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経済産業省認定 2020年版
「グローバルニッチトップ企業100選」関西企業特集
読売新聞大阪本社版朝刊
経済産業省は、世界市場のニッチ分野で市場占有率(シェア)や競争力が高く、サプライチェーン(供給網)で重要性を増している優良企業113社を、2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」として選定しました。選定は14年3月以来2回目。デジタル経済の進展など日本企業を取り巻く環境が大きく変化する中、今回、20年版として新たに選定が行われました。いずれの企業も、現在の世界の産業を底支えするかけがえのない存在だといえます。経産省では、対象企業の知名度向上や海外展開を支援していく方針で、今後のさらなる成長も期待されます。本企画では、世界との厳しい競争を勝ち抜く注目の関西企業3社を紹介します。
物流のデジタル革新を牽引
「コンベヤ駆動用モーターローラーのトップメーカーで、世界シェア50%(※)を誇ります。独自のモーター技術と制御・ソフトウェア技術で、人材確保に悩む世界中の物流センター、生産工場の自動化に貢献しています。ソフトウェアを融合させたコンベヤブロックをつなぎ合わせて簡単に自動化ラインを作るソリューションでは、従来のコンベヤ設計と比べ、大幅に時間とコストを削減します。ソフトウェア技術を駆使したリモートメンテナンス、搬送データ分析から情報をアウトプットするICT(情報通信技術)も備え、コンベヤのデジタル革新を牽引(けんいん)する企業として注目されています。
世界トップシェアの船舶排ガス用バルブ
1902年創業の百年企業で、建築、発電、造船、各種プラントなど幅広い市場・業界にバタフライバルブを中心とした流体制御機器を提供しています。国際海事機関(IMO)による船舶排気ガスの環境規制強化の流れを受けて、国内外の船舶エンジンメーカーとの共同開発から生まれたのが「船舶排気ガス処理装置用バタフライバルブ」です。独自構造による省スペース化、高シール性能、高耐熱、高耐久性、低圧力損失を実現させ、2017年に世界で初めて主要船舶エンジンライセンサーから認証を取得しました。
安全航行を支える商船向けレーダー
1948年に世界で初めて魚群探知機の実用化に成功して以来、70年にわたり、先進かつ独創的な電子機器を提供してきました。今回選定の商船向けレーダーは、自ら電波を発射し、その反射波をとらえて物標を探知する技術により、視界不良の荒天や夜間でも、周辺の船舶や障害物を早期発見することで、安全・安心な航海を支えています。グローバルなサポート体制も評価され、2019年の世界シェアは41%を占めました。「自動運航」時代に向け、機器のデジタライゼーションによる、安全安心、快適で人と環境に優しい航海の実現に取り組んでいます。