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- 上智大学ダイジェスト(2015年1月)
上智大学の最新の話題をお知らせします
アフリカ開発銀行アジア代表事務所と教育提携の合意書を締結
1月7日に行われた調印式
2015年1月7日、本学は、アフリカ開発銀行(AfDB)アジア代表事務所と教育提携に係る合意書を締結しました。AfDBは、アフリカ加盟国政府へのインフラ投資や技術協力、また民間企業による投資の促進や開発プロジェクトへの支援などを通じて、加盟国の経済・社会開発の促進を目的とする国際機関で、2012年にアフリカ地域外で初となる代表事務所(アジア代表事務所)を東京に開設しました。この度の合意書は、同事務所と締結するもので、国内の教育機関としては初となる試みです。
AfDBアジア代表事務所では、アジア地域のメンバー国である日本、中国、韓国、インドの4カ国を担当し、メンバー国政府との連絡・連携等のリエゾン業務、各国におけるアフリカ地域情報の発信や普及、対アフリカビジネスの振興と拡大、各種団体とのパートナーシップの振興等を行っています。同事務所と本学はこの合意を通じて、アフリカにおける国際協力や開発分野での連携講座の開講、セミナーやシンポジウム実施への協力、そして本学学生を対象としたインターンシッププログラム等を実施することにしています。本合意の一環として同事務所の協力の下、本学は2015年度春学期に豊田通商株式会社とグローバルビジネスに関する共同講座を開講する予定です。
第一線で活躍中の専門家がアフリカの現状について議論
同日夜には、本合意書の締結を記念したシンポジウム「アフリカを立体的に捉える-現状と展望-」が開催され、学生や高校生など約80名が参加。AfDBアジア代表事務所の玉川雅之所長と総合グローバル学部でアフリカ研究に取り組む眞城百華助教が基調講演を行いました。また、パネリストとして外務省アフリカ部アフリカ第一課長の堀内俊彦氏、JICAアフリカ部審議役の内藤康司氏、豊田通商株式会社自動車本部長常務取締役の服部孝氏が参加。ポルトガル語学科の矢島達宏准教授の進行のもと、パネルデスカッションが行われ、外交政策、開発援助、ビジネス展開など多様な側面からアフリカの現状について議論が展開されました。
本学初のJMOOC講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」の撮影が快調進行中!
文学部史学科川村信三教授の収録風景
今年の3月に開講する本学初のJMOOCオンライン講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」の収録が、現在本学テレビセンターにて行われています。受講者の方にわかりやすくかつ興味を持ってもらえるように、1つのカットにこだわり、工夫しながら撮影を行っています。
この講座では、16~17世紀、ポルトガル・スペインの両国が大洋に乗り出した、いわゆる「大航海時代」。それは、日本の戦国時代の歴史が、ヨーロッパのルネサンス・ヒューマニズム文化の歴史に「接続された」注目すべき時代です。この講義では、日本はどのように認識され、地理上位置づけられたのかを出発点とし、その後、来日したヨーロッパ人がもたらした文化は日本にどのような作用をもたらしたのかを考察します。
資料の見せ方にも工夫を凝らしています
受講をご希望の方は、JMOOCプラットフォームの「gacco」よりお申込みください(無料)。「gacco」サイトはこちら。