理工学部准教授(精密機械工学科)中村 太郎の開発している“動物ロボット”が、「大人の科学マガジン 別冊」(Gakken)に紹介されました。「見た目だけじゃない!動物ロボット図鑑」と題して、様々な動物を模したロボットが掲載されています。中村研究室からは、以下の4種類の動物ロボットが取り上げられました。
◎ミミズロボット
ミミズは、膨らんだり縮んだりという独特の様式で移動しています。ヘビや尺取り虫の移動のように、縦や横に幅を取らないという特徴を生かし、管内検査や内視鏡、月探査への応用に向けて研究を進めています。
◎カタツムリロボット
カタツムリは、接地面の筋肉を収縮させることで「進行波」と呼ばれる波を後ろから前へ送り移動しています。その動きを応用し、360度全方位に進め、また、本物のカタツムリのように壁や天井を移動することできるロボットを開発しています。
◎アメンボロボット
水面に浮かぶアメンボを模した、水陸両方を移動できるロボットを開発しています。水面下に岩があるような場所でも移動できることになるため、海難救助などの分野での応用が期待されています。
◎ゾウの鼻ロボット
柔軟で繊細ながら大きな力を出すこともできるゾウの鼻。中村研究室では「超冗長マニピュレータ」と呼び、伸縮可能な複数のユニットを連結することで、ゾウの鼻のような柔軟な動きを高度に制御することが可能です。
中村太郎の研究の詳細はChuoOnline「高出力人工筋肉の開発とロボットへの応用」をご覧ください。また、中村研究室のWebサイトでは、各種ロボットについて動画で見ることができます。
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