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総合グローバル学部開設記念式典・祝賀会を開催しました

記念式典には全新入生が出席

記念式典には全新入生が出席

 5月9日、今年度新設した総合グローバル学部の開設記念式典・祝賀会を開催しました。会場となった10号館講堂には、200人近い新入生に加え、教育行政関係、国際機関、各国大使館関係、政財界等から多数の来賓を迎え、合わせて450人が出席しました。

 来賓としてWFP国連世界食糧計画日本事務所代表のスティーブン・アンダーソン氏から祝辞を賜わりました。アンダーソン氏は、これまでのWFPと本学との連携協定に基づく取り組みの数々を紹介し、総合グローバル学部の学びで得られるものは、まさに人道支援や国際開発の分野でも必要とされるものであると述べ、新入生に向けて、「未来は君たちの手中にあります。大学で得られたスキルや知識が、飢餓問題への取り組みに役立つことを願っています。一生懸命勉強し、そして大学生活を楽しんでください」とメッセージを送りました。

 記念式典に続いて、藤崎一郎特別招聘教授による新入生向けの記念講演「いま考えてほしいこと」が行われました。藤崎教授は冒頭、「君たちが大学のためにあるのではない、大学が君たちのためにあるのだ」と話しました。

藤崎教授による記念講演

藤崎教授による記念講演

 「君たちはこの瞬間何にでもなれる可能性がある。漫然と過ごせばどんどん扉は閉じる」と、人生で何をやりたいかを早く考え始め、大学生活をその土台作りに活用すべきだと述べました。その土台となる勉強とは、英語をしっかりと身につけること、社会の基本的な仕組みを理解すること、現代史を頭に入れること、と具体的に3点を挙げ、目的を達成するためには「先生も先輩も図書館も留学制度もしゃぶり尽くせ」と徹底的に大学を利用することを勧めました。

 また、心の持ち方について、大所高所から物事を見て、何にでもすぐに感心したりせずに自分で考え直す癖をつけるようアドバイスしました。

 続く質疑応答では、学生たちから海外留学について、その必要性や留学に伴う不安について助言を求める質問の手が多数挙がりました。藤崎教授は、外国語漬けになる環境に自分を押し込めることによって見出せるものがあり、機会があれば是非海外でも勉強してほしい、社会人になると時間は無い、今ある莫大な時間を有効に使ってほしい、と激励しました。

6月2日から13日にかけて「上智大学国連weeks 2014/6」を開催します

写真では女性に焦点を当てた作品が多数展示(写真提供:国連地雷対策サービス部)

写真では女性に焦点を当てた作品が多数展示(写真提供:国連地雷対策サービス部)

 本学では、6月2日から13日まで、「上智大学国連Weeks 2014/6」を開催します。国連の活動を通じて世界が直面する課題を考えることで、多様化する世界への理解を深めてもらうとともに、研究者が交流する機会を提供することを目的としています。期間中開催される催しは以下の通り。

(1) 国連地雷写真展-Women in Mine Action-

 四月にジュネーブの国連欧州本部で開催され好評を博した同展を、日本では本学を会場に実施します。「地雷除去に取り組む女性たち」をテーマに、地雷撤去活動における女性の役割や貢献を表現した作品を展示。

会期:6月2日~13日(日曜日を除く)
時間:9:30~17:00(初日は13:00~)
場所:四谷キャンパス2号館1階エントランスロビー
※予約不要、入場無料

(2) 国連中東和平国際メディア・セミナー

 中東和平問題の第一線で活躍するスピーカーによるプレゼンテーションとパネル・ディスカッションが行われます。「パレスチナ問題に関する特別情報プログラム」の一環として、国連広報局が毎年主催するセミナーで、日本での開催は今回が2回目。大学を会場として行うのは同セミナー初の試みとなります。

会期:6月9日~10日
場所:2号館17階国際会議場 ※要事前申込み
詳細はこちら

(3) 第6回「大使と話そう」(在校生対象)

 前駐米大使の藤崎一郎特別招聘教授がコーディネーターを務めるシリーズの第6回。ゲストに国連事務次長で国連大学長を務めるデイビッド・マローン氏を招き、国連の役割や国連職員の業務内容等について学生たちと対話を行います。

体育会競技ダンス部が東都大学学生競技ダンス選手権大会で準優勝に輝きました

東都大会でのフォーメーション演技

東都大会でのフォーメーション演技

 体育会競技ダンス部が昨年の全日本学生選抜競技ダンス選手権において夏の大会で5位、冬の大会で4位という好成績を獲得。さらに4月27日に開催された東都大学学生競技ダンス選手権大会では見事に準優勝に輝きました。

 競技は男女カップルで競うスタンダード4種目(ワルツ、タンゴなど)、ラテンアメリカン4種目(チャチャチャ、サンバなど)に加え、フォーメーションと呼ばれる8組のカップルが踊る合計9種目で構成。種目ごとに優勝を競うほか、総合得点によって団体戦の順位が決まります。

 競技ダンス部主将の前田典文さん(経済学部経営学科4年)に話を聞きました。

東都大会でのフォーメーション競技

 −昨年から今年にかけての好成績について

 昨年の全国大会は、当時の4年生が気迫のこもった演技で後輩の私たちを引っ張ってくれました。団体で上位を狙うには特定のカップルだけでなく、参加する8組の全員が高得点を獲得することが重要です。今回、東都大会で準優勝ができたのも、昨年に引き続き全員の技術の底上げができたからだと感じています。

昨年の全国大会にて

−練習で工夫していることは

 各カップルがそれぞれ、プロのダンスを参考にしながら、自分たちの演技をビデオに撮影して研究しています。基本的な体作りや、身体可動域の拡大を図りながら「踊り込み」を行っています。団体種目であるフォーメーションでは、チームワークを大切にしながら各自の技術を上げることで最終的に息の合った動きを目指します。一つひとつの動作、タイミング、腕の角度など細かい部分に焦点をあて、考えながら練習しています。

−今年の全国大会に向けて

 先日の東都大会の結果に手ごたえを感じています。上位入賞者として地方大会に招待される部員も増えてきました。今年度で創部50周年を迎えますが、記念の年に初の全国大会優勝を目指します。皆さん応援よろしくお願いいたします。

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