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室戸海洋深層水の恵みを、現代に生きる皆様へお届け
読売新聞大阪本社版朝刊
抜けるような青空と、コバルトブルーの太平洋が広がる高知県・室戸。およそ1200年前、この地で修行を重ねて悟りを開いた若い僧は、眼前に広がる景色から「空海」と名乗るようになった、と伝わります。
この地で1954年に創業し、自動販売機の設置・管理やダンボール製造などを手がける「タケナカ」。竹中幸市会長に、生まれ育った室戸への愛情と、深海から採取する「海洋深層水」への魅力を聞きました。
大自然に囲まれて
70年余り、ずっと自然と共に暮らしてきました。魚は釣ったり、漁師の親族からもらったり、両親が育てた米と物々交換したり。幼い頃は粗塩を紙に包んで持ち歩き、もらったトマトにかけて食べていました。自宅からは海が見えるし、出身校は水産高校。海への思い入れは人一倍強いんです。
地球の成り立ちを知る上で貴重な地層や地形が残る地域だとして、2011年には室戸市全域が「世界ジオパーク」に認定されました。岬の東岸そばには急峻(きゅうしゅん)な海底谷があり、水深300メートル余りからくみ上げた「海洋深層水」は、研究や関連製品製造に利用されています。
海洋深層水は栄養に富み、さまざまなミネラルを多く含んでいます。採取に適しているとして旧科学技術庁が室戸岬周辺を研究モデル海域に指定し、30年以上前に日本初の取水施設ができて以来、「海のミネラルを体内に取り入れ、健康に役立ててほしい」と願って取り組みを続けてきました。約20年前には大手飲料メーカーと合弁会社を作り、海洋深層水を利用したペットボトル飲料を全国のみなさんにお届けしています。
「室戸301バランスウォーター」は6月から販売した自社ブランドの製品。芝浦工業大学・福井浩二教授と「多くの健康効果が期待でき、かつ続けて摂取するのに最適な硬度」について共同研究して開発しました。現代人に不足しがちで、体内の多くのプロセスにとって重要とされるマグネシウムを多く含んでおり、私も毎日飲んで、ゴルフを毎週楽しむほどの体力を維持しています。
地元 室戸のために 私たちができること
かつて遠洋漁業で栄え、1950年代には3万人以上が住んだ室戸。だが現在の人口は約1万2000人とピーク時の4割以下になっています。
人口は減りましたが、廃校になった小学校の校舎を利用した施設「むろと廃校水族館」が人気を集めるなど、みんなが工夫しながら地域をもり立てようとしています。大好きなふるさとがさらに輝くよう、「海の恵み」海洋深層水の素晴らしさを、もっとたくさんの人たちに知ってもらいたいですね。
海洋深層水とは
一般的には水深200メートルより深いところにある海水を指す。光のない深海は水温が10度以下と低く、植物プランクトンや海藻による光合成が行われないため窒素やリンなどの栄養分が多く含まれている。人間が排出する化学物質や細菌が非常に少なく、「にがり」を作ってブレンドしたり、脱塩処理したりした製品が飲料として発売されている。