上智大学ダイジェスト

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国連と世界各国の高等教育機関とのパートナーシップを結ぶ取組み「国連アカデミック・インパクト」に参加します

(右から)ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長、早下隆士学長、高租敏明理事長

(右から)ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長、早下隆士学長、高租敏明理事長

 本学は2014年6月より、国連アカデミック・インパクトに参加することになりました。国連アカデミック・インパクト(UNAI)は、国連広報局のアウトリーチ部が主催するプログラムで、国連と世界各国の高等教育機関とのパートナーシップを結ぶ取り組みです。この度、本学の参加を記念して、6月9日にピーター・ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長が学長室を訪れ、早下隆士学長にUNAI参加証明書が手渡されました。

 本学では6月13日まで、初の試みとして「上智大学国連weeks2014/6」を開催。国連地雷対策サービス部(UNMAS)による国連地雷写真展、中東和平国連中東和平国際メディア・セミナー、国連大学長をお迎えしての「大使と話そう」などの企画を通じ、国連を通じて世界が直面する課題を考えることで、多様化する世界への理解を深めてもらうとともに、研究者が交流する機会を創出しました。ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長の来校は、この企画の開催によって実現したものです。

デイビッド・マローン国連大学学長・国連事務次長を迎え第6回「大使と話そう」を開催しました

マローン氏(右)と藤崎一郎特別招聘教授

マローン氏(右)と藤崎一郎特別招聘教授

 6月11日、国連大学学長・国連事務次長のデイビッド・マローン氏を迎え、「大使と話そう」第6回が開催されました。前駐米大使の藤崎一郎特別招聘教授がコーディネーターとして外交の一線で活躍している人をゲストに招き、学生と自由に議論する「大使と話そう」の第6回目となるもので、今回はカナダ出身の外交官で、国連大使も務めたマローン氏を迎えて行われました。

 国連の事務次長も兼務しているマローン氏は、国際関係で博士号を取得し、多数の著作を持つ、国際関係と国連の専門家です。当日は、学生ら110名が出席して大盛況となり、多くの質問が出て、予定の時間を越える1時間半にわたり活発な議論が行われました。その後、たくさんの学生がマローン氏のもとにやってきて、一緒に写真を撮ったり、質問をしたりして交流を楽しみました。

2014年国連中東和平国際メディア・セミナーを開催しました

パレスチナ、イスラエル代表らによる中東和平の現状についてのセッション(9日)

パレスチナ、イスラエル代表らによる中東和平の現状についてのセッション(9日)

 6月9日(月)から10日(火)の2日間、本学において2014年国連中東和平国際メディア・セミナーが開催されました。国連広報局が主催し、外務省と本学の共催で開催したもので、大学で開催されるのは初めてでした。ジャーナリスト、有識者、国連や政府関係者と学生など、2日間で延べ270人以上が参加し、パレスチナと中東問題におけるメデイアの役割を中心に議論を行いました。

 初日のオープニング・セッションではピーター・ラウンスキ=ティーフェンタール国連広報担当事務次長兼多言語主義担当調整官の挨拶に続き、石原宏高外務大臣政務官、デイビッド・M・マローン国連大学長・国連事務次長、早下隆士学長が開会の辞を述べました。そのあと国連広報担当事務次長から、潘基文国連事務総長のメッセージが読み上げられました。事務総長は、市民社会や記者、学者、政策決定者が中東和平に貢献するよう呼びかけました。

 2日間で合計5つのパネルが開かれ、中東和平の現状、イスラエル・パレスチナ紛争と中東和平に関する報道の変遷、パレスチナ難民をめぐる報道とその文脈、中東情勢に関する日本のメディアの報道、中東情勢報道に向けた新しいメディア・ツールについて議論が行われました。

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