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ミクロネシア連邦のエマニュエル・マニー・モリ大統領に名誉博士号を授与しました

講演するモリ大統領

講演するモリ大統領

 11月5日、本学はミクロネシア連邦のエマニュエル・マニー・モリ大統領に名誉博士号を授与しました。モリ氏は7年前に第7代大統領に就任以来、ミクロネシア経済の米国依存からの自立、持続的発展のために政策を遂行。教育面では、義務教育の普及、中等高等教育の拡大、教育の質保証に力を注いだ結果、学齢期児童の就学率が78パーセントから99パーセントに改善しました。2号館国際会議室で挙行された授与式の式辞で早下隆士学長は「モリ大統領が諸政策の策定にあたって精神的支柱とする考え方は、本学の教育精神"Men and Women for Others, with Others"にきわめて近い。モリ氏の政治的、経済的、社会的貢献と活躍を称えたい」と述べ、名誉博士称号記を授与しました。

 記念講演でモリ大統領は、自身のルーツである、同国への日本人移民に触れ、「彼らの交流から生まれた絆が、両国の強い関係の礎となっている。主要な開発パートナーである日本が、今後もアジア太平洋地域で重要な役割を果たしていくことを確信している」と語りました。さらに、「世界、また日本の研究拠点であり、イエズス会の教育研究拠点でもある上智大学は、日本の将来のみならず人類の今後の世代のために重要な役割を果たしていくだろう。教養ある日本の学生には、大学で培った貴重な教育をミクロネシア国民と共有してもらいたい」と期待を示しました。

 講演終了後、在学生から花束が贈呈されると、会場からは盛大な拍手が送られ、新しい名誉博士の誕生を祝いました。本学は近年、ミクロネシアとの結びつきを強めており、大統領の出身校でもある同国のザビエル高校を本学の海外指定校として、留学生を今年から受け入れ始めました。そして授与式当日、本学と本学短期大学部は、新たにミクロネシア大学と交流協定を締結し、調印式を行いました。

本学学生が京都府主催のイベント「着物でTwitterをジャックせよ!!」に参加しました

学内で着物を着て集合写真

学内で着物を着て集合写真

 11月15日、東京スカイツリーにおいて京都府主催のイベント「着物でTwitterをジャックせよ!!」に本学学生30人が参加しました。

 これは、経済学部の「マーケティング・コミュニケーション論」(担当:京ヶ島弥生経済学部講師)の授業において、興味はあるものの「高い」「着付けができない」「着る機会がない」などといった理由で若者の間で需要が減っている着物の魅力を再認識してもらうため、和装振興イベントの企画立案に取り組んだ学生たちの提案をもとに実現したものです。本学学生たちと京都府が共同で、今年4月から準備を進めてきました。

 当日は、上智大学祖師谷国際交流会館に住む外国人留学生をはじめ、7月に学内で開催された「浴衣デー」を企画した課外活動団体「nexnect」のほか、「着付けサークル和心」や「茶道部」の学生たちが参加。大学内で着物に着替えた後、全員で東京スカイツリーに向かいました。

まゆまろ君とソラカラちゃんと一緒に

まゆまろ君とソラカラちゃんと一緒に

 東京スカイツリーの全国観光PRコーナーには、京都府の公式マスコットキャラクター「まゆまろ」が駆けつけ、スカイツリーの公式キャラクター「ソラカラちゃん」と一緒に着物の魅力をPR。全員で記念写真の撮影を楽しみました。その後、展望台に上がり、各々の携帯電話を使用して、twitterでこのイベントを発信しました。

 参加した外国人留学生の一人は、「本格的な着物を着ることができて、とても嬉しかったです。帰国するまでに、ぜひ自分用の着物を買いたいと思います」と話していました。

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