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企画・制作 読売新聞社広告局
 
かわる。つながる。ささえあう。だれもが輝く優しいまちづくり
エリアマネジメントで築く出会いのコミュニティ 浜甲子園団地
中村仁美さんが、
新しいまちに生まれ変わりつつある
浜甲子園団地について、
一般社団法人まちのね浜甲子園の奥河洋介さんと
UR都市機構の玉田真悠さんにお聞きしました。
ここに来て何をしてもいいというエリアマネジメント拠点の「HAMACO:LIVING」。
住民が自らさまざまな企画を進めながら運営している
(写真は新たにエリアに入居された方へのウェルカムパーティー)
浜甲子園団地とは
浜甲子園団地は1962年に完成した西日本でも有数の大規模団地。建物の老朽化やライフスタイルの変化に伴い、2001年から建て替え事業が始まり、住棟に明るく軽快な色調やデザインを取り入れるなど、海に近いエリアの特徴を生かした新しいまちづくりが進められている。

誰もが自由に訪れ つながれる場所

中村
浜甲子園団地では新しいまちづくりが進んでいますね。
玉田
団地の建て替えによりUR賃貸住宅だけでなく、分譲マンションや医療・福祉施設を誘致しています。新旧コミュニティ活性化によるエリアの価値向上を目指すため、奥河さんが事務局長を務める「まちのね浜甲子園」がエリアマネジメントに取り組んでいます。
奥河
地域活動をマネジメントしていく仕組みづくりにチャレンジしています。新たに来られた若いファミリー層へのアプローチを私たちが行うなど、地域でサポートしあって連携しています。
中村
具体的にはどのようなエリアマネジメントをされているのですか。
奥河
例えばこの「HAMACO:LIVING」という拠点は、スタッフが常駐し、小学生が宿題をしに来たり、シニアの方が健康チェックに来られたり、若いお母さんが保育園の情報交換をするなど自由に使っていただいています。そのほか、子育ての少人数のイベントも行っており、参加した方が次は企画する側に回っていただき、活動が継続することを目指しています。
玉田
住宅地におけるエリアマネジメントの取り組みは、私たちURでも数少ない先駆的な取り組みです。世代を問わず訪れることができ、この場所に来ると誰かしらいて、にぎやかな場所になっているというのがいいですね。
中村
お父さんお母さんにとっても、子どもがここで顔見知りになった人は大丈夫という安心感は大きいと思います。
奥河
まさに、親が子どもだけで最初に行かせる外出先になっていて、安心できる大人が迎え入れてくれて、私たちもどこのお子さんかわかっていて、それとなく見守っている感じがよいと思っています。お母さんたちのコニュニティも、知り合いが参加していれば自分も参加してみようかなといった、自然なつながりがいいなという思いがあります。
中村
初めてこのまちに住むことになった若いお父さんお母さんも、近所にある保育園はどんな感じなのかなど、それだけを聞くのに来てもいいのかなと思える場所になっていると感じました。

緑道のような公園のブールバールではさまざまなイベントも開催される

健康志向のカフェ「OSAMPO BASE」のお弁当は地域外にもファンが多い

新たに入居された方の「HAMACO:LIVING」でのウェルカムパーティー

家は変わっても 愛着のあるまちへ

中村
この「HAMACO:LIVING」のほかにも「OSAMPO BASE」というベーカリーカフェがありますね。
奥河
新鮮な野菜を使用した健康志向のカフェでして、地域外からも多くの人たちに来ていただいています。
中村
近所の人もふらっと来てコーヒーが飲めて、周りの緑もきれいなのでリラックスできる場所になっていますね。それから、「HAMACO:CLASS」というコミュニティスペースもあります。
奥河
UR都市機構さんの協力で場所をお借りし、まちのね浜甲子園がさまざまな習い事教室にお貸ししするという形で運営しているスペースです。ここも、習い事教室をする場所を借りたいという地域の方の声に応えて生まれました。
中村
これらの新しい取り組みにより、街の雰囲気は大きく変わりましたか。
玉田
ハード面では、海に近いまちに合った建物の色彩を意識したり、植栽ももともとあったフェニックスや桜をそのまま活かしたりして、このまちに関わる方と一緒に皆でつくり上げてきました。そうしたなか、ファミリー層を中心に新しくまちに若い人が増えたことでにぎわいを感じますね。皆が集える緑道のような公園のブールバールでは、まちピカ大作戦などのイベントも開催され、団地の方と若い親子連れの交流も見られます。また、エリア外からも人が訪れるようになっているのも非常にうれしいですね。
奥河
建て替えによって住み方は変わっても、皆のまちへの愛着が変わらず、エリア全体がこれからどんどん良くなっていってほしいと思っています。そして、子どもたちが大きくなったとき、このまちで育ってよかったと思えるような文化が次の世代、その次の世代と、つながっていくといいなと思います。
中村
子どもたちが親になったとき、自分もこのまちで子育てをしたいと思ってもらえたら最高ですね。これからも明るい未来がありますね。ありがとうございました。