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進化し続ける 京都産業大学の「教育力」

読売新聞大阪本社版朝刊

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設立から57年目を迎える京都産業大学。京都市の上賀茂エリアに広大なキャンパスを構え、10学部、約1万5000人がこの地で学ぶ。満足度の高い就職を実現し、あらゆる分野で活躍する人材を多数輩出してきた同大学。学長の黒坂光氏が考える京都産業大学の未来とは。現在進行中の取り組みや将来のビジョンについて聞いた。

黒坂 光(くろさか あきら)氏
京都産業大学 学長。
2020年10月、学長就任。京都大学薬学部、同大学大学院博士課程を修了。薬学博士。専門は生化学。京都産業大学では、生命科学部先端生命科学科の教授として現在も学生らの指導に当たっている。

田畑 智佳子(たばた ちかこ)氏
フリーアナウンサー。2000年、京都産業大学経済学部を卒業。NHK京都放送局でアナウンサーを務めた後、テレビやラジオなどでフリーアナウンサーとして活躍中。

将来の社会を担って立つ人材を育成する

田畑 今日は、京都産業大学の建学から現在、そして未来のお話を黒坂学長にお伺いしていきたいと思います。まずは、初代総長の荒木俊馬博士から脈々と受け継がれる「建学の精神」についてお聞かせください。

黒坂 開学当初は70年安保闘争の真っただ中で大学教育が荒廃していた時代でした。初代総長の荒木俊馬は、こんな時だからこそ京都に理想の大学を作ることを決意します。そして、混沌とした世の中において、将来の社会を担って立つ人材を育成することを建学の精神としました。

田畑 京都産業大学の名前にも建学の思いが込められているんですよね。

黒坂 そうです。「産業」の2文字に意味があります。当時の大学は、象牙の塔とも揶揄されたように社会と切り離れた存在でしたが、荒木は「大学は実社会の中にあるべきだ」と考えていました。中でも「産業」との関係が大切であり、開学当初から「産学協働」を打ち出したのです。当時においては時代を先取りした取り組みであったと思います。

田畑 では、現在に話を移しまして、これから目指す大学像や育成する学生像についてお聞かせください。

黒坂 将来の社会を担って立つ人材を育成し、大学を発展させることが、大きな目標です。しかし、その将来像は、時代によって大きく変わります。コロナ禍、エネルギーや地球温暖化など、今日の社会問題は、グローバル化、複雑化しており、細分化された分野の研究や教育では、これらを解決することは困難です。そこで本学では、社会問題をさまざまな視点で捉え、解決に導く複合的な力を持った学生を育成することを目指しています。

「ONE CAMPUS」で学部を超えた連携

田畑 中長期計画「神山STYLE2030」を創立50周年にあたる2015年に策定されました。どのような取り組みが進められているのでしょうか。

黒坂 まずは2015年から5年間を改革期として、時代のニーズに合った学部の設置と建物の改築を進めてきました。また、留学生との交流イベントや英語を中心とした外国語を用いたコミュニケーションの機会を提供するグローバルコモンズなど、今の学びに合わせた施設づくりも進めました。そして、現在は発展期に入り、教育内容の充実を図っています。まず、コロナ禍における遠隔授業やオンライン授業においても学生らがしっかりと学べる環境を整えるべく、デジタル技術を駆使した授業運営に力を入れています。
 そして、もう一つ。本学は、10の学部に所属する約1万5000人が一拠点で学んでいます。私たちは「ONE CAMPUS(ワンキャンパス)」をキャッチフレーズに掲げ、専門領域の枠組みを超えた学部間の教育と研究の連携を強化しています。また、大学が地域や社会とつながり、連携を深めていくことも同時に進めています。本学は大学名にある産業を「むすびわざ」と読み解き、神山STYLE2030では、学問とさまざまなものを「むすび」、新しい価値を生み出していくことを大学の理想像としました。発展期の5年間で理想像の達成に向けて多彩な学びを提供していく予定です。

グローバルコモンズには11言語の書籍や雑誌、DVDが並ぶ

デジタル技術を駆使し学生の学びを可視化

田畑 オンライン授業のお話も出ましたが、Society5.0時代の教育について、大学の特色ある学びやデジタル技術を活用した取り組みについて教えてください。

黒坂 大学のDX推進計画「学生の気づきと主体的な学びを促進するデータ駆動型教育の実現」が文部科学省補助事業に選定されました(関西の私立大学では6校のみ)。これは、学生の成績など点数化されるものだけでなく、日々のレポートやクラブ活動、課外活動など数値化できないものもデータベースに登録し、学生の活動を多角的に分析するものです。学生の能力や学修成果を可視化し、自身の成長した部分や足りない力を把握させ、次の課題を見つけるきっかけにしたいと考えています。教員や職員もこのデータを基に学生のサポートを行っていきます。
 一方で、「人と人」のつながり、学生同士や学生と教員といった人との結びつきも大切にしたいというのが私の強い願いです。知識や教養を身に付けるだけではなく、人間として大きな成長を遂げる大切な4年間をこの地で学び、過ごしてほしいと思います。

満足度の高い就職を実現する充実のサポート

田畑 学生の能力を可視化することは、就職サポートにもつながっていくように感じます。京都産業大学が「就職に強い」と言われる理由についてお聞きかせください。

黒坂 本学のキャリア教育は、普段の授業の中で企業と連携したり、企業の方に講師として来ていただく中で、企業の課題解決に取り組むなど社会との結び付きを重視しています。授業の中でキャリア感を醸成し、そこからインターンシップや就職活動へとつなげていく形をとっています。
 また、学生をサポートする経験豊かな進路支援スタッフが約60人と、1学年3500人規模の大学において専任スタッフの数はトップクラスだと自負しています。卒業予定者全員とコンタクトを取り、卒業後の進路把握率は100%を誇ります。「face to face」を大切に、丁寧にケアできていることの表れだと思います。

田畑 私も卒業生として、社会に出てから京都産業大学の卒業生の評判をよく耳にします。

黒坂 うれしいことに、企業の方々にお会いしますと、「京都産業大学の卒業生は柔軟で、しっかりと最後まで諦めず仕事をしてくれる」とお褒めいただきます。本学で人と出会い、学ぶことを通して、「ひたむきに最後まで諦めずにやり抜く力」が自然と身に付いていることがうれしいですね。

田畑 最後に入学を目指す受験生やその保護者、京都産業大学の活躍に期待する社会に向けてメッセージをお願いします。

黒坂 これまでに約16万人、毎年約3500人が卒業し、社会の中で個々の力を発揮してくれています。そんな卒業生たちの活躍もあり「選ばれ続ける大学」として、これからも社会に役立てる力を持つ人材を育成していきたいと思います。

私立大学で国内最大の望遠鏡を有する神山天文台

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