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- 上智大学ダイジェスト(2014年6月)
上智大学の最新の話題をお知らせします
「国連地雷写真展-Women in Mine Action-」が開催されました
開催初日に行われたテープカット
6月2日から13日まで、上智大学国連Weeks 2014/6企画として、国連と共催で「国連地雷写真展-Women in Mine Action-(地雷除去に取り組む女性たち)」が開催されました。
この写真展は今年4月にジュネーブの国連欧州本部で開催されて好評を博したもので、日本では初めて公開されるものです。地雷の除去や地雷の危険についての啓発活動に参加する女性たちの活躍などを中心に、日本では見る機会の少ない写真が約20点展示。国連の地雷除去作業の現場で2割を占めるという女性たちの生き生きとした姿が描かれた写真が展示されました。
アニェス・マルカユーUNMAS部長
会場となった2号館エントランスロビーでは、2日にオープニングセレモニーが英語で開催されました。元国連広報官の植木安弘総合グローバル学部教授の司会のもと、早下隆士学長、国連地雷対策サービス部(UNMAS)のアニェス・マルカユー部長と外務省国際協力局緊急・人道支援課の伊藤毅課長が挨拶し、テープカットが行われました。
学生たちとディスカッション
マルカユー部長は、地雷除去のために日本政府が行った支援に感謝し、その結果、例えばアフガニスタンでは国土の3分の2で地雷が除去され、2023年の地雷ゼロを目指していると話しました。またUNMAS本部で働く職員のうち、4割以上を女性が占め、現場でも女性が活躍していると紹介。「女性に機会が与えられ、能力があることが示されるなら、彼女らが世界をより良くするために尽力できない理由はありません。男女の協力があってこそ成功を確かにできるのです」と強調しました。
外務省の伊藤課長は、日本が地雷除去のため1998年以降6億ドル近い資金と800人の人材を提供してきたと語り、その中には南スダーンの厳しい条件下で活躍している日本人女性もいると紹介しました。
式の後、2号館の教室でマルカユー部長を囲む会が開かれ、参加学生と地雷を取り巻く状況などについて英語で質疑応答が行われました。
5月31日に総合グローバル学部開設記念講演会を開催しました
満員となった会場
5月31日、今年4月に開設した総合グローバル学部の開設記念講演会が開催され、受験生と保護者、高校の教員など約500人が来場しました。
この講演会は3部構成で、第1部は「総合グローバル学部とは?」と題し、学部長の寺田勇文教授がカリキュラムや研究内容、卒業後の進路などについて紹介しました。続く第2部では総合グローバル学部の専門分野である国際関係論と地域研究から、それぞれの教員による講演会「グローバル社会への参画~グローバルな視野とローカルな視点を~」を開催。国際関係論分野を担当する植木安弘教授と地域研究分野を担当する丸井雅子准教授が講演を行いました。
学生と教員によるパネルディスカッション
第3部では学科長の樋渡由美教授と一期生となる学生5人がパネルディスカッションを行いました。学生達は総合グローバル学部を選んだ理由や、今最も興味のある授業などについて紹介したほか、第2部の講演内容を踏まえたディスカッションを行いました。来場者からは学生の冗談に時折大きな笑い声が起こるなど、終始和やかな雰囲気で進行されました。
第1部、第2部の講演の様子は後日、上智大学Open Course Wareで公開予定です。