京都芸術大学との協定により企画された 京の伝統技術の粋を集めた工芸品

万博公式グッズ

読売新聞は、日本の伝統文化を守り、次世代に伝えるため、伝統的な技術やデザイン、美術品等を用いた2025大阪・関西万博公式ライセンス商品を制作、販売している。今年5月、京都芸術大学(京都市左京区)と締結した包括連携協定の一環として進めている、京都の伝統工芸職人らによって生み出された、ミャクミャクや万博ロゴ、デザインをあしらったビニール和傘、京提灯、京コマなど、京都の伝統に培われた工芸品の販売を開始した。

EXPO2025 Vinyl WAGASA ミャクミャク 115,500円(税込)

 150年以上続く京和傘の老舗「日吉屋」(京都市上京区)と、伝統にイノベーティブなデザインでアプローチする「Whole Love Kyoto®」(京都市左京区)とのコラボレーションで生まれた「ビニール和傘(Vinyl WAGASA)」は、使い捨てではない、サステナブルなビニール傘として話題となった。今回、万博を契機として、ミャクミャクがデザインされた、伝統と革新が融合した新たなビニール和傘を製作。

EXPO2025 京提灯 mini 公式ロゴ 6,380円(税込)

 昔のように質の高い素材を入手することが困難となり、職人が減少する中、江戸時代末期創業の「美濃利 柳瀬商店」(京都市下京区)は、素材へのこだわりと技の継承に重きを置きながら、昔からある提灯が今の時代にも合う使い方を提案している。この提灯は、一般的な提灯よりも小さいことで、室内の明かりとして置くことも、吊るすこともでき、現代のライフスタイルにあった伝統工芸の新たな楽しみ方ができる。                                                                                                                     

EXPO2025 京コマ 各2,750円(税込)

EXPO2025 京コマ Lives Inochi
EXPO2025 京コマ Lives Umi
EXPO2025 京コマLives Noyama

 木で作られる一般的なコマとは違い、竹の軸に着物の生地や布を巻き付けて作るのが京コマの特徴だ。安土桃山時代に、公家の女性たちのお座敷遊びから始まったと言われている。一度途絶えた京コマを「雀休」 3代目の中村佳之さんが復活させ、新たに世に送り出した。コマには「縁起がよく物事がうまく回る」「芯を貫く」「輪が広がる」などの意味があり、生活必需品ではないからこそ、作り手のユーモアと遊び心の詰まった伝統工芸の魅力を堪能できる。

EXPO2025 ふろしき 4,400円(税込)

 風呂敷や手ぬぐいのみならず、のれんや祭り衣装など、染め物の可能性を追求する「野村染工場」(京都市左京区)が、一枚一枚を手で染めて製作した。風呂敷は、贈り物を包んで渡し、その返礼品を包んで返すという、日本のライフスタイルの一端を担ってきた。現代では、カバンに1枚入れてエコバッグの代わりにしたり、テーブルのデコレーションに使ったりと、本来の用途とは違った使い方も増えている。

 データサイエンティストの宮田裕章・慶應義塾大学教授がプロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」シルバーパートナーの読売新聞社は、2024年5月、京都芸術大学と包括連携協定を締結し、芸術や伝統文化・工芸の発展、人材育成に協力して取り組んでいる。その一環として進める共同企画「Kyoto Stories」の元で、京都にある伝統工芸の工房に依頼して様々な工芸品を製作している。

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