程1年)

在学生の活躍レポート

30歳以下の若者が集うY7サミットに参加

2017年度春期講座の講座情報を公開しました!

開かれた上智

2017年度春期講座の講座情報を公開しました!

“文学部新聞学科の学生による2作品が「TVF2017アワード」を受賞しました

上智大学ダイジェスト

文学部新聞学科の学生による2作品が「TVF2017アワード」を受賞しました