上智大学ダイジェスト

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ボルボ・グループとグローバル人材育成を目的とした産学教育連携協定を締結しました

11月26日に行われた調印式

11月26日に行われた調印式

 11月26日、本学とスウェーデンの世界的企業のボルボ・グループは、グローバル人材の開拓・育成および大学と多国籍企業の新たな形での協力関係構築を目的に、新たなパートナシップを締結しました。四谷キャンパスで行われた調印式には、マグヌス・ローバック駐日スウェーデン大使の同席のもと、早下隆士学長とボルボ・グループ人事部門統括役員のセスチン・レナード氏が協定書を取り交わしました。

 ボルボ・グループではこのような産学教育連携を世界6カ国10校と展開していますが、日本では本学が初となります。この協定を通じて、学生が理論や思考などグローバルビジネスの現場で求められる素養を身につけることができるように協働していきます。

UDトラックス社のQUON前で行われたパネル展示

UDトラックス社のQUON前で行われたパネル展示

 この協定に基づくプログラムは3年間。この間、本学とボルボ・グループは、グローバル企業の経営戦略の策定方法やこれに基づく組織の成り立ち、ビジネス現場での実践例などを学ぶ授業科目を共同開発して、全学部生を対象に2015年度より開講します。またボルボ・グループの国内外の拠点で1~3カ月間のインターンシッププログラムを提供するほか、新たな奨学金制度も創設します。

 同日午後には、キックオフイベントとしてシンポジウムが開催され、多数の在校生が参加。メインストリートには、ボルボ・グループ傘下のUDトラックス株式会社の大型トラックQUONが入構しパネル展示を行うなど、今回の協定締結を盛り上げました。

本学初のJMOOC講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」の受講者募集を開始しました

本学初のJMOOC講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」の受講者募集を開始しました

 11月27日より、本学初のJMOOC講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史(ヒストリア)」(担当:文学部史学科川村信三教授、同学部国文学科豊島正之教授)の受講者募集が開始となりました。

 この講座では、16~17世紀、ポルトガル・スペインの両国が大洋に乗り出した、いわゆる「大航海時代」。それは、日本の戦国時代の歴史が、ヨーロッパのルネサンス・ヒューマニズム文化の歴史に「接続された」注目すべき時代です。この講義では、日本はどのように認識され、地理上位置づけられたのかを出発点とし、その後、来日したヨーロッパ人がもたらした文化は日本にどのような作用をもたらしたのかを考察します。

 受講をご希望の方は、JMOOCプラットフォームの「gacco」よりお申込みください(無料)。「gacco」サイトはこちら。

第4回上智大学全国高校生英語弁論大会ジョン・ニッセル杯が開催されました

優勝した三井紗良さん

優勝した三井紗良さん

 11月29日、第4回上智大学全国高校生英語弁論大会ジョン・ニッセル杯が開催されました。本大会は、本学英語学科で長年教鞭をとった故ジョン・ニッセル教授にちなんで名づけられ、高校生の英語能力向上を目指して4年前に開始されました。

 今年度から上位3位までの入賞者が本学に入学した場合には授業料が減免されるジョン・ニッセル杯奨学金が創設されることになったほか、スピーチのテーマも設定されました。今年は“Diversity in the Globalized Society”(国際化された社会での多様性)がテーマ。今回は全国から109人の応募があり、一次審査を通過した21人が四谷キャンパスでの本選に臨みました。本学の大会は国内の高校生と海外生活経験のある生徒が同じ土俵で競い合うことが大きな特色です。五分間の弁論の後、審査員と英語での質疑応答を行います。

 多くの優れた参加者の中から関東国際高等学校(東京都)3年の三井紗良さんが優勝しました。三井さんは“The Key to a Happy Ending”という題で、お姫様物語にもシンデレラとかぐや姫があるように物事には多面性があり、多様性を学ぶことが重要だと訴えました。「良いテーマだと思って参加しました。発表の際、抑揚をつけることで自分のメッセージがより伝わるよう努めました」と語り、本学に入学した場合は奨学金を受けられることを喜びました。優勝者は授業料を1年間全額免除、2位受賞者は半額、3位は3分の1免除になります。

本選出場者と審査員

本選出場者と審査員

 6位までの他の受賞者は、言葉の重要性、性的アイデンティティの多様性、国際化において東南アジアにも心を開くことの重要性などについてスピーチしました。話の内容も話し方も、質の高い弁論が多くありました。

 審査委員長を務めた吉田研作言語教育研究センター長は「これまでは身近な話題で応募できたが、今回はテーマを絞ったので応募者数は少し減りました。しかしレベルは高かったです。大学生でもこんなに話すことは難しい」と大会を振り返りました。終了後には懇親会が開かれ、歓談が行われました。

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